2021/04/21 10:50

名古屋市北区でネグレクト虐待と思われる案件が発生しました。

飼い主より1件のメールが深夜に入り、愛護センターと連携して朝からすぐ動きはじめました。

スタッフが次々と集まってくれて男性スタッフが1人と女性スタッフ3人で現場近くに集合して向かいました。

現場に到着したら地獄絵図でした。

死亡

すでにケージ内で死亡している子もいて、2頭は血を吐き反応が殆どありません。

まずは用意したフードボールにブドウ糖入りのお水をあげようとしたら、あっという間に血の海になりました。

お水を1か月近く貰っていないようでケージに入ったままの子達は死亡していたり、弱っています。

亡くなった子も脱水により衰弱死したと思われます

今まで色々な場所に保護依頼をかけていたそうですが詳細は分かりません。

ケージの中にいた子達はどれだけの『助けて...』を飼い主に懇願し訴えた事でしょう。

亡くなった1頭は当会で丁重に葬儀をあげました。

ごめんね。非力でごめんね。

よく頑張ったね、と何度も伝えて見送りました。

他に緊急のレスキューが山積みだった中、スタッフ皆で必死に動いていたのに、飼い主から言われた言葉は『早く助けに来てくれれば助かったのに』と平気で私達を責めるような口ぶりで。

貴方の猫でしょ!昨日聞いて私達はすぐに来ましたよ!他に方法はあったはずなのに、と飼い主に話しながらもスタッフ達も怒りも涙も堪えてケージに入れました。

現在、愛護センターと警察にも通報していますがその地域で、他にも事件が多発しており警察は殆ど動けないそうです。

私達は犬専門のレスキュー団体で本日も午前、午後を合わせて数十頭を保護しています。

それでも、犬だけに絞っている訳にはいかず、こういう案件は次々とあります。

犬さえも協力団体の皆さんと助け合って保護していますが既にキャパオーバーになっています。

現在も状態の悪い子は近くの協力病院の先生に緊急で診ていただいています。

ICUに入った子達は当会で出来る限りの治療させていただきます。

比較的元気な子でも風邪をひいています。

どうか、この子達に未来を下さい。


猫ちゃんの保護団体の皆さまへこの子達の保護を呼びかけさせていただきました。