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小説好きのあなたに近未来を届けます。

お届けする作品は『未来探検隊』の他三つです。四作品とも未発表。何れもワープロ原稿をワードの添付メールで送信。僕に送り先のメルアドが届き次第、直ちに送ります。スマホや他の携帯には送れても容量が大き過ぎて開けません。パソコンは大丈夫。ワードで圧縮せずに送るので今までの経験では問題なしでした。

現在の支援総額

18,000

1%

目標金額は1,000,000円

支援者数

4

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/04/05に募集を開始し、 4人の支援により 18,000円の資金を集め、 2021/06/04に募集を終了しました

小説好きのあなたに近未来を届けます。

現在の支援総額

18,000

1%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数4

このプロジェクトは、2021/04/05に募集を開始し、 4人の支援により 18,000円の資金を集め、 2021/06/04に募集を終了しました

お届けする作品は『未来探検隊』の他三つです。四作品とも未発表。何れもワープロ原稿をワードの添付メールで送信。僕に送り先のメルアドが届き次第、直ちに送ります。スマホや他の携帯には送れても容量が大き過ぎて開けません。パソコンは大丈夫。ワードで圧縮せずに送るので今までの経験では問題なしでした。

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はじめに・ご挨拶

 高橋龍(ロン)です。はじめまして。今の処、僕のテーマの追及はふた筋在ります。ひとつは近未来をイメージした『未来探検隊』。この作品から貧困が主題の『どうせ死ぬなら恋してから(上)(下)』が生まれました。もうひとつはスペインと日本の繋がり。此処から『スパニッシュダンス(上)「ホタテと瓢箪」。(下)「ゴトビキ岩大権現さま」』が誕生。『スパニッシュダンス』は『アンダルシアの木洩れ日』を導きました。

 プロジェクトの『概要』にも示しましたがスマホや他の携帯にワープロ原稿をワードの添付メールで送れません。パソコンをお持ちでない方は知人友人縁者のパソコンのメルアドを借りて下さい。借りたメルアドにワードの添付メールを送ります。僕はそれで構いません。借りたメルアドと記して頂けたら大満足です。

■貼り付けた動画ですが音量が小さく困っております。それで提案ですがTwitterにもアップしています。TwitterのURLは「@jean30355125』です。宜しくお願いします。

     


このプロジェクトで実現したいこと

 先ずは『未来探検隊』を始め四作品を読んでもらいたい…が切なる願いです。そして応援してくれ方々からの感想や評価を知りたい。感想や評価は僕のこれからの糧になるとの予感が在ります。いささか怖くも在りますが、力を尽くして感想や評価と向き合います。必ず返答します。

 僕にも応援してくれる方々が日本に居る。それだけで勇気が湧きます。励みになります。次の作品を創る源動力になるのは間違いのない処。感想や評価への返答は当たり前ですが、月に一度を目安として『近況報告(タイトル未定)』をメールします。これはスマホや他の携帯でも開けますが、やはりパソコンの方が安心感があります。時折長くなる可能性が在るので…。『近況報告』の内容は書いている小説の現況が主になると思います。ある時は「やった‼」。別の時は「俺には才能が無い」と愚痴の数々。             

 四作品を創り終えて、ようやく自分なりの小説の書き方(創り方)が分かったような気がします。自分なりの小説の書き方も生々しく『近況報告』に載せたいと考えています。

 

プロジェクトをやろうと思った理由

 僕の作品は何れも長く500枚を越えています。公募の小説賞の多くは500枚以内。これでは問うことができません。短くしようと挑戦しましたがダメでした。どうにもシックリせず「これでは人間を描き切れていない」と思うようになり、短縮を断念しました。途方にくれているとCAMPFIREと出逢いました。クラウドファンディングなら枚数制限が無い。これなら応援してくれた方々に作品を直接届けられる。そして感想や評価を得られる。

   僕の持ち味は小説内評論。これが長くなる要因のひとつ。小説賞の選者に受け入れられないのは間違いなし。しかし持ち味は持ち味です。僕の特性と個性と自負しています。持ち味が「才能」と評価されるのを期待していますが…。『未来探検隊』には評論が九つ。七人の侍人がひとつずつ。仲美子がふたつ。興味をもってもらいたくて記しました。


これまでの活動

 僕は23歳の時にドストエフスキーと出逢いました。その時の衝撃と感動がその後の人生を決定しました。何時かドストエフスキーを超える作品を創りたいと決心しました。しかし小説の創り方が分からず、決心をしまい込んで、現実に揉まれる選択を余儀なくされました。本格的に…小説を書く…と向き合ったのは66歳からです。『未来探検隊』がドストエフスキーに近づいたのか、それともまだまだ遠いのか。僕の決心と野心が向こう見ずなのか、そうでもないのか、時期に判明すると思うとドキドキします。


資金の使い道

 応援してもらった資金は何時か機会が訪れるであろう出版の時のために貯めておきます。自費出版を募集している出版社は結構在ります。中には共同出版を掲げる出版社も在ります。共同出版と雖も出版費用の半額は僕が負担しなければなりません。およそ70万円以上。

 野球に例えるなら僕は独立リーグの球団にも入れていません。少ない報酬ながらも独立リーグの球団の選手はバイトしながらでも野球で収入を得て生計を立てています。先ずは独立リーグに入団したい。それが今回のクラウドファンディングへの応募なのです。

 目標額を100万円に設定した根拠は僕の気合です。100万円に接近するに従って独立リーグ入団が射程に入る予感が在ります。



リターンについて

 勝手ながら1500円と3000円と4500円と6000円に区分しました。


実施スケジュール

 応援してくれた方々に速攻で作品を直接届ける。それがひとつの念願でした。それでワープロ原稿をワードの添付メールでの送信を思いつきました。応援してくれた方々のメルアドが僕に届いてから直ちに開始できるのが魅力です。原稿を書籍化するにはお金を出版社に払い込んでからニケ月も要します。まどろっこしい限り。このまどろっこしさの解消もCAMPFIREと出会えなかったら実現できませんでした。

