ここ東北は石巻でもやっと桜の花がひとつ、ふたつと開きはじめました。もうすぐ春ですね。写真家の平井慶祐です。ついに1年越しで製作していた写真集「10年の幸福写真」が無事完成し、昨日クラウドファンディングで応援してくださった方々に向けての発送が完了しました!!出版日である4月2日より先にお手元に届くことになるかと思います(先日の地震の影響で配送が一部遅れる場合があるかもしれませんが)どうか配送中に事故なく無事に届いてくれることを祈っています。改めてまだカタチの無かったこの写真集をそのコンセプトや想いに共感して1年も前に予約、応援してくださったことが金銭的にも、気持ち的にもどれだけ心強かったことか。心から、心から感謝しています。本当にありがとうございました。当初の予定よりもページ数が増え、印刷用紙も日本製紙石巻工場で生産された紙にこだわった結果なんとも原価率の悪い写真集になってはしまいましたが、石巻に居着いた写真家とご近所さんでつくった幸福を願う写真集です。震災から10年が経ち、11年目に「いつ?」「どこで?」「誰と撮りたい?」という問いに、記念写真という形で写ってくれた40組516人の人たちの、平凡だけど特別な人生のワンシーンを詰め込んだこの写真集。読んでくれたみなさんにもあったかいものが伝わったらいいなぁと思います。そして、写真集を受け取ってみなさんが、幸福であって欲しい、それが10年の幸福写真実行委員会みんなの願いです。ぜひ読後の感想をこちらから送ってくださいね。どうぞよろしくお願いします。感想フォームhttps://forms.gle/wvboEaohioXWt5kp6写真家 平井慶祐
311 の付いた活動報告
ご支援頂いている皆さま本当に本当にありがとうございます!10年の幸福写真実行委員のきみです♪3月6日からいよいよ写真展が始まっています!スタッフのユニフォームは綿入り半纏(石巻弁では「どんぶく」)でお出迎え♪写真展の会場では10年分の写真が大小合わせて約3000枚以上展示されていて、初日から多くの方に来場頂いています。「あなたの写っている写真があればお持ち帰りいただけます」コーナーでは、自分や友人、ご近所さんが写っている写真が無いか?真剣に探す姿が朝から晩まで続き、予想以上に多くの方に写真を届けることができています。飾りきれない写真はアルバムの中に10年前の2人が写真展会場で偶然の再会新聞で写真展を知ったという当時ボランティアでお家の片付けをお手伝いしたお母さんには、泥出し後のお父さんとのツーショットを手渡すことができました。約10年前のボランティアの名刺を大切に持っていてくれました見つかった時には大きな歓声が上がった一枚2012年の8月12日に家族写真の中で嫌がって大泣きしていた当時小学生2年生の男子は中学校の卒業式を終えたその足でお母さんと一緒に写真展に来てくれ記念撮影も♪大泣きしている家族写真の前で身長はすっかり抜かされていました「ご近所さん、足悪くして来れないだろうから持っていってあげてもいい?」「このおばあさんの写真、家族が欲しがるだろうから持っていくわ」と言って写真のデリバリーを買って出てくれる方もいます。そして受け取った写真を手に、翌日会場に来てくれてまた同級生の写真を「来週会いに行って届けるから!」と持っていってくれたりもしています。そんなみなさんと笑ったり泣いたり昔話に花を咲かせたりする幸せな時間が何より嬉しく感じています。火曜日の休館日を挟んで写真展の会期は残り5日間。ひきつづきこの挑戦を応援&広めて頂けたら嬉しいです♪またレポートさせていただきますね♪【メディア掲載情報】---------------------『石巻に移住した写真家が展示会』NHK 東北のニュースhttps://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20210306/6000013826.html石巻かほく オンライン記事https://kahoku.news/articles/20210303khn000022.html震災10年、写真で振り返る 写真見つけた今村虹さんhttps://www.47news.jp/news/5943444.html---------------------