はじめに・ご挨拶
皆様はじめまして。仙台で書道家をしております小野雄慈(おのゆうじ)と申します。
3度の飯より書くことが好きで好きでたまらない45歳です。幼少期から習字をはじめ書道歴は35年となります。そして書道には自分の人生をも救ってもらいました。
5年ほど前から二足の草鞋で書道家活動を本格的にスタートし、2020年11月に完全独立、2021年3月末には仙台に書道教室を開校する運びとなりました。
小さい頃からとにかく書くのが好きすぎて、教科書の余白に「シンニョウ」や「サンズイ」などを授業中にひたすら書いていたり(高橋先生ごめんなさい。。)、体育着のゼッケンを明朝体で書いていたら、クラスメイトから自分のも書いて欲しいと頼まれ行列が出来ていたり。
大人になった今でも、信号待ちの間に看板や文字を見ていると釘付けになり、信号が何回も変わってしまうことがしばしばです(笑)
「書くのが好きなただのおじさん」ですが、こんなおじさんでもチャレンジすれば何かが起こることをお伝えできればと思いますし、自身初個展のプロジェクトをあたたかく見守っていただけたら幸いです。
コロナ禍で迎える震災10年の変化
東日本大震災からちょうど10年。皆さんはどんな変化をされたでしょうか。
復興の節目を迎える今年ですが、近年のコロナ事情が加わり時代背景が更に大きく変化。人々の心は何処に向けたら良いか難しくなっています。
IT化が進み、マルチタスク以上が当たり前の世の中で仕事のスピードは格段にあがり、サービスもどんどん便利になりました。
とても良いことだなぁと思う反面、人間の思考回路としてはキャパを完全に超えていると思います。それに追い打ちをかけるようなコロナの蔓延。
この様な時だからこそ書作品の癒し、燈明(みあかし)のやさしくも壮大な灯りは人々の心に何らかの良い影響を与えてくれると確信しています。
目にゆとりを、心に安らぎを、脳に余白が今こそ必要なのではないかと、おこがましくも思うわけです。
「書道はその要素を全て持っています。」
書を自由に見て欲しい
書作品に関しても同じことが言えるのですが、手書き文字のエネルギー、墨の香り、和紙の風合いetc.は見ているだけで癒されることでしょう。
また、書道は少しお堅く見られているところがありますが、是非自由に見たい様に見て欲しいと思っていて、今回は壁に並べる様な作品展ではなく設置にも工夫を凝らしたものにしていきますので、楽しみながらご覧頂けたらと考えています。
「書道の力、文房四宝の力」
硯で墨を擦り、和紙に筆で書く。書道は大きく分けると四つの道具で成り立っています。
こちらも気難しいことではなく、
硯の肌触り、墨の香り、和紙の温もり、筆のしなやかさがぎゅっと凝縮されたのが書道の作品です。
作品を良い悪いと言う視点ではなく、
「いい香りするなぁ」とか
「かすれ具合がいいなぁ」など、そんな角度からも見てほしいのです。
今回僕の作品は、古典(歴史上の書物)の要素はありませんので、思う存分自由に見たいように見て欲しいと思っています。そして何より、作品を見るのに言葉が要りません。
このプロジェクトで実現したいこと
冒頭でもお伝えしましたが、このプロジェクトを通して実現したい事は、書道を通じて地域の皆様に安らぎと癒しそして希望と勇気を届けることです。
そして僕自身、個展初開催となりますので全てが手探り状態です。45歳おっさんの初チャレンジが、少しでも皆様の勇気や希望に繋がれば幸いです。
その結果、書道を知らなかった人や書道にお堅い印象をもたれている方が、「書道っていいかもね!」と、ちょっとだけ笑顔になること。
シンプルに「あぁ、やっぱり日本っていいなぁ」と感じて欲しいです。
個展テーマは【変花(へんか)×花天月地(かてんげっち)】
書道のテーマは「変花」、燈明(みあかし)のテーマは「花天月地」となります。意味合いとしてはとてもシンプルで、
「変わり続ければいずれ花にもなる」という僕のつたない経験からなる作品たちと、
「花が美しく枝の先々まで咲き乱れ、月が大地を明るく照らしている」という、日常にありふれた情景のことです。
「変わり続ければいずれ花にもなる」
わたしは、何をやっても続かず全てが中途半端で、変化する度にうしろ指をさされてきた人間でした。そのダメダメな僕がこの10年で書道を事業にするに至ったワケですが、実は私が気づいたのではなく妻の一言でした。
「あなたは何もかもセンスがない。だから書道をやりな。」
書くことが3度の飯より大好きだったのに、それを仕事にすることなど一切考えていなかった僕にとって衝撃的な一言でした。
変化することがいつしかコンプレックスになっていた僕は、書道を仕事にすると周囲に言ったら「また変わるの?」と、言われるのが怖くて誰にも言えませんでした。
ところが、書道を本格的に学び直しめると、今まで中途半端だと思っていた経験がどんどん繋がってくるのです。そして書道の持つ特有の所作や筆づかい、墨の香り、和紙の摩擦など書道をしているだけで命のエネルギーが湧き出てきます。
