今回は、僧侶・お寺向けのページについて、概要を執筆メンバーの一人、伊藤礼子さんより、紹介してもらいます。伊藤礼子さんは、リヴオンのファシリテーター連続講座の3期修了生であり、生まれた山形のお寺で、現在つとめています。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・伊藤礼子さんこのプロジェクトですでに、お伝えしていますが、新型コロナの影響下で、お別れが十分にできない、亡くしたことを実感できない、悲しむことさえ始められないということが起きています。僧侶・お寺の皆さんもこの状況の中で、どうしたら良いのか、どんなことができるのかと戸惑っているかもしれません。しかし今だからこそ、僧侶やお寺が担える役割があるのではないかと感じています。僧侶・お寺向けのページでは、その背中をそっと押すような一助をお届けできたらと思います。例えば「私が原因なのでは」「あの時こうしていれば」と罪悪感や後悔を抱えているご遺族と、どう一緒にあれるでしょうか。「あなたのせいじゃないですよ」というお声がけ(言葉)は、その方を支えることになるでしょうか。おそらく大切なのは、「そう思うのですね」と、、まず苦しみは苦しみのままに、まなざしを向けることではないかと感じています。自分を責める気持ち、後悔、ぶつけどころのない想い。その根っこにあるであろう「守りたかった」という願いも、そのままに、大切に聴いていく。ご遺族にとって苦しみをそのままに表すことのできる相手、「どうして」と問いかけができるお寺という場として、僧侶やお寺ははりつめた気持ちをふっと和らげることのできる存在かもしれません。私もあなたも、そもそも苦しみを抱えて生きていて「どのような亡くし方をしても、大切な人を亡くしたということに変わりはありません」と等しくいのちを大切にするあり方が支えにつながっていくのではないでしょうか。また、亡き人とのつながりを支える日本仏教のあり様は、急につながりが断たれたように感じているご遺族にとって、きっと力となると思います。このページでは、新型コロナの影響下で集まりにくい状況がある中で、ご遺族に提案できること(オンラインでの法要)、新型コロナの葬送儀礼ガイドラインの紹介もしています。すでに直面されている状況に対し、様々に工夫を重ね、新たなことを試みている方も多くいらっしゃるかもしれませんが、今、どうしていけばよいかを、悩みながらも共に考え、歩んでいけたらと。このページが、そのはじめの一歩の支えとなればと願っています。伊藤 礼子(僧侶・寺院向けページ担当執筆者)・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・【リターンの追加】そして!ニュースです。伊藤さんと、ファシリテーター養成講座同期生の早坂宏香(正壽寺)さんが、今回新たなリターンを提供してくださいました。早坂さんご自身が描かれた、クリアファイルや、選べるポストカードなど。こちらもぜひご確認ください★