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ココカラはじめよう!一人暮らしトレーニング

私達は「NPO法人 新潟市精神障害者自助グループ ココカラ」と言います。これは、精神疾患を持つ方で、もうすぐ退院する方・実家暮らしがつらい方・一時的に家族と離れたい方で、一人暮らしに自信が持てず、どこを拠点に生活するのか悩んでいる方を応援するプロジェクトです。

現在の支援総額

1,170,000

117%

目標金額は1,000,000円

支援者数

51

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/03/08に募集を開始し、 51人の支援により 1,170,000円の資金を集め、 2021/04/30に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,170,000

117%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数51

このプロジェクトは、2021/03/08に募集を開始し、 51人の支援により 1,170,000円の資金を集め、 2021/04/30に募集を終了しました

私達は「NPO法人 新潟市精神障害者自助グループ ココカラ」と言います。これは、精神疾患を持つ方で、もうすぐ退院する方・実家暮らしがつらい方・一時的に家族と離れたい方で、一人暮らしに自信が持てず、どこを拠点に生活するのか悩んでいる方を応援するプロジェクトです。

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令和3年3月5日「こころの健康センター」主催の「当事者交流会」にて登壇してきました。その時の原稿をそのままコピペします。ピアサポートとは?ココカラが目指すものとは?*精神疾患を患った人は、誰もが皆「なぜ自分が?」と思います。精神疾患は誰がかかってもおかしくない病気です。まるで、ロシアンルーレットのようです。そして、なぜ自分が?という思いから、原因を探し出そうとします。しかし、大抵の場合「これだ」と思う様な原因というのは見つからないものです。とてもつらい作業です。そして、自分はダメなんだと、弱い人間になってしまったと思い込んでしまいます。確かに、配慮するべき点はありますが、人間としてダメになったとか、そういう事はないのです。しかし、急性期にはひどくつらいですし、家族に世話になったり、友達が離れていったりして、健常者よりもレベルが低い人間であると思うのは私も経験してきました。しかし、この「ピアサポート」というのは、そのつらくて仕方がない精神疾患が宝に変わるのです。自分の経験を以て誰かを助けることが出来るのです。私には考え方を大きく変える切っ掛けになりました。私でも、何か社会に貢献できることがあるのです。この思いを是非皆さんと共有していきたいと思っています。ココカラの構成*特徴的な事として、専門家が協力をして毎月会議を開いているという事です。精神や社会福祉に精通している人達です。このメンバーは、ココカラ立ち上げ時に私自身がお声がけさせて頂きました。とても勇気のいる事でした。見ず知らずの人に電話をかけたり名刺を渡したりして捕まえたのです。当時の私には熱意があり、必ずやってのけるんだ、という燃える思いがありました。その熱意だけで皆様がボランティアで関わって下さる事をとても有難く思っています。現在NPO法人の理事長になったので、熱意だけで動くことは無責任であると思っています。それでも走る事があります。会議では「内藤さんはドンドン走って下さい。それをストップするのが運営会議です」という言葉を頂いております。ココカラにおけるピアサポートの特徴*絶対に非難をしあわない 世の中には、人の悪口が好きでたまらないという人がいます。そういう人は精神障害者に対して遠慮なく攻撃してきます。娑婆はとても遠慮がなく、冷たく、自分本位である人が多くいます。残念な事です。せめて、同じ病気を持つ者同士では、お互いに支え合っていきたいものです。自分の精神疾患について率直に話せるような、思いやりのある人間関係を築いていきましょう。*得意な事があればやってもらう 私達は病気があっても、何も出来ない訳ではないのです。手先が器用な人もいれば、運転が好きな人もいます。会話が好きな人もいます。大人しく本を読むことが好きな人もいます。それぞれが人の邪魔をせず、好きな事をすればいいのです。皆居場所が欲しいです。ずっと家に引きこもっているのはイヤです。かつては地域活動支援センターⅢ型がいわゆる居場所とされてきました。しかし、今はどうでしょうか?ほとんどの事業所で軽作業があります。軽作業をしたくて通うのではなく、居場所が欲しくて通っている事に理解が及ばない訳ではないと思うのですが、残念です。*苦手な事は強要しない 精神障害者には、苦手な事があります。それは人によって違います。しかし、「出来ません」と人に言うのは勇気のいる事です。また、出来ないのならここには来ない方が良いですと言われたら、どんな気持ちがするでしょうか。苦手な事を克服するのも大切な事ですが、疾患の特性上出来ない、という事だってあります。努力していないのではないです。ありのままを受け入れて欲しいと思います。*自分が役に立つ 誰にでも長所と短所があります。出来る事と出来ない事があります。その様が、ああ、こういう人もいても良いんだ。という考えのヒントになると思うのです。無理をして人に合わせる現代社会は傷を受けてすり減る思いをしている人達であふれています。ありのままの自分を受けとめる。言葉は簡単ですが、実行は難しいです。私達は既に「精神障害者」であるという事を受け入れ合っています。その事がどれだけ心の救いになるか、見つめ直して欲しいです。*代表も相談する 私は現在たまたま理事長をしていますが、それは組織上必要だからやっているのであって、通所して下さる方と何ら変わりがない、一鬱病者です。ですから、悩み事がある時もあります。そういう時には遠慮なくメンバーに相談します。医師には期待しません。いつも一緒に行動している仲間の方が、私の事をよく知っているからです。皆対等な立場です。同じなのです。特別扱いされない事が私の心を保たせてくれます。*就労がゴールではない 目の前で「もう死んでしまいたい」と嘆く人に、「働きなさい」という人がいるでしょうか?皆生きて欲しい、ありのままでいて良いんだよ、と声をかけると思います。その一言で命が救われる人だっています。ところが、時間が経つと「生きているだけでいいんだよ」「ありのままのあなたでいいんだよ」という人が少なくなってきます。当事者も、もう仕事をしなければいけないのではないかと焦ります。焦って仕事に就いて、体調が悪くなる人がたくさんいます。何故そんなに就労に急ぐ必要があるのでしょうか。生活の為だという人がいます。生活は大事ですが、命があった上での生活ではないのでしょうか。自分の命を大切にしてほしいです。最後に私達は「人権運動」も行っています。精神障害者が何故こんなにも差別をされているのでしょうか。障害者の事を知らないからではないのでしょうか。人権とは、誰にでもあるお金よりも大切なものです。人権はどんな人であっても平等にあるものです。自分の人権を大切に、そして自分と同じく他の人にも人権がある。その理解が深まれば、世の中はもっとマシになるでしょう。娑婆という所は本当に厳しいです。ココカラにいる時だけでも、ココカラの仲間に会っている時だけでも、優しい心になってくれたら。心穏やかに過ごすことが出来たらいいな。と思ってこれからの活動も頑張っていきたいと考えています。