この様に表現すると、怪しさ満点でスピリチュアルに感じるところがあるかもしれませんが、紛れもない事実であり、私は書道によってこの10年の間に人生を救われたと本気で感じています。
そこで繋がったのが今回のテーマ「変花」です。
「変わることが恥ずかしかった。けど、変わり続けたらいずれ花にもなることを知りました」
いつも会っていた人に急に会えなくなることを誰もが想像しなかったと思います。いつも通っている風景や、ごくごくいつもの日常、つまり当たり前であることがありがたいと気付ける様な個展にしたいと思っています。
【花天月地(かてんげっち)】
燈明〜みあかしの照明演出は東北初で、特に期間の短い桜の照明は格別となるでしょう。
花天月地とは、「花が美しく枝の先々まで咲き乱れ、月が大地を照らしている風景」のことです。
月の光に照らされる花々は、日常ありふれているかもしれません。ですが、その当たり前も見過ごしてしまうような現代社会でもあります。
新たに作り上げるのではなく、既に身近に存在し、既に手に入れていることに気づくことで得られる豊かさの感情をお届けできればと思っております。
燈明〜みあかし〜とは
ギラギラした灯りではなく和の雰囲気を持った色を選択し、その土地の為だけに細かくプログラムした幻想的な灯りで境内のしだれ桜をやさしく照らすライティング演出のことです。
プロジェクトをやろうと思った理由
独立開校の今だからこそ、このタイミングしかない。既存のアートギャラリーさんや会議室などをレンタルしての個展ではなく、より僕らしい個展を実現させたかったのです。
また、コロナ禍で外出の自粛により今年はお花見も難しい状況です。大きなしだれ桜のある徳泉寺さんの素敵な境内で、灯りを伴った個展が出来たらどんなに素晴らしいだろうか。
そう考えるとどうしても今回の燈明の演出は必須でした。
ところが、売れっ子燈明の服部さんを仙台に呼ぼうと思えば、大きな資金が必要になります。本来は企業様の予算で行うような規模ですから、到底個人がどうこうできるものではありません。ですが、このクラウドファンディングというシステムを使えば、実現が可能だと思ったのです。
45歳(会期中に46歳になります)初チャレンジに皆様どうかご支援の程宜しくお願いいたします。
これまでの活動
書道歴35年
書道のはな*みちプロダクション所属
第一回書道のはな*みち スカウトキャラバングランプリ受賞
毎日新聞社賞受賞(硬筆部門)
初等科師範
全国各地で各種ワークショップ開催
女性自身 年賀状特集5ページ監修
めいろDE書©️発売
2021年3月末 書道教室開校
資金の使い道
今回、境内の桜照明演出に最も予算が掛かります。
燈明は、ただ桜に当てるだけのスポットライトとは全く異なるもので、今回の為だけにプログラムされた和色の灯りを数分間ループで幻想的に変化していく全く新たらしいライティング演出です。それを東北に持ち込むので、やはり大きな資金が必要となります。
また、個展作品それぞれに施す表装にも大きく費用かかりますので、その費用に充てさせて頂きたく思います。
リターンについて
・ダウンロード版【個展写真×筆文字ポストカード 2種】3,000円×50名
・印刷後郵送【個展写真×筆文字ポストカード 3枚セット】5,000円×30名
・直筆後郵送【好きな言葉直接書き下ろします 1枚】10,000円×30名
・ひげもん書道教室専用【回数チケット 5枚+1枚】15,000円×6名
・ひげもん書道教室【3ヶ月短期クラス】24,000円×6名
・データ渡し【筆文字ロゴ作成】60,000円×5名
・完全オーダー品【F4版アクリルART】100,000円×5
・完全オーダー品【F6版アクリルARTまたは半切1/2サイズ】210,000円
・完全オーダー品【F10版アクリルARTまたは半切サイズ】420,000円
実施スケジュール
2021年4月2日〜8日 個展開催
※社会情勢により延期の場合がございます。
2021年4月 クラウドファンディング終了
2021年5月下旬 以降リターン随時発送
・所在地について
真宗大谷派 徳泉寺(とくせんじ)
所在地:宮城県仙台市宮城野区榴岡3-10-3
仙台駅東口より徒歩10分
駐車場完備
最後に
ここまでお読み頂きありがとうございます。
僕は純粋に書道の良さを広めたくて、
人生たった一回だからやっぱりチャレンジしたくて、
積極的に前を向くのが難しい社会だけど、動いたら何かが「変花」するんだってことを伝えたくて、
人生を良くするのに、過去とか年齢とか経験とか社会情勢とか一切関係ないということを
僕自身のチャレンジで伝えられたらなと思います。
皆様どうかよろしくお願いいたします。
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る沢山の愛とご支援をありがとうございました!
