なぁ、、、。子供にパソコン教えるボランティアできます?
もう4年ほど前でしょうか?
20年ほど前、自分で初めての店を持ったころお世話になった事務機器会社(今は独立されている)の方から、急に連絡がありました。
先様「名張なんやけど?」
私「名張ですかー・・・」
当時、僕は滋賀県の草津市に住んでいて、名張はかなり遠いエリアでした。
ひとまず、このボランティア事業主催の方にお話を聞いたところ
主催者「ひとり親家庭のこどもさんたちでな。前の先生が投げ出してしまって、子供たちがかわいそうやねん」
私「わかりました!なんとかします!」
ひとり親ってね、そうでないとわからんことも多いんです
私は子供のころから母一人、子二人で育った、ひとり親家庭っ子だったりします。
特に大変だとか、苦労しているとか、いちいちそんなことを言いませんが
高校生の時に照明の部品を1つ、25銭(0.25円)で作るという内職を手伝っていました。
早朝(豆腐店)、朝昼(スーパー)、夜(居酒屋)といくつもの仕事を掛け持ちして働いてる母親を多少でも助けるためです。
ですから、そういう家庭環境でなければ、ひとり親支援事業を引き受けしなかったと思います。
そうやって、名張と縁を深めていく
現地のパソコンインストラクターの協力得て、事業を立て直し、試行錯誤を続けました。
2年目には学習塾向けにオンライン指導のシステムを販売されている企業さんとコラボしたりしながら、「オンライン家庭教師」と銘打って、当時では全国的にも珍しい取り組みもスタートしました。
3年目は運営コスト削減を図るため、独自システムに切り替え、情報教育学部の大学生さんに先生になってもらいました。
そんな、ひとり親家庭向けの支援事業を監督してくださっているメンバーの中にakeruto共同運営者の社長様がいらっしゃたわけです。
こどもは成長して大人になるのです
4年前、小学6年生だった子はもう高校生になりました。そして、次々と時間が経てば大人になります。当たり前です。
ある人は「名張にはニーズない」「出て行ってきり帰ってこない」とおっしゃいました。
「あー、そうか・・・あきらめているんだな」と思いました。
でも本当にそうやってあきらめていいんでしょうか
いま、キッズ向けのプログラミング事業も行っていますが、才能のある子たちはたくさんいます。世界中どこでもできる仕事も増えていくはずです。
今、10歳の子が10年後大学生になって「学生起業をするんだ。名張でやるんだ!」ってなるように、そしてさらに10年後、私の事業を引き継いでもらえればなんて思っています。
akerutoは、移住や新規事業で新しい世界への”扉を開ける”のイメージが強いですが、私にとっては地域低迷の”夜が明けて”、そして新しい世代の”幕が開ける”という意味も持たせています。
20代は夢を語り、30代は走り、40代は形を作り、50代は若い世代に託して、次の新しい何かに行けばいいとそう思ったりするわけです。