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さて、コルポナは若いメンバーが集っていることもあり、しばしば議論をすることがあります。
以下は、ある日の様子です。
改めて、コルポナらしさを追求していく上で振り返ってみました。ぜひお読みいただけたら幸いです。
メンバー同士の飲み会の最中、ふとこんな問いが投げかけれられました。ほろ酔い気分に包まれるなかこれが探求の旅の号砲となりました。「学問とは、国際協力とは、コルポナとはなにか?」
哲学とは、学問とは
学問的な定義はさておき、「哲学」とはあらゆる学問の源流であり、知の営みそのものです。そして一方で「思想」とは、主観的な意見が組み合わされた知の活用であると考えます。どちらが欠けても学問の発展は停滞してしまいます。双方が絶妙に組み合わさることで、学問の発展に寄与しているはずです。
そしてこれらに刺激をうけた学問が目指すものは「未来」を見ることです。歴史学や考古学など一見過去に目を向けたように見える学問でも、それは過去を理解することで人類や地球の未来を見ようとする営みが存在します。つまり、「あらゆる学問は「未来」を見据えているのではないか?」という結論に至りました。すると学問の世界にいる私たちもおのずと未来を探求していることになるでしょう。
国際協力とは
そこから議論は移り(酔っていたため詳細が飛んでいるのが悔しいところです。)次に国際協力とは何だろうという話題になりました。これまもた長い時間をかけてメンバーそれぞれが考え続けているものです。答えは人それぞれのものがあるとは思いますが、私たちの答えは「想像」でした。
共に安心して暮らせる社会を形成していくための第一歩は、自分以外の何かに寄り添うこと、つまり「想像」することからはじまります。
理性によって他者(モノも含め)を想像することが、他者と資源や空間を分け合って生きていくことが必要だという気付きを与えてくれます。こうした営みはあらゆるレベルで行われるべきであり、最終的にはその行動の集合が地球の未来を決定づけていきます。たとえどんなに小さなことでも、意味がないことは決してありません。ごみをひとつ減らすことでも、友人にあいさつをすることにも大きな意味があります。
それらの行動はすべて他者や未来を「想像」することからはじまることになります。そしてこれが積み重なり、ある分野において「創造」が生まれたところを、国際協力というのでははないでしょうか。
だから国際協力は「想像」からはじまると思っています。倫理とも訳すことができるかもしれません。そして、その想像が他者との共存の礎となり、社会を社会たらしめる要素となっていくはずです。
国際協力から国際想像力へ
「想像」ができるようになったとき、実はすでに国際協力の大事な一歩目を踏み出しているのかもしれません。国際協力をここではより明確にするために「国際想像力」と呼びましょう。
国際協力はこれまでアクションから始動することがよくありました。そのアクションの意味を後付けするように国際協力という概念が使用されることが多い気がしています。しかし重要なのは、まず初めに想像を行うこと。私たちの先にいる誰かを想像し、何ができるかを想像し、そこでアクションしている自分を想像することが大切なのです。私たちコルポナも、想像力から国際協力というアクションへ向かうことを大切にしています。だからこそ「国際想像力」という言葉をあえて使うことにします。
そしてコルポナは、研究・学問分野の経験を生かした客観的な知の探求(哲学)と、現場での葛藤を経験してきたことによる国際協力への自省(思想)を追及することで未来を見据え、「想像」を社会へ、未来へ伝播させていくことを目指しています。
これこそが私たちが「コルポナ(想像)」たる所以です。