2021/04/21 18:15
今回のリターン製品には、全て力織機(シャトル織機)で製織した生地を使用しています。
ここ播州産地で、今もっとも多く存在するのはレピア織機、次いで製織能力の高いエア織機などになりますが、それらで織った生地と力織機の一番の違いは、生地の両端にあらわれます。
レピア、エア織機はフサ耳となり、力織機はセルビッチに仕上がります。(私たちは、生地の両端を“ミミ”と呼びます。)
私たちHaTaKaKeが今回生地の両端に通した糸は水色。
この地域を流れる加古川の水量が豊かなことから栄えたという説もある播州織、西脇市は山に囲まれていて、その自然の中で見上げる空も、澄みわたる水色をしています。
水色はいつも自然に戻る色。
HaTaKaKeはこんな理由で水の色、スカイブルーを選びました。
この織機で織った証として、アクセントとして。今回パンツの左後ポケット上部に、セルビッチをそのまま使用しています。みなさまに着用いただきます際、ぜひこんな話も思い出していただけますと嬉しいです。