6年前にはじまった、さまざまなトークゲストをお招きした夜会|マスマスカフェは鈴木さんのアイデアからはじまったもの。
横浜時代、マスマスにも何度も足を運んでいただいて、いろいろなお仕事をご一緒してきた鈴木さんから、嬉しいメッセージをいただきました。
茨城を活動も益々進化中!
鈴木さんありがとうございます!
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みなさん、こんにちは。
株式会社カゼグミの鈴木高祥と申します。初めまして。
mass×massとの出会いは、横浜で対話の場や共創デザインについて取り込もうとしていたとき。当時は、会社を辞めて、フリーターのような状況の僕は横浜で新しい価値観を生み出す場を始めたいと模索していた時期でした。右も左もわからない状況下で出会ったのが森川さんです。お互いこれから新しいことを始めていくタイミングで、よくランチをしたり、夜も集まっては、横浜で何か新しいことをしようと語っていました。横浜だけでなく神奈川をつなげるような取り組みをしようという話もしていた記憶が蘇ります。幻の昼ピクニック企画なんかも行っていたりしていました。
関係が濃くなっていったのは、毎月一回開催していったmass×mass café。入居者とのコミュニケーションの場としての機能と、横浜で新しいことを始めたいと思っている外部の人を接続するための機能を併せ持ったイベントを開こうとなり、企画から当日の進行などのサポートもさせていただきました。ただ集まるだけもいいのですが、そこはやはりちゃんと学びや対話を促すようなことがいいよねとなって、ゲストを呼んで、一緒に話す場をつくり「ゆるいけどちゃんとしている場」を目指していました。最初は少ない人数でしたが、いつの間にか告知をそんなにしなくても30人集まるような場になったのは、当時のスタッフ堀籠くんの頑張りも大きかったなと思っています。自分たちの場だけど、みんなの場。この理解が参加者に広がった時、人は集まってつながっていくんだなと実感しました。
いまとなってはオンラインですぐに場がつくれ、ファシリテーションやグラフィックファシリテーターがあたり前にいて、チェックインという挨拶の時間をちゃんと取ったりする時代。10年前は、そういったとこからゼロから考えて企画会議をしていました。
「チャレンジしあう」という場がmass×massだったと思います。社会起業家を目指す人もいれば、会社員をしながら新しいことを模索する人、様々な人がいます。そういった小さなチャレンジを見せあうことができたり、仲間内で聞くことができる場がmass×massなんだと思います。
今回のLOCAL BOOK STOREは、まさに令和の新しい挑戦を磨き合う場になるんだろうなと感じています。いまでもそうですが僕たちも様々な情報をインターネットや本から探しにいっては、仮説を立てたり自分たちの活動に応用できるんじゃないかと話し合っています。本があることで知見が広がり、mass×mass caféのような場で語り合うことで深まっていく感覚はとても尊い体験です。既にあるものからイメージを膨らませていたったり、それ新しい!と、自分たちでも想定しなかったところに話が進むのは面白いですよね。
今の自分の基準はどこか。みんなはどこをみて話しているのか。ここで出会った人で迎える未来はどこか。そんなことがずっと話ができる場が次の10年でも続くと嬉しいと思っています。
クリエイターがつながっていくのは面白いですが、デザイン業をしていなくても、どの職業にもクリエイティブな作業って必ずあると思っています。だからこそ、様々な人が自分なりのクリエイティブな発想や生きる工夫を持ち合わせることが大事。見せ方や整え方が得意なのがデザイナーですが、課題や視点の出発点はそれぞれの職業や個人特有なものからスタートすることがほとんど。その掛け合わせが次の世界を作るはずです。
この個人の課題感や視点や知見もLOCAL BOOK STOREに溜まっていくとより面白い場になりそうですよね!
場ができたら、応援にかけつけます!