皆さん、こんにちは。国際NGO ViVID代表の蔵田です。
「将来はアフリカの貧困地域に医療を提供できる医師になりたい」という漠然な夢を抱いていた僕が「まずは『アフリカ』の貧困地域とそこで暮らす人々の生活を知りたい」という思いで、ガーナ現地NGOを介し、セイチェレを訪れたのがセイチェレ村との出会いになります。セイチェレでの滞在中、孤児院で子供たちと寝食を共にしながら現地生活を体験し、日本の大使館が建設した診療所で実習をしながら無医村における貧困地域の医療の現場を学ぶことができました。
1ヶ月という短期間の生活ではありましたが、そこでは「医者はセイチェレ住民を救えない」という教訓を得ました。
勿論、各コミュニティで、十分な医療システムが整えられ、全住民が医療にアクセスできる状態にあるということは、住民一人一人が健康で安心な日々を送られるという意味で、必要不可欠な条件です。しかしながら、アフリカの地域社会問題というのは、僕自身が想像していたよりも、多分野の課題で複雑に絡み合っていました。医療という単一的なアプローチだけでは、地域住民の生活の質を向上させることはできないと痛切に感じたのです。
そんなガーナでの体験から得られた教訓をベースにし、ViVIDを創設しました。ViVIDでは、多分野の社会課題を包括的に分析し、アプローチをかけていきます。現在の全開発プレーヤーの目標であるSDGsの共通の概念「Leave No One Behind」(誰一人、取りこぼされることなく)と、住民に主体性を持たせる「参加型」の事業の中に組み込むことで、持続可能な開発を実現していきたいと考えています。さらに、多様な分野で活動するステークホルダー同士を結びつけ、連携、共同することで、多角的な事業を実現し、多分野の課題が複雑に絡み合った地域社会問題に包括的に取り組んできいきます。
光陰矢の如し....「ガーナ・セイチェレ村に、自分らしく生きる機会を!〜農業 × 教育 × ジェンダーからの多角的アプローチ〜」と題しまして、本クラウドファンディング事業を開始し、既に3週間が経過しました。これまで皆さまからの多大なるご支援の元、クラウドファンディングを実施できていることに対し、心よりお礼申し上げます。
高い事業目標金額を設定してしまい、なかなか苦戦しておりますが、セイチェレ住民のためにも、またこれまで温かい言葉や心遣いを当団体に寄せて下さっている皆様のためにも、ViVID一同最後の最後まで全力でこの事業成功に向け頑張って参ります。引き続き温かい目で我々の活動を見守っていただければと思います。
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