 新しい作品に取り掛かっています。『富なき資本主義の時代』(仮題)に没頭していても、必ず添付メールの送信を優先します。



最後に

 小説のタイトルが『未来探検隊』と分かったとしても近未来の内容が分からない。どんな人物が登場するのかもまったく分からない。粗筋を書きます。

 高三で選挙権を有した氷空(そら)ゆめは衆議院選挙を目前にして、投票する政党や個人が居ないと気づく。棄権しないには自分が投票したくなる政策を自分で創る他ないに達します。氷空ゆめは『未来探検隊』を幼稚園の年長組からの親友仲美子と立ち揚げる。HPは仲美子の担当。ここから物語が始まります。ところがもうひとつの『未来探検隊』が存在していた。怪しげな、不可思議なお爺さんたち七人のグループ。話し合い「Under18」と「Over69」に住み分けることで合意。お爺さんたちは次第に氷空ゆめと仲美子と共に行動したいと思うようになり、氷空ゆめと仲美子にはお爺さんたちへの尊敬が強まってゆきます。ここから物語が展開します。

 新聞小説のように作品の抜粋を毎日アップします。先ずは『未来探検隊』から。全部を載せるのは応援してくれた方々に失礼なのであくまでも抜粋ですが、作品の雰囲気を感得できます。僕のプロジェクトが公開された次の日から抜粋のアップを開始します。楽しみにして下さい。

 


