2021/03/03 16:15

兼業メンバー5名、プロボノメンバー6名の合計11名の社会人の方との協働が始まりました。私の役目は11名をマネジメントすることと言われ正直できないと思いました。この兼業プロジェクトを支えてくださったNPO法人G-netの掛川さんからも、兼業メンバーは3名に絞ってくださいと言われていたのに、11名までにしか絞れず、さらにそんなにたくさんの方をマネジメントするなんて、本当に完全に無理だと思いました。毎週火曜日は兼業チーム、木曜日はプロボノチームのミーティングがありミーティングのファシリもやってみようと言われました。もう最初の方は緊張と不安でいっぱいでした。本当に多様なバックグラウンドと社会経験、スキルをお持ちの方ばかりで私なんか、と思ってしまう部分が多かったです。 


でもいつも「どういう話の流れになるか、どういう話の流れにするのか」を事前にしっかりと考えることを大切にしていました。だから毎回自分専用のアジェンダを作ってのぞみました。 

回数を重ねるごとにそんなにミーティングも緊張しなくなり、楽しめるようになったことは大きいなと思います。 

私が、兼業、プロボノの皆さんとやらせて頂いて感じたことは大きくふたつです。

 一つは「年齢は関係なく個人が大切」だということ。

 兼業プロボノメンバーは私含め学生から60代の方までいらっしゃいました。でも兼業やプロボノの方々が私が学生だからといって何か対応を変えるようなことはありませんでした。プロジェクトが始まった当初は完全に、私と社会人の方で上下の関係だと思っていました。でも今はそうは思いません。こういうと失礼かもしれませんが、横の関係になったと思います。皆さんからたくさんslackで連絡が来るのが嬉しかったし、頼っていただけるのが嬉しかったです。大学一年生のインターン生としてみるのではなく、日向風花としてみていただけるのが本当に嬉しかったです。 

ふたつ目は「11名全員が私にとってはメンターでした」ということ。

 11名の方は皆さんご自分の本業があって、その傍らこのプロジェクトに参画してくださっていました。毎週一時間という貴重な時間を割いてくださり、そのほかにも他企業に出向いて営業をしてくださったり、クラウドファンディングのことを徹底的にリサーチ分析したり。ものすごく積極的に協力していただいて感謝しかありませんでした。お仕事の合間にもおそらくこのプロジェクトのことが頭をよぎったと思います。自分のお仕事と結びつけてそのスキルや人脈を活かしてやってくださった方もいました。 だから至る所で皆さんのお仕事が垣間見えました。毎週のMTGの前にもアイスブレイクでここ一週間にあった出来事を話す時間があり、個人的にこの時間が好きでした。皆さんがどんなことをやられているのか、こんな仕事もあるのか、と具体的に見えるからです。また一緒にプロジェクトを進める中でたくさんのことを教えていただきました。毎週オンラインではあっても顔を合わせていると、その人が大切にしていること、価値観のようなものが見えてきて大変勉強になりました。

 結果的に私が11名をマネジメントできたのかはわかりません。けど、明らかなのは私の気持ちが変化したということです。兼業プロボノの人からたくさん教えてもらおう。自分にできる精一杯のことをしてたくさん怒られよう。と思っていましたが、最終的にはチームになったと感じます。11名の方はメンターでもあり、チームでもあると思いました。 ここでそのお礼を述べさせていただきます。

このプロジェクトは伊東さんと私だけでは成り立たなかったと思います。11名のみなさんが一緒になってやってくださったからです。


つづく…