はじめに・ご挨拶
このページにアクセスいただきありがとうございます。「北山洋食カフェ 和蘭芹(パセリと読みます)」のオーナーシェフの西原と申します。
もしお店に足を運んでくださっているお客さまがご覧になられていましたら、いつも本当にありがとうございます。
「和蘭芹」(パセリ)本店は、京都の北山にある洋食屋さんです。京都の北山は、表通りには京都市植物園周辺を中心に有名なケーキ屋さんなどが建ち並び観光客の方も訪れる明るい街ですが、1つ筋を入ると、京都の名産「すぐき漬け」というお漬物になるすぐき菜や京野菜の畑がたくさんあって、のんびりとした住宅地となっています。そんな住宅地の中に、「和蘭芹」(パセリ)はあります。
「和蘭芹」は2007年のオープン以来、「毎日食べられるやさしい洋食を」という想いで、手作りにこだわった洋食と温かいサービスをこだわってきました。
優しい味付けなので、テレビや雑誌でパッと目立うようなお料理ではないのですが、とても有り難いことに、地元の方を中心にたくさんのお客様にお越しいただいていました。
2010年にはイオンモールKYOTOに、地元のお店代表として出店させていただきました。
ところが、コロナ禍の影響で、お店の営業が窮地に立たされております。周辺はご高齢の方も多いので、来店されるお客さまは激減し、テイクアウトやオンライン事業などの新しい事業を進めたくても何とかお店とスタッフの生活を守ることで精一杯な状況です。
「和蘭芹」を何としても存続させ、「毎日食べられるやさしい洋食を」をこれからもお客さまに届けたい、もっともっと「和蘭芹」というお店のことを知ってほしいと考えています。コロナ禍で長く辛い時期が続いていますが、コロナ禍をきっかけに、新たなことに挑戦して、全国の皆さまにお店のことを知っていただくチャンスに変えていきたいと強く願っています。
このクラウドファンディングにぜひご賛同いただきたければと思い、「和蘭芹」というお店への想いについてお話させていただきます。皆さまのお時間を5分だけいただけると嬉しいです。
※本プロジェクトを通じて、コロナで疎遠になってしまった皆さまと少しでも繋がりを持てるよう、気分がワクワクするようなリターンは何か、とスタッフと共に考えました。ぜひリターンのページもご覧くださいませ!
「和蘭芹」が目指していること(その1):
「毎日でも食べられるやさしい洋食」を提供する、京都の地に根付いたレストランでありたい
飲食業に携わって40年以上になりますが、「和蘭芹」をオープンするまでは全国チェーンのオムライス専門店の創業者の1人であり、経営側中心の生活でした(詳細はプロフィールをご覧ください)。
そのような中で「和蘭芹」をオープンさせたのは、京都の美味しい水とそこで育った野菜の瑞々しさをもっと知ってほしい、自分が理想とする「毎日飽きずに安心して食べられる、人々の日々の生活に寄り添う洋食屋さん」を作りたかったからです。私は15年前に、もう一度夢を追いかけることにしたのです。
その想いをもって試行錯誤で作り上げたのが、大鍋いっぱいの京都の地野菜と上質な京都産黒毛和牛のブリスケ(肩バラ部分※希少部位です)等を煮込んで作るデミグラスソースと、このデミグラスソースをベースとした「和蘭芹のビーフシチュー」です。
「和蘭芹」のビーフシチューは、一口食べてガツンとくるインパクトがあるわけではありません。
ただ、ソースのほとんどが野菜で出来ているので、食べた後も胃もたれしない、毎日食べても飽きない、「毎日でも食べられる」身体が喜ぶ優しい味わいとなっています。
ビーフシチューに使われているのは、「京都産の黒毛和牛」です。京都産のお肉はその出荷数が限られているため京都以外で見かけることは少ないと思いますが、その歴史は古いと聞きます。盆地や高原などの京都らしい気候風土と豊かな自然環境の下で大切に育てられた牛は、脂の甘みが上品で良い意味であっさりしているため、「和蘭芹」のソースと大変マッチします。
ビーフシチュー以外にも、皆さまが思いつく王道の洋食メニューを多数準備しています。特に、私のキャリアのスタートであるオムライスは、季節に合わせて内容をアップデートしつつも、常時10種類以上のメニューを準備しています。
お客さまの何気ない毎日に、少しでも花を添えたい、お店に居ていただく間は少しでもほっこりした気持ちになってほしいです。
「和蘭芹」が目指していること(その2):
料理を通じてサプライチェーン全体を幸せにしたい
特に京都外からご来店いただいたお客様より、「お野菜が美味しかった!」「セットに付いてくるサラダなのに野菜自身の味が感じられた」との声をよくいただきます。
和蘭芹で使わせてもらっている京都のお野菜は、野菜本来の味わいが優しく感じられて、本当に美味しいです。ちゃんと太陽の下で育った味がします。
「和蘭芹」で使用するお野菜は、地元の農家の方から直接に仕入れさせていただいているものも多くあります。瑞々しく、オールシーズン使っている野菜でも季節によって味が変わるところが私も大好きです。
また、オープン以来の毎年末の恒例行事として、和洋折衷のおせちを作っています。地元のお客様はもちろんのこと、最近ではデパートの毎年のおせち通販経由で、関西方面には配送も承っております。
その期間は本店は閉めて全店舗のスタッフの中の有志に本店に集まってもらい、100個弱のおせち料理を一気に組み上げるので、私たちにとっても年に1回の恒例ビックイベントとなっています。
お客様の年初めの大切なタイミングに「和蘭芹」のお料理を選んでいただけること、毎年本当に有り難いです。