<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

もっと見る
  •  僕のプロジェクトは明日の23時59分で終了です。 立ち上げたのは4月5日。以降お付き合い下さいましてありがとうございます。 今日のこのページで活動報告を終えます。 長きに渡り新聞小説をまねて抜粋を掲載しました。 楽しめましたでしょうか?   6月3日の早朝に明らかになった6月2日分までの僕のサイトへの訪問者は延べ7674人でした。4月5日からの59日間の平均は一日約130人。この訪問者の数に支えられてプロジェクトの終了まで辿り着けました。日々変わる抜粋の稿を読んで頂いた方は延べ人数の二割か三割かな~と捉えています。二割と仮定してもおよそ1500人の方々に関心を持ってもらえたと思うと感無量です。 これからの小説書きの大きな励みになります。 日々100人を行ったり来たりしていた訪問者が『未来探検隊』の七人の侍の残りの五つの評論と「美子の宿題ふたつ①②」をアップすると急激に訪問者が増えました。6月3日(6月2日分)の訪問者が何と574人でした。 これには驚きました。受け入れられないと思っていた小説内評論が何かしら支持されたような嬉しさが込み上げてきました。 ありがとうございました。 応援してくれた方々にはこのプロジェクトが終了次第に作品をPDFに加工して添付メールで送ります。そして僕からの近況報告(一ケ月に一度ほどのニュースレター)を送らせてもらいます。不要と言われなければ良いのですが…。 僕にはこの近況報告から必ず何かが生まれるとの予感が在ります。末永いお付き合いをさせて頂けるなら幸甚です。 早速ですが近況報告です。 今は第五作目に取り組んでいます。『何のために働くの』(仮題)を書いています。今年に入ってから構想を練り始め、試行錯誤しつつ、ようやく土台と骨組みが見えてきました。土台は「富なき資本主義の時代」。骨組みは物語を通して主人公の朝陽みらい(大学四年生)をどう描くのか。朝陽みらいは何を見つめているのか…になります。 今年中に完成させたいと気合を入れています。 完成した時には、未だ、見ぬ方と、またお逢いできます。 ひと先ず、これで、しばしのお別れです。                         高橋龍(ロン)より もっと見る
  •       「日本の国債が破綻しない訳」              二〇二二年四月二〇日(月)午前一〇時。 この日は新年度を迎えた財務省の総額一〇兆円の国債入札日(一〇年債)。年度始めは入札を求める総額が多い。霞が関に建つ財務省ビルの五階の会場は何時のも準備を終え静かだった。毎回の入札では定刻の一〇分前に各金融の担当者が首からアイデンティティカードを下げ姿を見せる。それを木槌を前にした財務省の進行役と担当者が待つ。会場の壁時計が九時五〇分を示した。 今日は出足が遅いようだ。まだ誰も会場に入って来ない。 一〇時になった。入場者は一人も居ない。財務省の職員がざわついた。進行役は開始の合図を打つ木槌を前に手持ち無沙汰。定刻になっても入札者が一人も現れない事態は過去に一度もなかった。 一〇分が過ぎた。結局一人も来場しなかった。 一〇時二〇分。来場者無し。 進行役が「本日の入札は不調。これにて閉会」と木槌を叩いた。                                   今日の事態は不調ではない。不調には入札者が存在している。国債入札の不調とは入札と財務省の応札希望額に開きがあり落札できないを意味する。前代未聞の不開催なのだ。 一〇時三〇分。激震が走った。マグニュチュード九をも超える激震が日本を襲った。しかしこの激震では死者行方不明者は発生しない。それでもかつてない未曽有なる激震。                         一〇時四〇分。テレビ各局はスーパーを流した。「本日予定されていた一〇兆円(一〇年物)の国債入札会場に入札者が一人も現れず不調に終わりました」。NHKは番組を臨時ニュースに切り替え、財務省ビル前から実況中継。 日経平均株価が急落。下げるスピードが速い。売り一色。十一時には一〇〇〇円も下げた。その勢いは止まらないどころか増していた。先が見えないパニック相場。 東京市場のドル円は一気に三円も、円が売られ、ドルが買われていた。株価と同様の円売りの勢い。上田ハーローのボードは百十七円を知らせている。一〇年物国債金利も急騰。一%を超えた。かつてのギリシャの再現を思わせる急騰。サーキットブレーカーが発動される寸前。国債金利が上昇するとは当該国債の価値の下落。 十二時。現物株取引の前場が終わった。二五〇〇円ほどの下げ。日経先物と為替取り引きには昼休みがない。十二時三〇分には三〇〇〇円を突破。ドル円は一一八円を超えた。何処かで上げげ止まる。何処かでドル円も上げ渋る。しかしその何処かが今は見えない。「一九八七年のブラックマンデーや二〇〇八年のリーマンショックどころの騒ぎではない」と株式市場関係者が叫んでいた。それをテレビカメラが捕らえていた。「日本が壊れてゆく」とNHK特番のコメンティター。 この日の東京市場の日経平均株価終値は一七七三四円。前日比五三九一円の下げ。ドル円は一二〇円に達した。一〇年物国債は午後一時二〇分に取引停止。その時点で一.三%に跳ね上がった。史上空前の買いが買いを呼び、売りが売りを呼んだ市場の大混乱。 世界の金融市場はウェリントンが幕開け。間もなくして東京。 一六時三〇分からLondon。二十一時三〇分からはNYがオープンする。NYは翌朝の五時三〇分まで続く。東京の為替市場は七時スタート。その間にウェリントンとシドニーが四時から始まる。要するに眠らないのが金融市場の特性。 東京発の大激震はLondon NYを津波となって襲う。それらがどうなるのか。二七時で引けるNYでの日経平均先物と二九時三〇分のドル円の終値は…。翌朝の東京はどうなるのか。テレビ各局の特番は一八時から始まった。その共通テーマはLondonとNYの動向。そして翌朝以降の東京。 事態を説明できても誰もこれからを語らない。「国債を国内で消化できないとなれば他の方法を早急に準備する必要がある。国債を買ってもらわなければ国家予算が空手形になる。これを避けなければ日本が成り立たない」…こいつは馬鹿。当たり前だろ。テレビってこんな程度なんだ…「今のいち時を凌がなければ。日銀に一〇兆円を引き取ってもらうか、政府の特別会計の中から一〇兆円を拠出してもらい安定させなければ金融市場の動揺は治まらない。外国に買ってもらうのは急場の対処に間に合わない。悠長なやり方ではダメだ」                                                 …こいつはアホ。何も分かっていない。特別会計とは目的以外に資金を拠出できない。だから特別会計。それと日銀は直接国債を購入できない。金融から買い取るほか術がない。定めを知らないアホ…                     「突然何の前ぶれもなしに金融が一斉に手を引くはずがない。財務省は何故手を打たなかったのか。何かしらの予兆が在ったはずだ」…この発言者はまあまあだ。