クラウドファンディングのページを読んだ方から寄せられた質問とその回答を、みなさまにもお伝えいたします。
—どうしてソウレッジは、緊急避妊薬を無償提供するためのプロジェクトを行なっているのか?
ソウレッジは、
「性教育の最初の一歩を届ける」をミッションにかかげている団体です。
その活動の中で、
色んな背景を持つ未成年の方と話をして性教育を届けてきましたが、
性知識があっても、それをなかなか行動に移せない子が多い、ということを知りました。
そして、なかなか行動に移せない理由を、さらに踏み込んで調べていくと、
親に頼れない、お金がない、恥ずかしいという気持ちが強い、
ということが原因でなかなか言い出せない現状があるからだとわかりました。
・生理痛がつらくて低容量ピルを試してみたいけど、お金がないし、親に言っても我慢しなさいと言われちゃって、どうしようもできない。
・私が低容量ピルを飲んでるからってパートナーがコンドームをつけてくれない。コンドームをつけないと性感染症の予防はできないって知ってるのに、嫌われたら嫌だからなかなか言えない・・・。
・昨日の性行為はコンドームをつけずにただ膣外射精しただけだから、当然妊娠の可能性はあるのに、お金がないし、病院でなんて言われるかわからないから緊急避妊薬をもらいにいけない、どうしよう・・・。
このように、性知識はあっても、それをなかなか行動に移せない子が多い、という現状を変えたい。
どんな背景の子でも、困っている時にたどり着けるような場所を作りたい。
そしてそこからさらに性知識を深めてもらい、
性に関することは恥ずかしいことではないし、
性に関することで困った時に頼れる場所もあるんだということを伝えたい。
もっと言えば、
「避妊をできない人とは自分から別れられるようになりました」のような、
知識だけじゃなくて勇気も届けられる活動がしたい。
そんな想いを形にする一歩目として、
緊急避妊薬を無償提供する、という今回のプロジェクトを行うことを決めました。