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映画『信虎』、公開に向けて「鋭意製作中!」です。
先日、都内某スタジオで
効果音の録音作業(フォーリー)をしました。
戦闘シーンでの刀と刀、刀と槍、刀と甲冑がぶつかり合う音や、
斬る音、刺す音などです。
脇指(刀より短い)や短刀の場合、
甲冑が鉄板、あるいは練革板、鎖、裂の場合など、
本物を使ってバリエーションもいろいろと録りました。
こうした効果音は普通、別のもので代用されるのですが、
本作のコンセプトである「本物志向」を
ここでも実践しました。
刀と刀が当たる音を、耳をそばだてて聞いてみると、
和銑(国産の鉄)を叩いて鍛えた鉄の独特な音がします。
人を斬る音は、真剣を使って大きな豚肉を斬って出したものです。
(使用したお肉は、スタッフが美味しくいただきました。)
合戦での音として、矢の他、石礫(つぶて)も録りました。
武田家では郡内・小山田氏の投石隊が知られていますが、
本作でも礫を得意とする武士が登場します。
日本甲冑合戦之会代表の横山雅始さんに
アドバイス頂き、古法で投げています。
“音”に注目してみるのも、本作の楽しみ方なのかもしれません。