けっこう分かっている… 確かに謀反の予兆は在った。財務省は三つのメガバンクの担当者から国債に向き合う現況を伝えられていた。。「現行の〇.二八%では国債の買い入れは難しくなる一方。買い入れを続けると収益を悪化させる。おまけに日銀当座預金の金利は〇.〇五%。逆ザヤに成りかねない。これも収益を圧迫している」「総預金量の一五%は決済資金として保有したいと常々資金運営管理者から申し入れられている。その気持ちは切実だ。我々は『拓銀』の破綻情況を知っている。日々の決済資金は五%ほどだが季節需要によっては一〇%に接近する。少しは余裕が欲しい」「景気が良くなれば税収が増え、預金量も増えると首相は言う。その理屈は分かる。しかしながら景気が良くなっている実感は我々には無い。その証左として税収は横這い。物価上昇も二%には未だ遠い。国債発行残額は着実に増えている。預金量は微増。この微増は景気の良し悪しとは無関係。データが証明している。我々は首相の「賃上げ」の求めに応じて四〇〇〇円以上もベースアップした。全行員換算では年間二億円強の人件費増。これを営業利益で埋めなければならぬが見通しは立っていない。それにも増してトランプの関税引き上げが日本を不安定、不透明に陥れている。国債を買う意欲と気持ちのゆとりを削ぎ落している。今年度の償還分を再購入するのは可能。だがトップの判断になる」 これらに対して財務省の担当者は「皆さまの切なる実情を上司に報告します」。担当者は上司に「切なる実情」を報告した。 上司は金融の愚痴と看做した。 こうして二〇二二年四月二〇日(月)の午前一〇時を迎えた。          国債にまつわる不安を煽り過ぎたかも知れない。「日本の政府借金は一〇六二兆五七四五億円に達しました。国民一人当りは約八三七万円を背負っていることになります」 NHKのニュースでは日本政府の国債発行額増を報じる時には必ず国民一人当りに換算した額が付け加えられる。中学一年から私の                                                 記憶に残っている。この報に接する度に、日本人は莫大な借金を背負っている。子供の私も八三七万円なのだ。                                   この稿に向き合った時、NHKの「一人当り八三七万円を背負う」とのコメントはまったく意味が無いと知った。国民は政府の借金に連帯保証していない。「日本の台所は大変なんだ」と獏とした不安を煽るだけの告知。このコメントの原稿を書きアナンサーに読ませた人はマクロ経済を知らずしてミクロ経済の延長で日本政府の財務状況を書いている。よく経済学者から「やめろ」と言われなかったものだ。実は経済学者も分かっていないのでは…。 家庭と政府の借金を同次元で捉えられない。 政府は市井の金融からの借金も可能。借金の他に債券を発行できる。それが国債。家庭は債券を発行できない。ここが大きな違い。他にも在る。紙幣を発行できる日銀が政府を護っている。家庭は誰からも何処からも護られていない。NHKはここを無視してる。 国債は金融が入札方式で買い取る。今ではその発行総量の半分近くの四四八兆円を日銀が金融から買い取り保有している。金融は入札に参加して国家保証の財務省発行債券を安心して買う。財務省の返済は税収から。税収で返済できぬ時は新規に国債を発行して返済に充てる。よって政府の資金調達は順調。当事者は借金にまったく喘いでいない。それ故に借金が年々膨らんでいても資金調達に苦しまず脂汗も流していない。しかしながら政府の新規発行債券とで無限ではない。それは誰もが知っている。その限界が分からないだけ。 政府も財務省も日銀も黒田総裁も限界を分かっていない。分かっていないから未だ大丈夫だろうと国債を発行する。これからも日本の国債発行残高は増え続ける。新規の国債発行によって日本の経済は支えられている。一方日本の人口は右肩下がりで減り続ける。一人当たりが背負う借金総額は益々増える。 時折、ほんとうに大丈夫なのかと思う。 政府借金は国債だけでは無い。金融機関からの借入金。他には各省が発行する短期証券(政府債と政府機関債)。これらは各省庁の運転資金。配分された予算の執行と事業遂行による資金決済のタイムラグを調整と説明されているがおかしさも在る。現在の借入金は五五兆円。短期証券が八六兆円。年々、額が増え、固定化している。運転資金ならば変動するのが当たり前。増額固定化は隠れた借金の存在。運転資金とは性質の違う借金が含まれているのでは…。これへの説明がない。それと直ちに返済の義務は発生しないが一七九七の各自治体発行地方債の連帯保証は政府。                                  ここでは国債だけに絞る。 政府予算は一〇〇兆円弱。これは毎年少しずつ増えている。 税収は毎年五五兆円を上回る程度。税収に増減があっても驚くほ                                             どの数値では無い。税収で賄えない予算の不足分は国債で補う他に方法が無い。予算には過去発行分の国債の償還も含まれている。二〇一六年度は二十三兆円ほど。予算における国債依存度は何と四〇.五%。それでも政府は自国内での国債消化に自信を持っている。これが日本国債の信用度に繋がっている。いわゆる安全資産としての価値が高い。これは世界の金融市場の見方。                                                                                             政府が国債に頼るようになったのはバブル崩壊の一九九二年度予算から。前年度の国債依存度は七.六%。前々年度の一九九〇年度は八.四%。一九九二年度は景気低迷を打開しようと公共投資に予算を積み増し一〇.一%に。それ以降、依存度は右肩上がり。                           一九九九年度予算案を閣議決定した後の小渕首相は「大罪を犯したような心境」と語った。依存度が前年度の二〇.〇%から三七.九%に急上昇した。この時には金融危機が深刻に。                                     二〇一三年四月。黒田日銀総裁が誕生。当初は「大胆な金融緩和」。次いで「異次元の金融緩和」を政策の柱に据えた。 日本はデフレに喘いでいた。ドル円は一時八〇円を割り込んだ。日経平均株価も低迷を続け八〇〇〇円を行ったり来たり。出口の見えないどんよりとした毎日が続いていた。『喪われた二〇年』は終わっていなかった。それを終わらそうとする黒田日銀総裁の試み。 黒田総裁は各金融が抱えている国債を買い取った。どんどん買い取った。買い取ると各金融に資金が溜まる。それを市井に流す。流すとは各企業への貸し付け。そうなれば金融危機以降に各企業が逼迫した資金確保に明るさが増し投資活動が活発になる。 同時に公定歩合を切り下げた。これによって国債金利が下がる。政府の金利負担が減り、銀行が日銀から借り入れる際の金利も下がる。そうすることで各企業への資金需要に応え易くなる。こうした政策は現在も続く。追加も在る。金融機関が義務付けられている日銀当座預金の金利がマイナス。