今回リリース予定の曲「空を知らないサカナ」
歌詞の世界観がとても共感できる、というお言葉をたくさんいただきます。
実はこの曲には、きれいなメロディラインに
あえて「ネガティヴ」な歌詞をつけた、というこだわりがあります。
美しいメロディで、ネガティヴな感情を浄化できたら・・・
そんな想いで創りました。
おそらく、この世界観に共感していただけるというのは
きっと誰にも、そのネガティヴな抱えている感情があるからかな、と思っています。
そしてそして、当初この曲のタイトルはなんと。
「ヘドロ」
20年くらいこのタイトルで歌っていました(笑)
今回リリースすることになり、さすがにヘドロは・・・ちょっと・・・
ということで、現在のタイトルになった次第です。
「歌詞を教えて欲しい」
というお声をいただきますので、ここにシェアします!
「空を知らないサカナ」
汚れた水辺は元には戻らないし
サカナは空さえ見ることもできない
知らずに済むならそれでもいいものを
飛び出す力は無駄な波紋になった
朝日は色づきをはじめて
新しい青空予感させている
あたしに日の射す日は来るのだろうか
気怠く泳げるサカナのまま生きていくのか
昨日をがむしゃらに守りたくて
傷つけた人は今何処へ
言えなかった言葉を丸め込んで
この空に放り投げてみたい
汚れた水辺に水草が咲いてる
ここから動けないのが気の毒で
素手でむしって ふと 周りを見渡せば
綺麗な水辺なんてどこにもない
通りすがりのあたしのような者に
くだらない同情によって傷つけられた
思い上がりの作り笑いの後ろで
醜い姿を隠していた
明日を果てしなく破りたくて
優しい人を笑ってみせた
綺麗な言葉だけ並べ立てて
口先で繰り返すだけ
私は見えてない 汚れてなんてない
探すのはやめよう もう ずっと
ありのまま晒せなくて
差し伸べられる手を拒んでみせた
あたしはまだ空を知らないサカナ
そしてまた 夢を見ているだけ