「べんてん!」に登場するメインヒロイン
高島 マキノ
物語が形として見えてきた時に思ったのが「登場人物が多い!」でした、
まぁ教科書にしたのが宮藤官九郎さんの脚本の作品なんで………。
登場人物数も考えずに描き進め、滋賀編と東京・横浜編合わせて
35名くらいに膨れ上がり。(ゲスト枠入れるともっと増えるかも)
で、問題になったのが「誰がヒロイン問題」です
全ての登場人物に物語がありそれを描くと膨大な話数になります、視線もあちらこちらのばらけてしいますね。そこでヒロインのマキノに求めたのが「打たれ強く、周りを引き寄せる力」でした。いうならば「空気感」のようなものです。
空気というとあまりいい印象は無いかもしれないですが、そんなことはありません、
実際に空気が無い世界を想像してみてください、死んじゃいますよね。目立たない、見えないけど命を育んでくれている大切な存在です。マキノという大気の中でそれぞれを演じてもらおうと思いました。
時折あさひが「マキノの周りにはいい空気が流れている」と表現しますが、それはきっと……が……だからです。(まだ言えね〜)
今後、他の登場人物にスポットが当たっていきます、その行動はすべてマキノの人生と関わりがあり、主演女優でありながら、名脇役でもある感じで進みます。
モデルは特に無いのですが、あまちゃんのヒロイン「天野アキ」が近いかもしれません。
さて 高島マキノの名前の由来ですが、メタセコイヤ並木や海津の桜で有名な。
【滋賀県 高島市 マキノ町】
滋賀県北部に位置し、自然豊かで田園風景と竹生島を西側から見ることができる町です。
SNSなどでさらに有名になったメタセコ並木(マキノピックランド)。その奥にはマキノスキー場があり、ちょっと足をのばすとキャンプ場や水泳場もありで、肌でサーフ&スノーを体験できる場所です。(おお!リアルユーミン)ちなみにメタセコの雪景色は懐かしの冬ソナですわ。
そうそう、マキノだけカタカナ表記ですが、マキノ町がカタカナ表記なので作品で採用しました。昭和の時代にはカタカナの町名が2つしかなく「北海道のニセコ」と「滋賀のマキノ」だけでした、現在ではカタカナ地名が増えているみたいですね。
このマキノ町、じつは大正ロマン的な話があって……。
スキー場の話をしましたが、大正時代には大津港から船に乗ってマキノ町でスキーするという、びっくり仰天なレジャーがあったそうです。
夜に大津を出て、朝にはマキノ到着だったそうです、なんとも優雅な話ではないですか。私が20代のころ、スキーに行くためのシュプール号と列車がありましたが、それの船版です、優雅や〜ン、ロマンや〜ン。
詳しくはこちらへ→マキノ町観光案内