金融機関は預けれほどに金利を日銀に支払う。預けるより貸し出した方が得。通貨供給量を増やすなら経済規模が拡大しインフレに寄与する。先ずは物価の上昇。上昇すれば賃金を上げなければならぬ。それは景気の好循環に繋がる。「デフレからの脱出。インフレ率年二%達成」 これが黒田総裁の到達目標。 日経平均株価は瞬く間に一万円を超え右肩上がりの上昇。現在は二万円を超えている。ドル円も円が売られドルが買われ続けた。一〇〇円の大台を突破して落ち着いた。現在は一〇五円から一二〇円の間で上がったり下がったり。しかし「大胆な金融緩和」と「異次元の金融緩和」でもインフレ率が年二%に届かない。それでも新任の黒田総裁の手腕によって日本経済は一時期の最悪を脱出した。                                                                                   二〇一七年の日本のGDPは五四六兆四八八六億円。 二〇一一年と一二年に五〇〇兆円を下回ったが一三年から五〇〇兆円を回復し以降、着実に伸びている。一八年は五五五兆円と予測されている。GDPは年間の国家経済規模の動向を表わしている。日本経済のマキシムを数値で表している。 一三年からのGDPの増加は異次元の金融緩和の成果と云えなくもないが、それほど税収が増えていない。このギャップは国民が消費活動を控えている一語に尽きる。物価が上昇しないと消費が活発にならない。インフレ率年二%実現の道程は遠い。 GDPの倍近くまで膨らんだ日本の借金。公言しないが政府は借金の返済を諦めているように思える。プライマリーバランスは政府予算の健全性を表わす指標であって借金を返すために用いられる指標では無い。もう二〇年も国債に依存した予算を組み、プライマリーバランスの「▲」を続け、借金を増やし続けてきた政府。 諦めたと指摘されても政府は反論できない。 私はグゥの音が出ないほどの反論に出会いたいと願っている。 二〇一六年の日銀の国債保有額が四一六兆円に達した。今は四四八兆円。日銀保有額は二〇一二年一〇月二三日に初めて一〇〇兆円を突破。一〇四兆九二五〇億円。四年の間で如何に買い取ったのかが分かる。ここで政府借金の内訳に触れてみる。■二〇十六年(借金総額一〇六二兆円) 国債    …九二三兆円(四一七兆円が日銀保有分。四五%) 政府短期証券… 八五兆円(内訳比率に特段の変動なし) 借入金   … 五四兆円(     〃      ) 現在の国債金利の平均は年〇.〇二八%。本当に安い。金利が高いと市場参加者には魅力的に写るがリスクを取る判断と覚悟が要る。取るのか、取るらないのかが悩むところ。一〇年も保有するとその間に何が起きても不思議はない。これが日本を取り巻く世界情勢。ギリシャは市場から締め出され取引停止に。こうなると国債は紙切れ同然。破綻した企業の株券と同じ憂き目。 日本の国債は日銀に買い取ってもらえる。 これが金融の安心感。だから国債の入札に応じる。                                                                                                                                  一兆円を一年間保有した時の利息は二八億円。それが満期の一〇年になると複利計算された元利合計は…?…。 計算をお願いします。 それを政府は赤字国債を発行して国債購入者に支払っている。                                   (九二三兆円)—(四一六兆円)=(五〇七兆円)                         この五〇七兆円(二〇一六年度)が主に日本の金融の保有分。 ずいぶん減った。 これが日本国債の国内消費の内実。 日銀が保有する国債の限度は誰も分からない。 繰り返すが誰も分からないから政府は国債に依存した予算を組む。 黒田総裁の国債買い取りは危うい実験なのである。「イギリスの中央銀行の買い取り率は五〇%を超える。ナポレオン戦争時には六〇%に達していた。それでもイギリス国債は破綻しなかった」。ここが黒田総裁の拠り処なのは間違いない。 黒田総裁は「保有分の増加が年間八〇兆円が上限の目安」と言う。だから現行の増加程度では大丈夫と言いたいのだと…。けれども年間八〇兆円の増加でも大丈夫との根拠は示されていない。おまけに日銀の国債保有額の上限の根拠も示されていない。 次に日本の金融資産を調べる。 日本の過去から現在に繋がる経済活動の集積が金融機関の総資産。一八〇九兆円。この総資産の内、預貯金は五一.五%の九三一兆円。 預貯金は最も流動性の高い資産。国債を買おうとすれば何時でも直ぐに買える。冒頭でも触れたが金融機関の日々の決済資金の上限は総資産の一〇%。余裕を持たせるならば一五%。一〇%で約一八一兆円。一五%では約二七一兆円。これらが金融が使えない資金。ここでは一〇%で考えてみる。すると金融機関が自由に使える資金は七五〇兆円となる。これをすべて国債購入に充ててしまうと企業への融資が不能となり経済活動が止まる。では後どれだけ金融機関が国債を購入できるのかは不明。不明ではあるが、現在の融資・国債・保有株式・社債・金融商品先物取引・為替への投下資金の配分割合を損なえない。配分割合の突然の変更でも金融市場は大混乱。                                発行国債が自国の預貯金で消化出来なくなったからと云って政府の国債による資金調達が不能になる訳ではない。直ちに国債破綻しない。国債購入の手立ては他にも在る。 金融市場で外国に買ってもらう。しかし外国人投資家たちは低金利の日本の国債に魅力を持っていない。国内企業が溜め込んで投資の道筋が決まらない内部留保資金で買ってもらう。けれども日本の企業は外国人投資家と同様に国債金利に魅力を感じていない。 国債の国内消費を続けてきた日本。それゆえ世界の金融市場から安全資産と看做され信用を築いてきた。敗戦から立ち直ると伴に築いてきたこの信用はとても大切。私はこれからも国内消費を続けるのが日本の進む路と考えている。                                  日本人の美点は勤勉と貯蓄。貯蓄額総量の伸びが借金の増加率を上回っている間は安泰と財務省は考えている。                           日銀の選任権限は通貨供給量の増減と公定歩合決定。現行の国債買取りを繰り返し、続けた時には、何時か必ず、限界に到達する。限界とは入札不調が示現して国債が売れ残る。冒頭がそれで在る。                        私たち国民は無防備のまま異常事態に直面してはいけない。常に注意が必要。備えあれば憂いなしの格言が活きる。注意とは監視。①ドル円の動向(一日で二円以上の上下動は注意。三円は警戒。四        円となると異常)②日経平均株価(一〇〇〇円以上の下落は注意。二〇〇〇円以上は        警戒。三〇〇〇円以上になると異常事態発生)③NYダウ  (一〇〇〇$以上の上下動は注意。二〇〇〇$以上         は警戒。