2017/09/01 20:53

展覧会の会期中に、ワークショップを複数回開催してほしいとの要望をいただきました。

游刻に親しんでいただく絶好の機会ですので材料を揃えました。

自分の仕事場ではカーボンコピー機を使ってカーボンがタップリ濃くついた原稿をつくり、
それを溶剤で印面に転写するのですが、現地でそのような設備があるか不明なうえに
事務所の機器を占有することになるため、別の方法を使って印面作りができるようにしました。

 

 

今回のワークショップに使用する印材は、23㎜角と18㎜角の二種類ですので、
それぞれの印面の大きさを印刷した名刺サイズのトレーシングペーパーを大量に用意しました。
これに彫りたい文字を書いたものをカーボン紙を貼りつけた印面に伏せて、
裏からなぞることで原稿が印面に転写されるという方法です。

トレーシングペーパーにそれぞれのサイズの枠を印刷するために
いったんテンプレートを自製してA4サイズの原稿を作成し、

それをトレーシングペーパーに印刷後に名刺サイズにカットしました。

 

 

印面サイズの幅にカットしたトレーシングペーパーも一緒にして箱に入れ、
ワークショップの準備は完了。