え?なぜ会社員がメンバーにいるのかって?
今回の活動報告では、一般的な会社員がラボっこねくとに参加し研究業界を変えたいと思った経緯をお話します。
私が人生のモットーにしていることは"可能性を最大限活かす事"です。
人には才能や素質といったものがありますが、それは環境によって大きく左右されてしまいます。
「学校では教えてくれない」とか「知られざる〇〇の本当の意味」といったタイトルの動画や記事がよくありますよね。
あれって内容の如何に関わらず、無意識に『一部の人にしか知られていない知識がある。』『自分が知っている事は偏った知識なのかもしれない』のようなたいていの人が感じてしまう心理に働きかけた注意の引きつけ方になります。
私はこのようなやり口がすごく嫌いです。なぜなら、その背景はインターネットが当たり前になったこの時代にまだ閉鎖的な情報が存在するという事であり、それはつまり誰かが活躍する可能性や機会が失われていると感じるからです。
正しいやり方で必要な情報が届いていれば、誰もが同じ結果を出せ、それに才能や素質がかけ合わされば最高な結果が出ると私は信じています。
実は、私は私立文系大学卒業であり、研究にも大学院にも大して関わったことがありません。だから、大学院に行く為には何が必要で、どんな試験があるのかとか全く知りませんでした。
ある日、代表の山﨑から研究中の苦難を聞かされました。それは新しい研究をするためには、時に専門外の知識が多く必要となる事です。例えば、太陽の観測には観測装置の細かな設計を必要とするのですが、それは工学部系の専門らしく、もし隣にその専門の大学院生や研究者がいれば何倍も効率的に開発ができるという話でした。
その話を聞いた私は純粋に不思議で仕方ありませんでした。
企業であれば部署が複数存在し、資格を必要とする仕事にはその専門の人が居て、お互いが自分に必要とされる役割を果たす。そんな事が当たり前の私には、研究室という組織がとても歪に見えました。
更に不思議な事には、大学院を目指す時に一括して情報を得られるサイト(就活で言えばリクナビやマイナビとか)が存在しない。通っている大学の研究室に入る場合は教授と直接コンタクトを取り、他大学の研究室に入る場合は大学ごとに開催される説明会に参加すると言うのです。もちろん他にも情報収集の方法はあるのでしょうが、就活と比べ圧倒的に限定され院生の声も反映されていない情報が大半になる様に感じました。
日本の未来を作る「研究」を行う人たちの環境が、そんな未来の無い環境でいいはずが無い。もっと研究を志す人たちの可能性は活かされるべきだと思い、この度私はラボっこねくとのメンバーになりました!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
会社員の傍にはなりますが、少しでも研究や大学院進学をする人たちの環境がインタラクティブになるように尽力して参ります。
今後ともラボっこねくとへのご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。