三〇〇〇$以上は異常事態発生。テロに        遭遇・戦争勃発・内乱による現体制崩壊等々)④一〇年債金利(年〇.〇二八%の金利が一気に〇.一%に上昇し        た時は異常事態)  この四つを監視するだけで注意は充分。 お薦めはネット証券に口座を開設する。未成年でも親の承諾があれば開設可能。私はネット証券での取引を薦めているのではない。此処にはリアルタイムの情報が盛り沢山。投資情報をクリックすると世界の政治情勢と経済指標によって上下する金融商品の動向が瞬時に把握できる。中でも各国の一〇年債の金利が一目瞭然。この金利は各国の公定歩合と連動している。他にも金融市場に参入している人たちの関心事が瞬時に分かる。 私たち国民は如何に備えれば良いのだろうか…。 毎年の予算編成と金融の総預金量(生保の資産勘定を含む)を注視するのが備えのひとつ。これは監視とも云えるが新規の国債発行が日本の預貯金で賄えるのか、否か。この分析なくして危機到来が見えてこない。繰り返しになるが日銀が国債保有を増やしたとして新規発行国債の国内消費を続けるには金融の預貯金量が目安になる。 新規の国債購入に充当できる割合は総預金量の三割程度。ならばこれから国債に振り分けられる資金は二五〇兆円程度。これを超えた時には赤信号が点滅する。 いま私が恐れているのは何らかの理由により日銀が通貨供給量の縮小を狙い金融に保有国債を買い取らせる方針を打ち出した時。日銀が二〇一二年の一〇〇兆円程度まで保有国債を減らすならば金融の預貯金量は三一七兆円も減る。とうに国債保有の上限を超えている。▲六七兆円。これは国債の国内消費が、遂に、限界を超えた…を表わしている。私にも日銀の国債保有額の上限が見えない。                           現状の日本経済は国債によって支えられていると述べた。その内実を紐解くと「日銀の国債保有によって支えられている」に到達。 備えとは、国債は政府の借金であって『国民の借金では無い』との心構えと、腹の括り方が、私たちの未来を決める。                     新規国債発行分が国内消費できない事態を迎えた時には、日銀は金融の国債保有分から新規国債発行分以上を買い取り、その資金を新規に振り向けろと手を打つ。それでも激震が走る。それがつまびらかになると「いよいよ日本も国内消費ができなくなった」。これは破綻ではない。一歩手前。それでも金融市場の動揺は治まらない。日本が危ない。それが冒頭の金融商品が急激に上下する動き。信号が黄色から赤に変わる寸前。                                 日本国債が破綻した時にはハイパーインフレが発生する。                                                             ギリシャの破綻は教訓にならない。日本はギリシャの二十五倍の経済規模。IMFはその存在意義故に世界銀行と共に救済に乗り出すだろうが、IMFのキャパシティを遥かに超えている。単独では無理。日本の再建には全世界が救済の手を差し伸べなくてはならない。アメリカは勿論ドイツも中国も。三ケ国の足並みが鍵。特に中国が欠けては再建に向けての資金量が不足する。 この足並みが揃わず、不調に終わった時の日本の持札は令和の徳政令しか残されていない。通貨を現行から一〇〇倍に引き上げる。すると日本の借金は一〇〇分の一に縮小される。勿論、国内外は大混乱に陥る。けれども日本は大混乱を既に経験している。 馬鹿げた空想と思われるかも知れないが、この手法で日本は敗戦後の絶望から立ち直った。令和の徳政令は大混乱の下でしか威力を発揮しない。平常時においては禁じ手。これを財務省他が研究していないと言うなら嘘。 これが政府の究極の備え。 私たちは赤信号が点滅する直前には備えを終えていなければならない。点滅してからでは遅い。黄色信号は四秒間。その後に赤に変わる。この四秒間で世界が変わる。赤に変わると判断した時には迅速が命。グズグズできない。判断の速さと行動の迅速が要。 手持ちの金融商品の全てを現金化。預貯金を解約。できる限りの現金を集めての$建て預金。$は世界の基軸通貨なのだ。おまけに円の価値が失墜した時には$の価値が反比例で高まる。 手持ちの現金は僅かで良いハイパーインフレによって直に役に立たなくなる。クレジットカードも在る。電子マネーも在る。当面は手持ちの現金が無くとも凌げる。仮想通貨には手を出さない。異常事態発生時に際して先行きが全く見えないから。 食料と日用品を買い置く。地震の時の備えと同じ。違いは水と電                          池と携帯ラジオと懐中電灯。これらは必要ない。一ケ月もあればかなり落ち着く。そうなれば次の一手を打てる。 私は「政府に騙された。財務省を信用していたのに裏切られた」と言いたくない。そして「これから日本はどうなるのか」と嘆きた                          くない。それでこの稿を書いた。ちなみに一兆円の国債を一〇年間保有した時の元利合計は一兆二八三億五五四四万円。 お騒がせしました。                                              ・・・・・・・・・・・・・・                      冒頭と終わりの美子は遊んでいる。書くのを楽しんでいる。余裕をぶっかましている。それもこれも『恒久制裁措置』に辿り着いた余裕。『破綻しない理由』の冒頭は「説明調の論文もどきになってしまわない工夫」と美子は平然と言うに決まっている。その工夫が冒頭。余裕でも平然でも構わないけれど上手い。 氷空ゆめは何時か仲美子の余裕をパクルと決めた 七人の侍人は「書くだけなら誰でもできる」と言う。わたしたちは書くのに精一杯だ。精一杯の下で書くと「書くだけなら誰でもできる」と思えなくなる。書き上げると「やった」と叫んでしまう。喜んでしまう。しかし七人の侍人は喜ばない。今度尋ねてみよう。「どのようにしてその境地に達したのか」。 この応えは楽しみ。                                     国債は政府の借金。他の借金も政府の借金。国民の借金では無い。こう言い切ったのは美子しか居ないと思う。その美子でさえも政府の借金の限界を数値で掴めていない。致し方ないのだ。黒田総裁も分かっていないのだから…。近づこうと、あれやこれやと、試みているけれど、無理やり限界を掴み取ろうと仮説を建てていないのが良い。身の丈に合っている。代わりに監視と備えを盛り込んでいる。$建て貯金とは考えてもみなかった。 徳政令とは江戸時代の遺物と氷空ゆめは思っていた。令和の徳政令とは通貨切り上げだった。敗戦直後の混乱の時でなければ、お先真っ暗の時でなければ、大混乱を引き起こす通貨切り上げは実施できない。美子は四ケ月の間、苦闘していたのだ。…早速アップしてもらおう。これで一〇の課題が半分になった。ゆっくり感は遥の歩みに似ている。良く言えば着実。我田引水かな… もっと見る
