みなさん、いつも応援ありがとうございます。
遺言伝道師はしトモです。
今日の活動報告は、プロジェクトのリターンのひとつにもなっているワークショップ「The Last Word~明日やってくるさよならに向けて、大切なあなたに遺す言葉を綴る~」の参加者インタビュー第5弾。
毎回、参加者の方々から素晴らしい感想をいただいているこのインタビューですが、今回も目の覚めるようなお話が盛りだくさんでした。
遺言書ってなに?
自分には関係ないものじゃないの?
そう考えている人にこそ、読んでいただきたい記事です。
◆話を聴いた人:岡本宙子(ひろこ)さん
岡本さんは、現在、東京23区内でパーティ料理やお弁当のケータリングサービスを行っています。
自らが提供した料理を通じて、集まった人々が笑顔で交流をしている。そんな光景を目にしたときに、やりがいを感じるという岡本さん。その目に「The Last Word」は、どのように映ったのでしょうか。
◆今、自分が生きているのは当たり前のことじゃない。遺言書で、大切な人への感謝を思い起こす
――岡本さんは、僕がご招待するかたちで「The Last Word」に参加していただいたんですよね。お返事いただいたとき、「私が参加していいんですか?」とおっしゃっていたのをよく覚えています。
そうなんです。実は、「The Last Word」は、知人がすでに参加していて「すごく良かった」と、すごい熱量で話していたんです。それを聞いて、「そんなに大絶賛するなんて、どんなワークショップなんだろう」って、すごく気になっていて。
その一方で、遺言書に関しては、自分に全く関係ないものだと思っていたので、そんな私が参加していいものかと感じていたんです。私には、誰かに遺すほどの財産はない。そもそも、遺す人もいない。だから、書くとしても今じゃない。そのときが来たら、参加すればいいかな、と考えていました。
だから正直、お声がけいただいて嬉しかったです。ワークショップ自体は気になりつつ、自分から「参加します」とは言いにくい心境だったので(笑)
――そうだったんですね。そういった経緯でワークショップに参加した岡本さんですが、参加してみていかがでしたか?
単刀直入に、すごく良かった! 周りの人にも「絶対行った方がいいよ!」って伝えています!
――ええ! それは嬉しい!
特に心に残っているのは、ワークです。「相続の書類」としてではなく、「大切な人への手紙」として書きましょう、という内容でした。
「明日死ぬかもしれない」と想像して、今まで歩んできた道を振り返ってみたら、もう「ありがとう」という気持ちしか出てこなかったんです。色々な人が人生に関わってくれて、助けてくれて、そうして今日の私があるんだなって、改めて気づくことができました。
――岡本さんはシェアの時間で、大切な人のひとりに、今、いっしょに仕事をしている社長さんの名を挙げていました。実は、ご家族以外の方を挙げる方は珍しかったんですよ。
そうなんですね! 私としては、お世話になった人を思い浮かべている中で、パッと顔が浮かんできて。恩返ししたいと思ったんです。
――素晴らしい! では、ワークショップを終えて、遺言書への印象は変わりましたか?
はい! 変わりました! 遺言書のイメージもそうなんですけど、普段の生活での心境の変化が大きかったです。
――おお! それはどのような?
「生きているからこそ、できることってなんだろう」という気持ちを、いつも心に抱きながら日々を過ごすようになったんです。
ワークで遺言を書いていたら、「あの人には、これだけ財産を遺したい」とか、「そのときは、こんな言葉を添えて、感謝を伝えたい」とか、「自分が最後を迎えたときに、こうありたい」というイメージが浮かんできました。そういう自分になるために、今後の人生を頑張ろう。もっともっと成長していこう。そんな気持ちになれたんです。
実際に、ワークショップが終わってから、保険のことをめちゃめちゃ調べたりもしたんですよ! 今まで「遺す人がいないから、保険もいらない」と思っていたんですけど、将来、誰かに何かを遺そうと思ったら、今から用意しないと足りていないことに気づいて。
そんな風に、ワークで思い描いたことをリアルに実現させたいと思っています!
――心境の変化だけで終わらず、実際に行動に起こしていたなんて! 感無量です……。今後、オンラインサロン「ゆい友ルーム」も開設しますが、「The Last Word」も含めて、僕たちの活動に期待することはありますか?
「ゆい友ルーム」は、ゆい友同士で普段相談しにくいことを話したり、聞けたりなどが気軽にできる空間だったらいいなと思っています。
私は「The Last Word」に参加している皆さんのシェアから、色々な視点や価値観を垣間見ることができて、たくさんの気づきをいただけました。「ゆい友ルーム」が、そういった、それぞれの考えや想いを気軽に共有できる空間だったら素敵だなと思います。
あと、「The Last Word」は、以前の私のように「遺言書は、自分には関係ない」と思っている人こそ、受けてほしいと思いました。
――それは、どのような理由で?
今回、遺言を書いてみて、改めて「自分ひとりで生きてきたわけではない」ということに気づくことができました。でも、「遺言書って関係ない」って思っていた頃は、そう考えたことがなかった。もっと言えば、「関係ない」って思っている時点で、こうして生きていることを「当たり前」と思っていたのかもしれません。でも、そうじゃないんですよね。今まで色々な人が私を助けてくれて、ここまで生きてこられたんですから。
私は、「The Last Word」に参加して、そんな心境の変化を得られたことが、本当に良かったと思っています。だから、「遺言書は関係ない」と考えている人がいたら「はしトモ先生のワークショップに行ってみて」って、力いっぱいおすすめしたいです。
――ぜひぜひ! おすすめしてください! 岡本さん、素敵な感想をありがとうございました!
◆「生きているからこそできること」を考えさせられるワークショップ
ワークで思い描いた自分の未来に向かって、具体的に行動を起こした岡本さん。話を聞いていた僕の方が、胸を打たれ、考えさせられてしまった、深い内容のインタビューになりました!
自分を見つめ直し、大切な存在への想いを馳せることができるワークショップ「The Last Word~明日やってくるさよならに向けて、大切なあなたに遺す言葉を綴る~」。ぜひ、参加してみて!