opt duo Inc.の代表の山岸です。 皆さまのおかげで無事に目標達成することができましたが、まだまだ「たくさんの方にMAL for outdoorをお届けしたい！」と思っております。そこで今回は、MAL for outdoorの文化背景にある「70's アメリカ西海岸スタイル」についてお話しさせていただきます。70年代に日本へ上陸したアメリカ西海岸スタイルの背景には、ベトナム戦争からアメリカに戻った若者たちの「自然回帰」へのストーリーがあります。当時、アメリカの若者たちはベトナム戦争による閉塞した空気を世の中に感じていました。そうした世の中に対抗するように、若者たちは自然の中に自由を求めてバックパックに荷物を詰め込み、街からアウトドアへと繰り出したのです。自然のなかで生きていく彼らは次第に「飾り気がなく心身共にたくましく生きていく」精神を持つようになりました。私自身もキャンプなどのアウトドアが好きなのですが、「アウトドアシーンで使われるサングラスとはどんなものなのだろう？」という疑問から70年代のアメリカ西海岸のカルチャーを知り、MAL for outdoorのコンセプトが誕生しました。この「質実剛健」な文化背景から生み出されたMAL for outdoorアウトドア愛好家の皆さんのお手元に届くことを心から願っております。 opt duo Inc. 代表 山岸

opt duo Inc.代表の山岸です。おかげさまで「MAL for outdoor」は目標達成をすることができました。ありがとうございました。自分たちのてがけた製品がみなさんに受け入れられるということに大きな喜びを感じています。そういう点でも、眼鏡の仕事は私にとっては天職そのものですが、今回は、私が眼鏡業界に入ったきっかけについてお話したいと思います。私の父は、私が大学生の時に勤めていた眼鏡卸会社から独立し、「オプト．デュオ」を立ち上げました。当初、眼鏡の卸販売だけでしたが、90年代後半から多く登場した「コンセプトショップ」といわれる眼鏡店のオリジナルフレームの製作に携わるようになりました。「コンセプトショップ」とは、国内外の眼鏡のハウスブランド（眼鏡専業ブランド）をオーナーのセンスでセレクトした眼鏡店のことです。コンセプトショップのオーナーたちはパリやミラノの展示会にハウスブランドを買い付けに行っていました。大学院で民俗学の研究をしていた私は、父をサポートして彼らと同行し、そこで見た眼鏡に今までの既成概念が崩れてしまうくらいの衝撃を受けました。鯖江で生まれ育った私は、眼鏡工場も近所にあり、父の勤め先も眼鏡卸会社という身近な存在であったためか、眼鏡のことを「大量に作りだされる没個性的な日用品」としか見ていなかったかもしれません。しかし、父の手伝いを通じて触れた、コンセプトショップや海外展示会に並ぶ国内外のハウスブランドに強い感動を覚えました。機能性やファッション性、どれをとっても初めて見る眼鏡デザインの多様性に心を奪われました。父も忙しそうでしたし、自分も眼鏡の仕事に携わってみたい、ハウスブランドを作ってみたいと思い、民俗学の研究を志していましたが、修了と同時にそのままオプトデュオに入社したのです。それから約２０年。日々、新しい眼鏡のデザインに頭を巡らせ続けています。

opt duo Inc.の代表の山岸です。 CAMPFIRE掲載からはやくも1週間が経ちましたが皆さまのご支援により、目標を達成することができました！ 本当にありがとうございます。まだまだ、Mal for outdoorの魅力を皆さんに知っていただきたいと思い、使用した素材である「サンプラチナ」についてお話させていただきます。サンプラチナは、日本で開発された素材です。皮膚に対して優しく親和性があり、錆びにくいという特徴があります。 昭和50年代にチタンが採用されるようになるまでは、高級品として扱われていました。磨けば磨くほど白金のような光沢が出るため、サンプラチナと呼ばれているのですが、それには高度な技術が必要であり、年々取り扱える職人さんが少なくなってきています。 サンプラチナ製造技術を伝承した職人の多くは、小さな町工場でベテランの職人さんが一人でやっているため、小労力生産が多いです。 だからこそ、ひとつひとつ丹念に作られており、機能面・デザインともに無駄がありません。昭和の高級素材「サンプラチナ」を当時の技術で作り込まれたアウトドアサングラス、ぜひたくさんの方に体感していただきたいと思います！ opt duo Inc. 代表 山岸　誉