  •       「日本が日米安全保障条約から飛び出た時」 ICANは「核の抑止力は神話」と言う。「生き者のすべてを死滅させる大量の核兵器は保有していても使えない。使ってはいけない。人間の最後の理性が核兵器の使用を許さない」。こう主張して核兵器廃絶国際キャンペーンを世界中に展開している。現在六〇ケ国以上の団体個人が参加。日本からもNPO法人が参加している。 ここが日本の非武装中立論者と決定的に違う。 ICANの主張の通り、広島長崎以降、核兵器は使われていない。使われそうになった局面もあった。朝鮮戦争の膠着を打開しようとマッカーサーが大統領に核の使用許可を求めた。トルーマンは許可せず、マッカーサー国連軍総司令官を解任した。こうしてトルーマンは第三次世界大戦突入の危機を避けた。 もうひとつあった。キューバ危機。この時はジョン・F・ケネディとフルシチョフのチキンゲーム。一触即発。世界中の緊張が最高潮に達した。結局はフルシチョフが折れて核の使用を免れた。 ICANの神話認識は、このふたつを、根拠にしていると思える。…核兵器を用いた戦争には勝者も敗者も無い。戦争当事国に残されるのは廃墟と放射能。広島長崎を知るならば一目瞭然。生き残った者たちは後遺症に苦しむ。今も苦しんでいる。それらを核兵器の発射ボタンを押せる権能者は知っている。だから使えない… 一方、国連には核拡散防止条約と包括的核実験禁止条約が存在している。これが国際連合安全保障理事会(以下『安保理』)の存立の柱。国連で核兵器保有が認められている国家は米・英・仏・中・露。何れも第二次大戦の戦勝国。そして『安保理』の常任理事国。非常任理事国は一〇ケ国(任期二年。一年に半数が入れ代わり連続再選は不可)。日本は現在まで一〇期二〇年間務めた。常任と非常任国の権能の違いは拒否権だけ。あとは同じ。『安保理』はこの一五ケ国で運営されている。 ICANの神話論に対して『安保理』は核抑止論によって成立している。その認識は揺るぎない。そして『安保理』は機能しているように思える。これが国際連合発足から現在まで続く、世界を律する「Power Of Balance」。この五ケ国が新たなる核兵器の保有を認めない世界の秩序を作った。しかしながら新たに核兵器を持ち(インド・パキスタン)、持とうと開発に成功し(北朝鮮)、持っているのが濃厚とされる国家(イスラエル)が出現した。今も核兵器開発の疑いを強く持たれている国家(イラン・シリ                       ア・ミヤンマー)も在る。ミヤンマーは意外だった。   インドの核実験は一九九八年五月十一日と十三日に計五回。パキスタンは遅れてはならぬと同年同月の二八日と三〇日に計二回。 この両国は国境を接し、争いが絶えない歴史を抱えている。特に北の山岳地帯では国の境い目が不明瞭。かつてパキスタンは西と東に国が分かれていた。西と東の国境いもインドと隣り合っている。                         一九七一年にバングラデッシュが東パキスタンから独立した。今は西だけがパキスタン。国境紛争の他にインドとパキスタンの間には宗教の違いがある。インドはヒンズーと仏教。パキスタンはイスラム教が絶対宗教。今も信教の自由が無い。イスラム教優位の不平等法がそのままに。こうなると諍いが絶えない。抉れる。インドの核実験は対パキスタンを想定。言わずもがなのパキスタン。 隣同士の諍いは根が深い。 両国の核実験に対して『安保理』は核拡散条約への署名と批准を求めた。両国は断固拒否。「五ケ国しか核兵器を保有できない条約は不平等条約である」 何故か、両国の足並みが揃った。 アメリカが中心となって経済制裁が両国に課せられた。 二〇〇一年九月十一日。NYに同時多発テロ勃発。アメリカはタリバンの仕業と断定。タリバンの拠点であるアフガニスタンの山岳地帯に掃討作戦開始。なかでも首謀者のビン・ラディン殺害が主たる目的。パキスタンはアフガニスタン侵攻に欠かせない要衝であった。パキスタンはアメリカのテロとの戦いを積極的に支持。アメリカ軍による前線基地建設と使用を認めた。これによりパキスタンへの経済制裁が解かれた。その後にインドも何時の間にか解かれた。片方だけ解くと力の均衡が崩れるとの政治的配慮だった。 それを北朝鮮が見つめていた。…開発して完成させてしまうならこっちのもの。『安保理』には廃棄させる力が無い。経済制裁がせいぜい。それも個別制裁。すべての国家が連動しない… 第二次大戦の教訓からの戦争を起こさない仕組みが五ケ国による「Power of Balance」。これが現在も続く戦争を起こさない仕組み。この力の均衡の変化をアメリカ・イギリス・フランスは望んでいない。けれども同じ常任理事国のロシア・中国は機を見てアメリカの覇権を脅かす。ちょっかいを出す。ロシアはク                                    リミア併合。それで経済制裁を受けている。中国はアメリカと同じほどの国土を有しながらも領土領海の拡張野心は旺盛。この野心の矛先は東と南シナ海への進出。ヴェトナムやフィリピンの漁業者はいわれのない被害に遭っている。日本は尖閣諸島の国境線。                     「Power of Blance」とは核兵器保有量のBalanceとも云える。北朝鮮は核の保有こそが、そして核兵器をアメリカまで飛ばせるICBMこそが、国体の維持には不可欠と考えている。核兵器とICBMが「Politics Power」への参入を可能ならしめると企てている。しかし国連が北朝鮮の企てを認めた時には現状の「力の均衡」が変化する。それは中国もロシアで                          さえも認知できない。こう考えるとICANの神話論こそ幻想ではないかと思えてしまう。もう少し考えを進めてみると神話論も抑止論も科学的に検証できないと気づく。この科学的とは論理的整合性。『使えない。使ってはいけないと気づいている核兵器を「Power of Balance」の中軸に据えているのは愚か』『核兵器を持った狂人を出現させない為にも核のバリアーは必要』 このせめぎ合いが今までと今。狂人の出現は現実味がある。かつてはカダフィーとフセイン。現在はアサドと金正恩。アサドは核兵器開発に着手していると疑われている。ここでの疑いとは確信に近い。核兵器開発施設の立ち入り査察を拒否するとは、見られたら困る。或いは拒否することで、核兵器保有の可能性を高めたい。このどちらか。金正恩は核兵器開発に成功。 狂人には共通性が在った。四人ともアメリカの覇権に屈しない。 アサドにはロシアが支援。ロシアが支援していなければアサドは持ち堪えられなかった。国内の反アサド武装組織。広範な自治を求めるクルド人部隊。おまけに『IS』も出現。最近は『IS』の動向が報じられなくなった。政府軍の『IS』の支配地域奪還が最後。 シリアの今は、こじれに、こじれている。 狂人とはアメリカの覇権に抗う者。「Power of Balance」もグローバルスタンダードもアメリカの国益。抗う者が出現して不思議はない。  日本がアメリカの核の傘から飛び出た時、それをアメリカが認めた時、日本は『核兵器の抑止力は神話』と『世界の平和は「Power of Balance」によって維持されている』の狭間に否応なしに立たされる。