レストランは1人では経営できません。例えば、一番シンプルなビーフハンバーグを作るにあたっても、牛肉、タマネギ、スパイス、付け合わせのお野菜、ソースを作るための様々なお野菜と上質なお肉、バターといった様々な食材が必要となり、その食材ごとにお世話になっている取引先の方々との信頼関係の上に成り立っています。
また、ご来店されたお客様に自慢の料理をお出しするためには、サービス提供するスタッフに存在もとても大切です。
「和蘭芹」の料理を通じて、お客様はもちろん、スタッフやお世話になっているを取引先を含め、サプライチェーン全体が幸せになればよい、少し大それた話かもしれませんが、本気でそう思っています。
「和蘭芹」が伝えたいこと(その1):
スタッフが思う「和蘭芹」の魅力
本プロジェクトの申請にあたり、スタッフみんなに対して「『和蘭芹』の魅力は?と聞かれた際に思いつくことはありますか。」という質問を投げてみました。
スタッフからの回答でこちらが改めて大切なことを気づかされたこともあり、本プロジェクトの準備を通じて、スタッフともより近い目線を持てたような気がします。
本プロジェクトの準備を通じて、お店がより良い方向に進もうとしていますので、皆さまももし良ければ後押しいただけると嬉しいです。
ほんの一部ですが、スタッフからの回答を少しばかり紹介させていただきます。
<スタッフAさん>
お客さまから圧倒的に多いと感じるご意見は、デミグラスソース、ドレッシング、ケーキなど、和蘭芹でしか食べられない味だね、というものです。たとえそれが着飾っていない料理だとしても真心が込められ、手間暇かけて作られていると感じるような料理があって、それ召し上がったお客さまからダイレクトに褒め言葉をいただけるのが嬉しいです。
<スタッフBさん>
和蘭芹では、アルバイトも社員も仲が良く、多くの人が楽しく仕事ができていると感じます。そういったことが中も外も含めてお店の良い雰囲気を作れているのではないかと思います。
<スタッフCさん>
私自身はふわふわのオムライスが大好きです。それに加え、お子さまランチも他のお店とは比べものにならないクオリティでとてもおいしいです。やはり、手作りで作っているものが多いというのがお店の一番の強みだと思います。
働き始めた時、料理を提供する時にサラダの器を冷やしていることに感動しました。それをきっかけに我が家でもサラダを出す時は器を冷やして出すように真似しています!
<スタッフDさん>
メニューの幅広さが魅力の一つだと思います。日頃働いている中で、部活終わりの学生から大人のカップルまで幅広い層のお客さまがいらっしゃるなと感じるのですが、それはメニューの多彩さに由来していると考えます。どんなお客さまも自分にとって心惹かれるメニューがを見つけることができるのではないでしょうか。
<スタッフEさん>
印象的だったのは料理をお客さまのところに運んだときのリアクションです。「美味しそう!」と言ってくださるのはもちろん「きれい!すごい!」と見た目を褒めてくださる方が多いなと感じていました。例えばカニクリームコロッケオムライスは2色のソースの綺麗さとカニクリームコロッケの迫力に驚いたり喜んでくださっていました!
「和蘭芹」が伝えたいこと(その2):
リターンのご紹介
今回のプロジェクトに当たり、「和蘭芹」のスタッフ一同、皆さまもともに幸せになれるリターンは何あだろう、と相談し合い、リターンの規模に合わせて色々な種類のプランを考えました。
詳細はリターンのページをご覧いただければと思いますが、例えば、以下のようなリターンを準備しています!
●温めるだけの「和蘭芹のビーフシチュー」セット
●世界に1つ、あなただけのオリジナルオムライスの作ります!プラン
●1ヶ月間いつでもパセリのお食事を食べられる!定額制チケットプラン
●コロナ禍でも安心♪店舗の貸切プラン
その他にも種々準備しています!
「和蘭芹」が目指していること(その3):資金の使い途
本プロジェクトを通じてご支援いただいた資金は、当面のお店の経営維持と、オンライン販売の開始やテイクアウト事業の強化などの新たな取組みに向けた足がかりに充てさせていただきたいと考えております。
最後に
ここまでお読みいただきまして本当にありがとうございます。
長くなりましたが、最後に一言だけお話させてください。これまで40年飲食業に携わってきて、もちろん楽しいだけではなく辛く厳しい時期もたくさんありましたが、何よりも私自身がお客さまをはじめ、お店を通じて知り合った皆さまからパワーを貰いました。
食べることは、人が生きる上で無くてはならない、人が明日に向けて頑張るパワーの源になるものです。この飲食業というものは、人に生きるためのパワーを与えられる、本当に素晴らしい、未知なる可能性を秘めたものだと思います。
まだまだ、自分が作る料理を通じて、少しでも多くの人にパワーを与え続けられればと切に願っています。
そのためには、「和蘭芹」を終わらせるわけにはいかない、まだ「和蘭芹」を知らない人にお料理を届けるために頑張りたいです。ぜひ皆さまの力を貸していただけると嬉しいです。
何卒ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
西原
【店舗情報】
・北山洋食カフェ和蘭芹 北山本店(京都府京都市北区上賀茂高繩手町36-1)
・北山洋食カフェ和蘭芹 京都イオンモール店(京都市南区西九条鳥居口町1番地14320イオンモールKYOTO 4F)
~系列店(デリカッセン)~
・オム&デリ ファクトリー(大阪府吹田市片山町2-4-1 吹田グリーンプレイス内)
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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