支援いただいている皆様、ページをご覧になっていただいている皆様、いつもありがとうございます。先日、NHKの番組「歴史探偵」の「秀吉 中国大返し」の回に、本作で「馬術指導」を担当してくださった日本の馬 御猟野乃杜(みかりののもり)牧場(滋賀県近江八幡市)代表の磯部育実さんと天龍君(馬)が出演しました。信虎や勝頼が乗っている馬は当然、日本古来の在来馬なので、木曽馬系の甘夏ちゃん、章姫ちゃんを磯部さんに貸し出していただきました。この馬はサラブレッドと比較して、体は小さいですが足腰が強く、おとなしい馬です。ちなみに、本作プロダクション統括の芳川(かおりかわ)透氏は、『天と地と』(1990年)から始まり、『戦国自衛隊1549』や『関ヶ原』などで「馬担当」を務めてきた人物。本作には、馬のほか猿や鷹が登場するので、動物大好きな彼はロケ中は興奮しっぱなしだったそうです。衣装や小道具にとどまらず、「馬」にまでこだわったことが、作品の中でのリアリティとして、観客の皆さまに届けばと思います。
こだわり の付いた活動報告
支援いただいている皆様、ページをご覧になっていただいている皆様、ありがとうございます。映画『信虎』、公開に向けて「鋭意製作中!」です。先日、都内某スタジオで効果音の録音作業(フォーリー)をしました。戦闘シーンでの刀と刀、刀と槍、刀と甲冑がぶつかり合う音や、斬る音、刺す音などです。脇指(刀より短い)や短刀の場合、甲冑が鉄板、あるいは練革板、鎖、裂の場合など、本物を使ってバリエーションもいろいろと録りました。こうした効果音は普通、別のもので代用されるのですが、本作のコンセプトである「本物志向」をここでも実践しました。刀と刀が当たる音を、耳をそばだてて聞いてみると、和銑(国産の鉄)を叩いて鍛えた鉄の独特な音がします。人を斬る音は、真剣を使って大きな豚肉を斬って出したものです。(使用したお肉は、スタッフが美味しくいただきました。)合戦での音として、矢の他、石礫(つぶて)も録りました。武田家では郡内・小山田氏の投石隊が知られていますが、本作でも礫を得意とする武士が登場します。日本甲冑合戦之会代表の横山雅始さんにアドバイス頂き、古法で投げています。“音”に注目してみるのも、本作の楽しみ方なのかもしれません。