日米安全保障条約から日本が飛び出すのをアメリカが認めるとは、アメリカが日本を「自国は自分で守れ」と突き放した時。これはアメリカが日本を護るのが負担に感じた時には有り得る。経済力の弱体化は軍事予算の削減を強いる。それと核兵器抑止論が神話と断定された時。   けれども神話と断定されるには今のところ無理がある。 次の覇権国家の有力候補は中国。隣国中国への備えには日本も核兵器で武装すべきと大声が飛び交うだろう。北朝鮮の核兵器保有に直面して「日本も核兵器保有を議論すべき」との声が挙がったが、                         いち時の騒ぎ。これが日本人の赤裸々な姿。沖縄の基地問題は他人事。我慢と忍耐と辛抱を七三年の間、沖縄の人たちに押し付けている。よって自らの判断で日本はアメリカの核の傘から飛び出したりしない。平和ボケの日本人がアメリカから「もう護れなくなった。日本は自力で国を守れ」と通告されたならば日本と日本人は大転換を強いられる。現に日本はアメリカから自力での防衛力強化を迫れ                       ている。その急先鋒はアーミテージ。彼は日米安全保障条約に基づく防衛力負担割合の変更を求め続け、日本は専守防衛とは疑わしい兵器をアメリカから購入している。いや。させられている。これはアメリカの対日貿易赤字削減に役立っているが付録のひとつでしか無い。アーミテージの思惑は専守防衛に留まらない日本の軍事力強化にある。そうなれば必然的にアメリカの負担が減る。  非核三原則。これが日本人の心情。国是と云って良い。 政権与党も、永い間、これだけは護っている。 ICANの神話論にはひとつだけ弱点があった。「使えない核兵器。しかし使おうとするば使える」 これが核兵器が持つ威圧。使えなくとも、使わなくとも、相手を威圧できるのが核兵器。この威圧を神話論はスルーしている。 威圧は脅しに転嫁する。 拳銃を手にしている者と丸腰の者が対峙した情況と極似。拳銃を持っている者は決して発砲しないと丸腰の者に約束した。しかし何時なんどき考えが変わるかも知れぬ。突然の激情が襲うかも。意図ぜずに発砲してしまうやも知れぬと、丸腰の者から怯えは消えない。 脅しとはこうした威圧の情況と怯えの心理が背景に無くては成り立たない。こうなると日本と日本人は威圧に屈しない胆力が求められる。威圧する国家と対等以上に向き合い、振る舞える力が無ければ、怯えを見透かされる。しかしだ。胆力だけでは一回が限度。…使ってはいけない核兵器を、使えるものなら、使うがよい。私たち日本人は三度目の被爆国となり世界中の同情と憐憫の下で、有り余る支援を受け、必ず蘇る。貴国は、核兵器使用の大罪を、償わなければならぬ。この償いは、貴国が、地球上から消滅するまで続けられ、消滅と同時に終える… 日本と日本人は『核使用国家への恒久制裁措置条約』を掲げて、各国に批准を求め、積み重ねる。日本の外交力の正念場。核を持たない日本の未来を決める日本だからこその戦さ。この条約には『核兵器使用国家に対してあらゆる貿易、並びに如何なる交易と取り引き、及び交流の一切を断つ。その期間は核兵器使用国家の消滅まで続けられる』と明記されている。二度の被爆を経験し、非核三原則を国是とした、これからの日本人の進む路は、こう在りたい。     ・・・・・・・・・・・・・・                  …すご~い…のひと言。氷空ゆめは読み終えた時に声が出なかった。出たのは「スゴーイ」だけ。美子は受験までの四ケ月もの間も宿題                         を考え続けていたんだ。「日本が飛び出た時が難しい」と言っていた美子は「恒久制裁措置」に行き着いたんだ。「地球上から消滅するまで続けられる制裁措置」には凄味がある。美子の心の芯には恐ろしいほどの凄味が潜んでいる。わたしは「消滅するまで」とは書けない。「充分なる反省と謝罪と償いを被爆国が認めるまで続けられる」と書いてしまう。甘いなぁ~。 仲美子は年明けから氷空ゆめの受験コーチに就いた。過去五年分の入試問題集を揃えて出題傾向を分析して対策を練った。入試五課目のポイントを絞り込んだ。忘れられないのが英語の発音記号。 「遥なら『これらの発音記号は間違いだらけ。Nativeはこう発音しない。平仮名に発音記号は無いでしょう。そもそも表音文字の英語は発音記号を必要としない』と言うに決まっている」と美子。そして「遥の言う通りなんだ。でも遥が正しくとも発音記号は必ず入試には出る。発音記号の数は少ない。入試に出るのは分かり難いところだけ。二〇個程度。それだけ覚えておこう」と美子は二〇個を書き示した。それから「英訳文では単語の意味が分からなくとも出題文を文法通りに訳する。単語に躓いても諦めてはいけない。分からない単語をスペルのまま組み込んで訳文を完成させる。すると分からなかった単語の意味がボンヤリながらも掴める。掴めなくとも三割程度の点数をゲットできる」。 想い起こすとこの時も美子には凄味が在った。 美子は受験のKnow Howの全てをわたしに注入してくれた。「ゆめ。入試は満点を狙わなくても良いのだ。八割も正解すれば、必ず、それも高いランクで、合格できる。それを忘れないで。満点を取らなければならないのは学問に至る勉強と社会に出てからの勉強。これらは間違いが許されない。だから入試は楽勝なんだ」 美子は本当の勉強と入試の為だけの勉強の区別がつく。そして使い分けられる。わたしは美子の立てたスケジュールに従って勉強した。スケジュールには想定問題も数々在った。それらに向き合い、解いて、入試に挑んだ。すると合格。 氷空ゆめは拍子抜け。「だってわたしの力で合格していない」と喜んでいる美子に言うと「ゆめ。なに言っているの。受験勉強は何のためだったの。木村と学問するためでしょう。我慢。ガマン」 喜んでくれたのが木村。「ゆめ。精進したな。あっぱれ」。                        木村は美子に「あっぱれ」を言わなかった。 二人の合格は当然との美子の面持ち。こうした間にも美子は宿題の決めを考え続けていたんだ。美子はわたしの感想を待ち侘びている。ドキドキしなから待っている。ー読んだ。良い。美子らしい。これで一〇の課題が六つになった。                        『破綻しない訳』は少し休息が必要。いま少し待って。『飛び出た時』は『Under一八』の大黒柱になる。わたし。誇らしい。ありがとう。そしてお疲れさま。立派だ。そうだ。Upする前にアキラさんに送って。アキラさんは美子の宿題を楽しみにしていたー 直ぐに返信が届いた。ーゆめ。アキラさんに送った。楽しみにしてくれていたなんて思いがけなかった。七人の侍人には経験がある。豊富な知識と知恵がある。私たちにはそれらが無い。私は考え続けた。世間的な知恵は妥協に繋がり兼ねない。まあまあとコトを治め兼ねない。私たちの強みは若さ。若さとは向こう見ずと言われたとしても突き進む力。私はゆめから学んでいる。若さを爆発させるには徹底化。徹底化とは何かを四ケ月考えたんだ。誇らしいと立派は嬉しいー もっと見る

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