2021/03/28 08:33

2014年に家業のタオル問屋の後継ぎになってから、すぐに出会った「親友」というか、私の「タオルの師匠」の一人。日本を代表するタオルメーカー・ホットマン株式会社(東京青梅市)代表の坂本将之さんから、クラウドファンディングの応援メッセージを頂きました。今回の米つなぎ紋様タオルの製造は、すべて坂本さんの工場にお願いしています。


■ホットマン株式会社

https://hotman.co.jp/


ちなみに、妻に言わせると、私にとって坂本さんは親友ではないそうで「あなたにとっては、片思いの彼女。会議の約束ができると、変な風にニコニコしてるもん」とのこと。少し前の夏に、対談インタビューを収録した時のスナップです。やっぱり、少々にやけてますね(笑)

私と坂本さんの最初の出会いは、2015年11月5日、LITTLE日夏大輔さんの展示会でした。約束したわけでもなく、本当の偶然。会場での立ち話が盛り上がり、その勢いのまま、今までのおつきあいが続いています。


■合同会社LITTLE 

https://little-little.stores.jp/


でも、今となっては必然と思える出会いでした。ちなみに、11月5日も私のとても身近な人の誕生日で、それも肉親2人です。いつも誕生日に引き寄せがあるようです。


坂本さんのご紹介と応援メッセージへの御礼を書こうと思うと、さらに数倍の文章量が必要なので、この辺で。この度は、応援メッセージありがとうございました!



*以下、坂本さんよりメッセージ



米つなぎ紋様タオルのクラウドファンディング、応援します!


東京では昔から様々な分野で多様なものづくりが行われてきました。あまりイメージがないかもしれませんが、現在も全国有数の工場数を誇るものづくり都市という一面を持っています。


タオルにおいても、かつて東京都青梅市は五大産地の一つとして数えられていました。残念ながら海外の安価な輸入品に押され、現在では東京でタオルの製造を行うのは当社一社のみとなってしまいましたが、創業から150年を超える歴史の中で磨いてきた技術と知識を礎にした独自のタオルづくりを貫いています。


東京には伝統を大切にしながらも独自の価値を磨いて進化を続けるものづくりの企業が多くあります。今回のプロジェクトでは日本を代表する江戸切子ブランドである華硝さんとコラボレーションすることができました。


人は生まれてからタオルに触れない日はありません。人の生活と共にあるタオルは単に水を吸い取るための布ではなく、快適で心豊かな人生を送るための重要なパートナーです。人の生活に寄り添う身近な存在であるからこそ、心ときめくデザインと上質な使い心地は暮らしを豊かにしてくれます。


東京が誇る伝統技法を独自に進化させた華硝さんのオリジナル模様である「米つなぎ」を施したタオル。東京の『粋』を感じさせる気品に満ちたデザインはきっと人生を豊かに彩ってくれるはずです。


鳥山さんとの出会いは2015年。まさにタオルが私たちを繋ぐコミュニケーションツールとして導いてくれた偶然の出会いでした。当時から、タオルの新たな可能性を模索してまっすぐに前を見つめる鳥山さんの情熱と行動力に驚かされたことを覚えています。


その熱い想いが今回のプロジェクトを生み出しました。タオルで東京の『粋』に触れていただきたいという想いから何度も試作と検討を重ね、ついに一つの形になりました。


東京という土地に息づく独自の伝統と文化。これを引き継ぎながらも進化をした「Made in Tokyo」の魅力を一人でも多くの方に知っていただく機会になれば嬉しく思います。


ホットマン株式会社

代表取締役社長 坂本将之