はじめに
私たちNPO法人名古屋外国人共生支援協会(NFSS)は2019年5月に法人となり「困っている人を助けたい」をモットーに在日外国人に対して日本語教育、国際交流会、外国人の生活相談を行っています。共生社会を目指し草の根的に活動を続けています。
今もなお、 新型コロナウイルスの影響によって弱い立場の外国人労働者が職を失うという深刻な状況が続いております。私たちは昨年からほとんどの予定をキャンセルし、一つ一つ課題を克服しながら困窮する外国人の生活支援を継続しています。昨年、困窮する外国人約100名の方に合計40万円分の支援(食料、支援金、生活品)を行いました。私たちのこのようなコロナ禍で生じた社会課題へのチャレンジが評価を頂き、「第8回エクセレントNPO大賞」 のコロナ対応チャレンジ賞にノミネートされました。
しかし、新型コロナウイルスの収束の兆しが見えない中、私たちの支援活動の維持にも限界がきています。ぜひ皆さんのお力をお貸しください。私たちが責任を持って生活が困窮している外国人の方々へ皆様の善意をお届け致します。
困っている人を助けたい
コロナ禍で、皆様も大変だと思います。日本人も大変なのに、外国人のことなんかにお金を使うのは図々しいとお考えの方もいると思います。その気持ちもよくわかりますが、それでも、私たちは相談を受け事情を知って困っている人を目の当たりにすると見過ごすことはできません。
外国人を取り巻く状況を説明致しますと、これまで政府・企業は人手不足を補う為に、外国人労働者の受け入れを積極的に行ってきました。しかし残念なことに外国人労働者を都合のいい労働力としかみなしていない方もいます。スイスの劇作家マックス・フリッシュは『労働力を呼び寄せたつもりが、やって来たのは人間だった』と言っているように、外国人労働者は私たちと同じ生活者なのです。
人手不足の業界で歓迎されていた外国人労働者も新型コロナウイルスの影響によって状況は一変し、企業の業績悪化により立場の弱い人ほど解雇されています。外国人労働者の失業者数は公表されていませんが私たちの感覚では計り知れない規模であると予想されます。今後状況が顕在化されていくと支援活動がさらに必要となってきます。私たちは職を失い今日明日の食事すらままならないという人々を見過ごすわけにはいきません。
また外国人を切り捨てようという考え方は、弱いものを助けない社会を徐長していることになります。その次は、障がい者、高齢者、幼児と、社会的弱者が同じように切り捨てられ生きづらい社会にもなってしまいます。私たちは誰もが生きやすい社会、すなわちSDGsの「誰一人取り残さない(leave no one behind)」を目指しております。もう自分達だけがよいといっていられる時代ではありません。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトを通して、多くの方にご支援を頂きながら、私たちの体制を整え多くの困窮者を継続的にを支援していきたいと考えています。また支援者と被支援者が人と人との繋がりの大切さを感じ、相手の心情や境遇を共有できたらよいなと思っています。
今このページを読んで頂いてるこの少しの時間だけでも想像してみてください。
日本に働きに来ている外国人には、その後ろに仕送りを待つ何名の家族もおります。
幼い子を故郷に残し、借金をしてまで日本に渡り、ようやく就いた仕事を一瞬で奪われた方の気持ちを想像してください。
寒い中、暖房もなく、借金で食いつぎながら、必死で仕事を探している方の気持ちを想像してください。
彼らを支援することは、届かない仕送りを待っている未来を担う世界の子供達への最短のアプローチでもあります。
そして、今大変な思いをしている方々が、日本での生活に希望を持ってもらえるような支援活動を続けていきたいと思います。
日本に来て困窮している外国人とその子供や家族、帰国したいけど帰れない人、様々な事情で困っている人達が笑顔になってもらえるよう、皆様の善意をお待ちしております。
資金の使い道
ご支援頂きました資金は、下記の用途で大切に使わせて頂きます。
◆困窮する外国人への食糧・物資の購入費
◆住む場所がない外国人の一時宿泊費
◆支援活動時のコロナ対策費
◆人員拠点整備に必要な諸経費
◆プロジェクト実行に必要な他経費
◆手数料(9%+税 )
ご寄付を頂いた方には、活動中間報告書(PDF形式)を2021年9月頃にメールにて送らせていただきます。活動の状況はホームページでも随時ご紹介させていただきます。
実施予定
4月下旬 支援物資準備、人員拠点整備
5月初旬 困窮者へ支援品配布の開始
9月 中間報告及びお礼状送付
来年3月まで活動を継続
最後に
このページに辿り着いてくれて、ありがとうございます。
NPO法人名古屋外国人共生支援協会の理事長の山﨑です。
私は外国の文化に興味持ち留学を経験し、その時に海外でお世話になったお返しを、日本にやってくる外国人にしていきたいという思いから、NPO法人名古屋外国人共生支援協会を立ち上げました。毎年交流会を実施し皆様に楽しく『共に生きる社会』について考えてもらおうと思っておりました。
しかし、新型コロナウイルスの収束にはまだまだ時間が必要で、外国人が厳しい状況に陥ったままです。もし幸いにも新型コロナウイルスの影響もあまりなく普段と変わらない生活を送られている方々は、少しだけその幸せを生活に困っている人に分けてください。
最後ですが、当法人の「困っている人を助けたい」というモットーには以下のように続きがあります。
「困っている人を助けたい、
困っている人を助けたいと思う人を増やしたい」
<All-in方式で実施します。>
※ 本プロジェクトはAll-in方式の寄附型となります。いただきましたご支援は、NPO法人名古屋外国人共生支援協会のご寄附となり、弊団体が領収証を発行致します。
※当法人は認定NPOではないため、支援金の拠出による寄付金控除(所得税控除)等は受けることが出来ません。
最新の活動報告
もっと見る活動完了報告
2021/08/21 23:38こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
お礼
2021/05/09 08:49ご支援、ご協力いただきましてありがとうございました。目標金額にははるか及びませんでしたが、多くの方から応援の声をかけて頂き金額以上に得られたことがあったと思います。今後、頂いた金額を元に計画を立て、活動を進めて参ります。支援者様へのリターンとしての活動報告は、2021年9月までにはさせて頂きます。今しばらくお待ちくださいますよう、よろしくお願いいたします。今後もコロナで困窮する方々に思いを馳せていただければ幸いです。改めて、支援者様には感謝の気持ちを込めまして、お礼申し上げます。今後とも、何卒よろしくお願いいたします。https://www.nfss.or.jp/ もっと見る
食料支援&相談会の実施
2021/05/03 21:59新型コロナウイルス第4波が猛威を振るっている中、食料支援の要望が高まっております。本日は、コロナ対策を万全に行いながら、少人数・完全予約制で食料支援を行いました。事前予約して食料を受け取りに来た方には、可能な限り希望するものを差し上げました。食料支援と同時に希望者には生活相談を行いました。新型コロナウイルスの影響で、格差や貧困がますます広がっていると感じます。引き続き私たちにどのような支援ができるのか模索をしながら活動を継続的に行っていきます。ホームページ記事へ もっと見る
コメント
もっと見る