こんにちは。蝶結び代表の杉下です。
この度は当プロジェクトにご支援、またはお気に入り登録をしていただきありがとうございます。
本文の中で、それぞれのフルーツについて詳しくは触れていなかったので、活動報告としてそれぞれのリターン品の特長やおすすめポイントについて、シリーズでお届けをさせていただきます!
まず第一回の今回は、7月に各種リターンの中で一番はじめにお届けできる
「メロン食べくらべセット」についてです。
メロンの旬
一般的に4月中旬からお盆の頃にかけてがメロンの旬です。
スーパーにもたくさん並ぶ時期です。有名なのは、
網目があるメロン
・高級マスクメロン
・北海道の赤肉メロン
・茨城のイバラキングやアンデスメロン(青肉)クインシーメロン(赤肉)
・蝶結びの地元京都の京丹後市の琴引メロン
網目がないメロン
・昔ながらのまくわ瓜
・パパイヤメロンやホームランメロン(黄色いつるっとしたメロン)
などが挙げられます。
普段はフルーツギフト専門店蝶結びというECサイトでフルーツギフトを扱う僕がリターンとしてぜひおすすめしたいメロン食べくらべセットは以下の2品種です。
静岡県産 マスクメロン(クラウンメロンまたはアローマメロン)
まずは高級フルーツとして外せないのがマスクメロンですね。
ドラマDoctor Xで「メロンです。請求書です。」と岸部一徳さんが西田敏行さんに持っていったり、百貨店には何万円の値段がついていたり。
贈答用のフルーツとして、最も有名なものかもしれません。
日本各地でメロンの栽培はされていますが、いわゆる贈答用のマスクメロンといえば静岡県の浜松市、掛川市、磐田市、袋井市で栽培されている「クラウンメロン」や「アローマメロン」のことです。温暖な気候がメロンの栽培に適していたようです。
数年前に、僕自身も実際に産地を見せていただき、メロンの成り立ちや育て方、品評会での審査基準など講座を受講させていただき、生産者さんのお声も直接聞くことができました。その後販売者として、前職の百貨店での勤務時代も含めると、おそらく1000玉以上販売してきました。
静岡の「クラウンメロン」「アローマメロン」は、栄養を集中させるために「1本の木に1玉だけ」というのがこだわり。たった1玉を、生産者が手塩にかけて育てます。ビニールではなくガラスの温室で、屋根は冬場でも最大限、日光を取り入れることが出るよう工夫され、年間通じて厳重に温度管理をして栽培されています。
日本国内で年中栽培されているフルーツは僕が知る限り、このマスクメロンだけです。春夏秋冬それぞれ季節に応じて栽培方法も違うそうで、本当に手間隙かけて育てられています。
まさに高級メロンという名がふさわしいフルーツの王様です。
北海道産 夕張メロン
フルーツの王様「マスクメロン」と共に、赤肉メロンの代表格「夕張メロン」を食べくらべとしてお届けします。赤肉メロンとしてはおそらく日本一有名なメロンなので、ご存知の方も多いですね。
毎年5月末の初競り時に高値で取引されるためニュースを見たという方もいらっしゃると思います。2019年には初競り時に2玉500万円という価格で競り落とされ話題になりました。
マスクメロンとも最大の違いは青肉か赤肉かですが、青肉よりも甘味があって赤肉の方が好きとおっしゃる方も結構多いです。
夕張メロンは「スパイシー・カンタロープ」という品種と「アールス・フェボリット」という品種を1960(昭和35)年に交配、これにより生まれた種を翌年1961(昭和36)年に蒔き、その中から選出されたメロンです。実はこの「アールスフェボリット」というのは、マスクメロンの品種なので、お母さんはマスクメロンということになります。
北海道というと広大な土地で大規模農業のイメージがありますが、夕張は山間部が多く、火山灰質の土壌、本州までの輸送距離の問題など、多くの障害がありましたが先人たちが地道な努力で乗り越えて現在に至った歴史があります。
そのような経緯も踏まえて平成27年には農林水産省が定める地理的表示(GI)保護制度に認定登録されました。
これにより品質保証・差別化・ブランド化につながったり、模倣品の排除・利益の保護日本の地域ブランドの海外展開に寄与するなど、国としても夕張メロンのブランドを守ろうとしています。実際にタイで「日本夕張メロン」として模倣品が出回った事例があったようです。
年間で美味しい時期は7月の1ヶ月間ととても旬が短く、この夕張メロンが一番美味しい時期にマスクメロンと共にお届けをさせていただきます。
※GI表示とは
全国に流通している農産品や食品の中には、他地域の同種の産品との差別化・高付加価値化により、もはや産品の名前そのものに価値が認められる、いわゆる「ブランド産品」と呼ばれるものが数多く存在します。これらブランド産品が持っている価値を、国が認め、地域共有の財産として保護してくれるのが「地理的表示(GI)」保護制度です。
食べ頃のポイント
メロンは食べごろがむずかしいフルーツでもあります。
ポイントとしては、
・常温保存で食べ頃まで置く(食べる前に少し冷やす)
・おしりがやわらかくなる
・香りがしてくる
・ツルが萎れてくる
などが挙げられます。
一般的なメロンだと個体差もあるので僕たちプロでもなかなか予想がつかないのですが、この2品種は比較的わかりやすいです。
夕張メロンは果皮の色で食べ頃を知れせてくれます。お届けした頃は緑がかっていますが、その色が抜けて白や黄色っぽくなってきます。熟してくると香りが強いのも特長です。
静岡のマスクメロンは追熟するスピードはほぼ一定です。梱包時にメロンを触った感触や収穫日を逆算して、目安の日にちを添えてお届けさせていただきます。
食べきれずに保存する場合は、
・なるべく大きな塊で(小分けにすると果汁が逃げるため)
・種から腐りやすいので種は取り除く
・ラップで覆い乾燥を防ぐ
・冷蔵庫で保管し、なるべく早めに食べる
などがポイントです。
食べ頃や、保存時の注意点は同梱のリーフレットにも記載していますので、参考にしてみてください!
同じフルーツでも品種が違えば、味も見た目も全く別のものになります。
まずは「マスクメロン」と「夕張メロン」を食べくらべてお好みの品種を見つけていただければと思います。
また僕たち蝶結びは、ギフトを専門に扱うブランドです。
今回のクラウドファンディングでは、ギフトも可能です!
ご希望の方は、配送先に贈り先、備考欄に送り主情報(お名前・住所・電話番号)をご支援のお申込みの際に必ずご入力ください。熨斗やラッピングも承りますので、ご希望の場合は備考欄にご記載ください。時期的にはちょうどお中元のシーズンにも重なりますので、ぜひご検討ください!
次回の活動報告では、同じく7月にお届け予定の桃について、ご紹介をさせていただきますね。
フルーツギフトのことなんでも以下からご相談いただけます。ぜひ気になったこと、好きな品種など教えてください!
杉下峻吾