2021/04/23 20:28この度、私のチャレンジにご支援くださった皆様、ほんとうにほんとうにありがとうございますm(_ _)m30日という期間の中で私に訪れたことは、予想を遥かに超えた人の優しさであり、本当のご縁であり、ミラクルばかりでした。2年ほど前、僕は誰かから応援される価値の人間なのか?と活動に迷いや不安がありました。それでも、自分のしていることを信じて動けば、【未だ来てないだけ】で必ず『未来は来る』と気持ちを切り替えたこともありました。ミラクルというのは、宝くじを引くような奇跡ではなく、信じた先に、未だ来ていないことが来るだけだと、今回のプロジェクトを通じて確信となりました。皆様にはその事を、証明してくださったと感じており、改めて感謝申し上げたいと思います。今後の活動で、小野雄慈を応援して良かったと思って頂けるよう邁進して参ります。まずは、ご支援くださった皆様に返礼のご挨拶とリターンについてのヒアリングをさせて頂きたく、ご支援順にご連絡をさせて頂ければと思いますので、少々お時間を要してしまう事をご容赦頂ければ幸いです。改めまして、この度は多くのプロジェクトの中から私にご支援くださりありがとうございました。皆様の、今後のご健勝を心よりお祈り申し上げます。書道家 小野雄慈 もっと見る
花天月地のトリハダ物語
2021/04/15 21:07【花天月地】のエピソード クラウドファンディングも残るところ6日となりました。 改めましてご支援くださった皆様、本当にありがとうございますm(_ _)m リターンの写真選定や作品づくりの準備を開始しております。一日でも早くお届けできるよう、進めて参ります。会期を終え早くも一週間が経ちましたが、『来年も必ず開催してくださいね!』『来年も楽しみにしています!』『活動に混ぜてください!』 など、とても有り難いお声をたくさん頂戴しております。 もちろん、僕の気持ちとしては毎年、生徒展と桜の燈明を恒例イベントにしていきたいと考えていますので、 ゆっくり一年かけてまた準備をしていきたいと思います。 さて、今回の燈明(みあかし)のテーマである花天月地(かてんげっち)について、 今更ですが、びっくりなストーリーがありましたのでシェアしたいと思います。 ー花天月地ー花咲くころの月夜の景色。花が美しく咲いて月の明るい風景。花が天を埋め尽くすほどいっぱいに咲き乱れ、月の光がくまなく地上を照らしている様子。 正に、それを完璧にイメージするようなライトアップでしたね。 その花天月地のテーマが決まった頃、僕はまだ作品を書いている途中でした。 三重県の鈴鹿墨のクオリティが大好きで、僕の作品は九分九厘鈴鹿墨を使っています。 その鈴鹿墨をあさっていたら、『月』と書かれた鈴鹿墨が出てきました。 『!!!!』 もしや!!!と思い、あさり続けると、、、 なんと!『花、天、月、地』それぞれの墨が現れたのです! もう、トリハダとヒゲ肌がゾワゾワしました! 最初から導かれてたのかもしれませんね。 残り6日、最後までできる事をして伝えきりたいと思います! 【書の癒やし】【灯る桜の美しさ】【お寺は生きてるうちに立ち寄るもの】 この絶妙なコラボレーションがまだ知らない方々に届きますように。。 もっと見る
粛々と桜は輝いております!
2021/04/04 13:59個展開始から3日が過ぎました。桜は少しずつ散り始めていますがまだまだ、素敵に見ることができます。連日、来てくださる方々は大変マナーが良く、桜も書道個展も粛々とご鑑賞くださっており心から感謝です。個展会場は奥にありまして、感染対策を徹底しお迎えしておりますので、安心してご来館ください。入口での検温、アルコール消毒お一人様一枚マスクを配布し、二重マスクにして頂いております。不要の会話は控えていただいております。また、一部、使い捨て手袋での対応もさせて頂いております。 もっと見る
コメント
もっと見る