【Y.O.L.K. -日本の工芸と天然素材の服-】
お洋服を大量に消費する時代ではなくなってきた、今。
1着1着をどれだけ「豊か」にできるか、考えました。
素材に絹や麻、そして職人手作りの伝統工芸漆のボタンと組み合わせるY.O.L.K.は、"Years of Living Kindly" という、コンセプトでは日本のわびさびの精神を、心に感じられる服を作ろうとしています。
Y.O.L.K.のお洋服のコンセプトを、続く文章では、手短に、ご紹介させていただきます。詳しくはウェブサイトをご覧くださいませ。
【❶ 一着一着の、豊かさを引き出すことを、考えました。】
パンツやワンピースは、それぞれ「陰陽」をテーマにした異なる柄を、表と裏にあしらうことで、リバーシブルに。表と裏で、エレガントとカジュアルさを兼ねる二色にしたり、前面と後面を入れ替えたりと、1着にたくさんの着こなし方を、提案しました。
そうして1着を豊かにすることは、少ないもの(1着)に充分さ(たくさんの着用方法)を見出すことで、現代に求められている、わびさびの精神を表現しました。
【❷ 長く着てもらうための、アフターケア】
漆のボタンは、無料でお直しさせていただきます。
職人が一つ、一つに手塗りで箔と漆をあしらったボタンは、漆の丈夫さと、その工藝技術の特性ゆえに、半永久的に、お楽しみいただけます。
そして、本社製品のボタンに、その後、キズができた場合などのお直しは、Y.O.L.K.負担で、行わせていただきますので、ご希望の方はお申し出ください。
【❸ 女性の身体を美しく見せ、保つ素材】
ブランドのコンセプトと通ずる、シルクの生地の質感の特性と、保湿効果に、着目しました。
Y.O.L.Kで積極的に使われている、絹の生地。女性の身体の豊満なところも、丸みも、くびれも、全て、美しく見せつつも上品なシルエットを演出する生地ですが、この貴重な天然繊維の効果は、実はそこにとどまりません
シルクをたっぷりと使ったお洋服は、その吸い付くような滑らかさによって身体の線を美しくみせ、さらに、女性の肌を優しく守る作用もあることでも、知られています。
シルクがなぜ乾燥対策に効果的なのでしょうか?:シルクのもとである蚕から生まれる繭は、2種類のタンパク質「セリシン」と「フィブロイン」からできています。 この2つのタンパク質に含まれる成分が乾燥対策の強い味方なのです。
(引用元:katakurasilk様の『シルクと暮らす』より )
絹のマスクコレクションは、男性、女性、共に着用可能な、
【赤】【青】【金色】【桃色】【象牙色】の、全五色。
長くなりましたが、以上、3つの価値観を、そして、日本の工芸や精神に、惹かれて作られた服とその特徴を、ここでは、ご紹介させていただきました。
【デザイナーの声】
漆芸の美しさは、谷崎純一郎が日本人の審美性を「闇が堆積するのを好む」と話したように、文字通り何層に重なる色、塗りに、奥深くから訴えかけてきます。
また、この工芸品の美しさを、もっとも理解し、愛でることができるのは、日本人の心に他ならないように、思われます。
今後、日本の優れた工芸の技術を、ファッションに取り入れていく過程の中で、少しずつ世界にもその素晴らしさ、丈夫さや使いやすさが、広がっていくことを、期待しています。
Yolkは、そのような、日本の美学や精神のエッセンスを、人々の日常に、取り入れる方法となるように、デザイン、素材共に「生命」を感じられるブランドを、目指します。
【商品のご紹介】
クラウドファンディング 早割 対象 アイテム
【『象牙』『黒炭』- 白檀塗ボタン付き絹トップス / 2色 -】
なめらかな絹生地と、白檀塗のボタンが特徴のトップスです。
【白檀塗ボタン付き絹トップス / 『象牙』 】
3箇所に、漆芸職人手塗りの伝統工芸品のボタンに使用しました。
