直志さんには、全国各地から「ファンレター」が届きます。・・・住所・・・「先祖になる」の家　で、　届きます。郵便屋さん、ありがとう！直志さんも、お返事を書きます。直志さんの手元にはいつでもお返事が書けるように鉛筆や筆ペンが準備されています。さて・・・直志さんが自力再建したおうちの周りには、お店はありません病院もありませんもちろん郵便ポストもありません以前はバイクに乗って高田の町までお出かけできましたが最近は危ないのでバイクはやめているそうです（トラクターでお出かけするそうです！）トラクターで、郵便を出しに行くのも難儀なことだ・・・と剛さんが、直志さんのおうちの近くの電信柱にポストをくくりつけ、直志さん専用の郵便ポストにしちゃいました。・・・郵便局との攻防はあったそうですが最終的には剛さんの勝ち（笑）直志さん専用ポストとして、認めてもらったそうです！直志さんが郵便をいれると「有」の札にして、郵便屋さんが回収してくれるそうです。郵便屋さん、ありがとう！全国の直志さんファンのみなさんに、お返事が届きます！！！津波で家が流されたら、また建てればいい。ポストがなければ、作ればいい。震災の年、4月。支援してくださる方が「何が欲しいですか？」と聞いたら直志さんは「野菜のタネが欲しい」と言ったそうです。映画でも、津波で流れ着いたタネをまいているシーンがあります。生きるために何をするか？そんなことを考えさせらます。。。きっと、トークのときも、ポストを作った話が出るかな？ZOOM参加のみなさま、ぜひ、ポストのお話しをリクエストしてみてくださいね。

「先祖になる」この映画が出来るきっかけ・はじまりは、登米市東和町鱒淵なのです。旧鱒淵小学校の体育館を活動拠点として使わせていただいていたRQ市民災害救援センターに池谷監督が被災地の様子を聞きにいらして、その前日に陸前高田の様子を見てきた私が、監督にその様子をお伝えしたのがきっかけなのです。その当時、鱒淵や、ほかにもいくつかの地域で、沿岸地域の支援をするためにボランティア団体がその活動拠点を置いたのが登米市です。そのようなことも登米のみなさまにお伝えしたい。その当時、よそ者なボランティアたちを暖かく迎えてくれて支えてくださった鱒淵のみなさんの事をもっともっと知ってほしい。そんな思いもあります。ぜひ、映画をみていただき・・・監督と直志さん達のトークも聞いていただき、沿岸地域を支えた登米市の底力にも思いをはせていただけたら幸いです。（写真は当時の鱒淵小学校体育館での活動の様子です）

陸前高田の直志さんのお宅に、今回、オンライン配信を担当させていただくご挨拶に伺いました。私、足立は5年ぶり？コンテナおおあみのスタッフ、大友は、震災後初めての陸前高田です。大きな山を切り拓いた宅地造成も終わり、気仙沼からの三陸道がつながり、気仙の町に入ると盛り土されて、すっかり新しい町の様子に、びっくりしました。剛さんからの電話でのナビで、直志さんのお宅に到着。震災から10年。先祖になる直志さんは、その上を行く妖怪にでもなりたいものだ、という独特の言い回しで、今の思いをお話ししてくださいました。（この内容は3月13日のトークでもお話しすると思いますのでここでは、内緒にしますね）さて、今回の訪問の目的のひとつ。クラウドファンディングのリターンとして、直志さんのサイン入りグッズを・・・と、構想はしていたのですが、具体的なお打合せがまだなのでした。ということで、2時間ぐらいあれこれお話ししたあとようやく本題です。「クラウドファンディングでね、私たちの活動に応援してくださっている方たちに直志さんの直筆入りグッズをプレゼントしたいの」と、おもむろに、手元にある筆ペンでしたためて・・・ん？あれ？夢？愛？ん？？？直志さんもあれ？心配しないでください。ちゃんと、書き直してくださいましたよ。この文字を、一文字ずつ焼き印にして、奇跡の一本松のコースターを手掛けた村上製材所さま製作のコースターに、焼き印を押したものを、セットにしてリターンの商品とさせていただきます。（発送は3月中旬以降になるかと思いますが、お楽しみにお待ちください！）

今回、オンライン上映会をするにあたって、当日のトークのオンライン配信を担当するのは、登米市内でドローン撮影やYouTubeでの情報発信といえばこの人！浅井さん。また、インターネットでのチケット販売を担当するのは、弊社（コンテナおおあみ・とめタウンネット）スタッフの大友。この二人が、池谷監督と連日連夜メッセンジャーで連絡を取り合い、準備にあたっています。神戸と、登米と、離れていること。監督のこだわりに応えられなかったり、あるいは浅井さんや大友のITを駆使してきた者としての提案など、同時に顔を合わせてお話しすればすぐに解決できるかもしれないことも、それぞれの生活のリズムが違うため、メッセンジャーで時間差でのやり取りが繰り返されました。傍から見ていて、なかなかオンラインチケットの販売サイトが完成しなかったり、オンライン配信の方法が決まらなかったり、、、と、ハラハラしていた或る日、監督からバレンタインのチョコレートが贈られてきました。私と大友宛に。「浅井さんにもよかったら差し上げてください」のメモも。浅井さんに連絡をして、仕事帰りにコンテナおおあみに寄ってもらって、みんなで（うちの社長もお相伴に預かりました）仲良く分けていただきました！う～ん、強面の監督ですが、ホントは優しいんですよね～。このチョコレート効果なのか、チケット販売サイトも完成。やったね、監督。どうもありがとう！！！

『先祖になる』の主人公、佐藤直志さんは「木こり」です。自分が死んだら山へ帰る、と、思っています。山へ帰り『先祖になる』のだ、と、言います。その、直志さんが帰る山は、自宅のすぐ裏手の「裏山」です。スクリーンでは、とても奥深い山のようなイメージですが、実際はそうでもなく、自宅の後ろに張り付いている「裏山」のていです。山が身近にあるのです。※『先祖になる』には、津波とか、海とかの描写はありません。木こりの直志さんの鮮やかなチェンソーづかいにフォーカスされいる映画、です。昨年の夏、私は山へ入り、間伐材を集める、というお仕事をしました。山には持ち主がいること。持ち主は、山を維持するために、木を切っていること。切った木は、売れるものもあれば、売れずに、山の中に放置され朽ちてしまうものも多くあること。など、直志さんだったら当たり前の事なんでしょうが、私にとっては、初めて知ることばかりでした。山を守る。豊かな山が豊かな海を育む。直志さんの世界観を少しだけですが、体感しました。写真は、私が今お世話になっている、コンテナおおあみ・とめタウンネットの代表と、私の同僚、です。