この子は、初めの頃に書いた先天性の病気でお別れした子。
あずきちゃん
あずきは、スーパーの駐車場に箱に入れられ兄弟5匹と人間の手で捨てられた子です。
保護主さんからのSOSの電話。わからず、警察に連絡したら落し物扱いとなってしまった……このままだと、保健所に行ってしまう……助けて欲しい……
この時、当店で受け入れるのは2匹でなんとかでした。保護主さんが、頑張って他の子の保護主も移動前に保護出来た子です。
小さな小さな2匹、特に小さな子
あずきちゃんと名付けました。
ただ、もう1匹に比べて小さい子
ご飯も食べるけど大きくなかなかなりません。
いつも、鳴いて後追いしていました。とても可愛い女の子。先生にも、体重を相談、少しづつ大きくはなっていました。
ある日、御家族希望の方が兄弟で受け入れると希望があり、良かった〜とトライアル……
しかし、その晩元気がないと連絡がありました。帰っても、ご飯も食べません……小さなあずき……
100g減ると命の危険があります。必死に砂糖水やミルクを1時間おきに飲ませて。一緒に寝ます。でも、上手く飲みません。午前中、病院へ体調を崩したのかな?お白湯なら病院でしっかり飲んでお薬をもらい家に帰りました。
数時間後……ちょっと目を離した隙にあずきが、床に横たわっていました。
呼吸も、浅くチアノーゼです。
慌てて病院へ、先生へ急変を伝えます。
今でも忘れません。車を運転しながら泣き叫びました。
あずき!あずき!生きなさい!何度も何度も泣き叫びました。
チアノーゼが酷くなると人工呼吸をしました。猫の人工呼吸は初めてです。でも、空気を送らないとこの子は無理だと片手はハンドル片手であずきを持って息を入れ、心臓マッサージ
その度に、温かさが戻る体温。でもやめると冷たくなります。
多分、周りの車はびっくりしていたと思います。でも、とにかく助けたかった。
病院で一命を取り留め入院となりましたが、次の日の朝お別れとなりました。
でも、この子の最後の時間に鳴き声が聴こえました。入院して居ないとわかっているのに、
あずき!あずき!と声を出したのを覚えています。
人懐っこくて、後追いしてたあずき
小さい子で、体調も崩しやすいので良くおくるみをしていました。
私は、守ることが出来ませんでした。
私はこの小さな命を忘れる事が出来ません。
どうか、今は地盤の弱い猫カフェですが、私たちに硬い地盤があればと思います。
どうかお力添えお願いします。