なめらかな絹生地と、白檀塗のボタンが特徴。「白檀塗」(リンク先は黒田辰秋の白檀塗のお棗の作品です)とは、漆の上に純銀箔をのせ、さらに何層も漆を重ねた塗りをしたものです。漆の層の奥から微かに箔がひかります。銀箔と漆は、経年と共に空気を吸って変化する、「生きた」素材です。
【『紅楼』- 絹生地 二枚 重ねのワンピース - 】
ワンピース『紅楼』は二枚重ねになった、贅沢な重たさの絹生地を使用。
表の墨色の生地にはオリジナルのプリントを施しながらも、シンプルな紅色の裏地も、リバーシブルスタイルで着用可能。2色の絹の、表と裏、前と後、羽織りものとしての着用が可能な、6通りの着こなしを提案する、ワンピースです。
そのデザインには、裏と表地にのそれぞれに、日本の「陰陽」の精神を吹き込みながらも、
2通りの着こなしが可能なリバーシブル性には「わびさび」の精神、有限な材料から豊かさを引き出す、日本ならではの豊かさを、参考にしました。
【 『若草』- 絹生地をたっぷりと寄せた、ギャザーワンピース- 】
絹生地をたっぷりとギャザーすることで、通常は、しっかりとした絹の生地が寄せられたエレガントで、フォーマルな佇まい。風邪や足元の動きが加わると、たちまち、優雅に大きく広がる、贅沢なシルエットに。
【『琳りん』- リバーシブル・シルクパンツと、ワンピース - 】
絹地の慎ましい光沢と、屏風の和花が、足元にあしらわれたパンツ。江戸前期の作品『春秋草花図屏風』は伊秉綬の傑作。琳派特有の雅な花模様は、絹に印刷してこそ、楽しめるのではないかと感じられました。
パンツとワンピースを組み合わせても、足元にアクセントを持たせながらも、自然に着こなすことができます。
【『春の千鳥ヶ淵』- 深緑と桜色のハイウェスト・リバーシブルシルクパンツ- 】
【『アネモネ』- 2 WAY ワンピース - 】
【- 絹のマスク - 】
肌をいたわる、優雅な色味の、絹マスク。今後、飛行機の中など、乾燥が気になる場面でも、長くお使いいただける、上品なアイテム。優しく手洗いし、アイロンを低音で少しあてるだけで、プリーツも簡単に整うので、お手入れも、簡単。お子様からお歳上の方まで、老若男女に広くお楽しみいただける、100%絹のマスクです。
他にも、ワンピースやコートを用意させて頂きました。詳しくはリターンページをご覧くださいませ。
【終わりに】
女性の衣服の未来は、どこまでも清く、正しく、そして美しく。
日本の伝統工芸漆を、ボタンや、バッグを通じて、ファッションに取り入れるY.O.L.K.は、
その名に因み、「生命」を感じる服を作ろうとしています。
服の要所要所に使われている漆は、何層にも塗られ、磨かれる、生きた塗料であり、
色は、経年変化します。
塗りあがった後も紫外線など自然の影響をうけて漆は長い時間をかけて
ゆっくりと塗膜が固化して、透明に近づきます。これにより黒、朱、白といった色に奥深さがでてくるのです。
それは、日本の「寂び」の文化に通ずる、美しさとも言えます。
詫び錆びとは「不足のなかに心の充足をみいだそうとする意識。
閑寂な中に、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさ」であり、
今、安価で短命な商品が掃いて捨てるほど生まれてくる社会では、
そんな日本の美に対する永遠不朽のテーマが、とても尊く、感じられます。
こうしてY.O.L.K.は、生命を感じる素材とデザインを追及するものといたします。
事業者の名称 :Y.O.L.K.代表ナカネリサコ
お問い合わせ先メールアドレス: yolk.studio.official@gmail.com
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