■プロジェクトについて
本プロジェクトは、東日本大震災の被災地である気仙沼市本吉町前浜地区において、津波が浸水した土地(宅地と農地合わせて約300坪)を買い取り、「椿の森づくり」の拠点とすることを目的としています。計画は、「一般社団法人カメリア」を中心として行われます。
■概要・目的
はじめまして、私たちは宮城県気仙沼市で「椿の森づくり」を進めている「一般社団法人カメリア」です。東日本大震災後、2012年から地元の有志の方々、関東の大学生(早稲田大学、目白大学)、高校生(本庄高等学院、川越総合高校)、市民が協働して活動してきました。2020年1月、活動をより発展させるために、関係する地域の方々や教員等の有志で社団法人を設立しました(代表:廣重剛史目白大学社会学部准教授)。
活動内容に関しましては、雑誌『現代思想 特集:東日本大震災10年』2021年3月特別号(青土社)などでも取り上げられております。
本プロジェクトの目的は、津波が浸水した土地(宅地と農地合わせて約300坪)を買い取り、「椿の森づくり」の拠点とすることにあります。椿は、防風林・魚付林としての役割や、椿の趣旨をもちいた椿油づくりにも使われてきた伝統的な植物です。私たちは、椿を中心として、地域固有の自然を活用した防災公園を作ることを目標としています。
すでに売主様とは売買契約書を取り交わしています。そこには、購入した土地の活用方法は、地元住民の有志でつくる前掲「一般社団法人前浜おらほのとっておき」の方針に従って共同管理すること、何らかの理由で土地を売却もしくは譲渡するときは、「公的な活動を前提とした前浜のしかるべき個人か団体に対して売却もしくは譲渡、そのいずれの方法も取れない場合は気仙沼市に譲渡する」ことを明記しています。なお、「椿の森づくり」プロジェクトをより具体的に知りたい方は、当法人のホームページをご覧ください。
■活動地域のご紹介
私たちが活動する気仙沼市本吉町前浜地区は、太平洋に面する三陸リアスのなかの小さな集落(現在約100世帯)です。震災前から地域コミュニティの力が強い地域で、津波で流された公民館も、震災後、地元の資材を多く用いて住民主導で再建されました。地域の方々のメンバーは海に出ていた方が多く、お人柄やお話がとても魅力的です。
■プロジェクトを立ち上げた背景
2012年からこれまで、年に5~6回、大学生や高校生が前浜にお邪魔し、地域の方々と交流しながら、植樹地の整備や植樹活動をおこなってきました。植樹活動は、前浜で植樹用のタネを採取し、これを関東で育苗し、数年後にそれを植樹するという地道なものを中心に置いています。植樹活動は、時間をじっくりかけて取り組むものです。そのため、地域コミュニティとのかかわりに、継続性がうまれ、地域間・多世代間交流につながることも一つの魅力です。
今回、これまで植樹してきた隣の場所がソーラーパネルの用地として売られると聞き、売主や業者の方とも相談させていただき、ここを植樹活動の一部とさせていただくことになりました。
■資金の使い道
いただいた支援金は、今回の土地取得費用(諸経費込みで約200万円)に充てさせていただきます。
これまで、50名を超える方々からのご支援と自己資本で約80万円を集めました。今回は残りの120万円に挑戦させていただきたいと思っております。
■スケジュール
2020年12月 売主様と売買契約書締結
2021年3月 農業委員会に農地転用申請(申請済み)
クラウドファンディング等にて契約代金(残金)を準備
2021年5月頃 農地転用申請完了、売主様に残金支払い
2021年6月頃 不動産登記完了、支援者芳名版へのご登録およびイベント情報等の配信
2021年8月頃 コロナの状況を見て、現地への植樹ツアー(20年度は現地の方のみで植樹)
※現地へ行けるようになった段階で、取得地を含めた周辺の環境をデザインするワークショップを開催。
2021年9月 命名権に関するリターンなどのご連絡
2021年10月頃 コロナの状況を見て、種拾いツアー
以後、活動継続
■リターンのご紹介
1000円以上の御支援を頂いた方には、御礼のメールを送らせていただきます。また、支援者名簿の方に記名をさせて頂きます。
10000円以上の御支援を頂いた方は、御礼のメール・支援者名簿への記名に加え、現地に植えられる木々への命名をすることが出来るようになります。
■想定されるリスク
現在、日本ではコロナウイルスの感染拡大が懸念されています。当法人に関連する植樹活動も、大人数の移動を伴う為、今年度は自粛する形となりました。その為、土地取得完了後の活動に一定の制限が加わる可能性があります。
■最後に
2021年は東日本大震災の発災から10年という節目の年です。私たちは活動を始めて以降、定期的に前浜にお邪魔し、地域の方々との交流と植林活動を続けることで、震災の風化を防いできました。しかし、多くの人々が震災の記憶を忘れつつあることは確かな事実です。私たちは千年に一度といわれるこの経験を未来に活かしていくために、これからも活動を継続したいと思っています。ご協力、ご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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