<NHK番組Web記事公開のお知らせ>
2022年12月7日「ニュースLIVE! ゆう5時」番組の取材内容を記事にしていただきました。
中高生、保護者のコメントも多数掲載されております。
■「コンドームを当たり前の社会に」
ジェンダーをこえて考えよう #BeyondGender
https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0029/topic102.html
~ NHK番組ディレクター 浅岡理紗さん 取材コメント~
「夕飯どきに放送するのはふさわしくないのでは…」
「子どもが起きている時間帯に放送していいだろうか…」
放送に至るまで、制作チームのみんなでたくさん議論を重ねました。
性に対する考え方は個人の経験や生活によって ひとりひとり違います。性について、どれくらいオープンに話していいか、話された相手はどう思うか。学校現場だけでなく放送現場でも、そして社会全体も迷い続けていると思います。
取材を続けるなか、“コンドームの授業”を受けた滋賀県立高校の男子生徒から、「性の知識は、僕の人生の選択のために必要です」と言われて背中を強く押されました。「性の知識を学ぶには若すぎる」と思われそうな中高生の時期に、性に真正面から触れた子どもはこんなにもよどみなく受け止めることができるのかと感じました。
また、清水美春先生が開発した『びわこんどーむ』。パートナーとセックスをすると決めたなら、その行為がお互いにとって幸せなコミュニケーションであるようにという、清水さんや子をもつ親など大人たちの願いが込められている気がします。子どもたちが最初に手に取るコンドームが、大人たちの愛情がつまったものであったらいいなと思います。
セックスはしてはいけないものではなく、本来は温かい気持ちを感じられるものです。性を学ぶことは、自分を大事にすること、そして相手を尊重することにつながり、性暴力を防ぎ、自分や相手の体と心を守る術になります。
社会を大きく変えることはなかなかできないけれど、誰もが生きやすい社会になるよう、これからも取材を続けます。
そしてこれから先、もし子どもから性について聞かれたら、私も大人として隠さず答えられる人でありたいなと思います。(引用終)
〔INDEX〕
・隠さない!コンドームを真正面から伝える授業とは
・“コンドームの授業” 生徒たちは…
・保護者の反応は…
・“教えない・考えさせない日本の性教育”を変えたい
・愛や責任を問いかける『びわこんどーむ』
・全国に広がる“コンドームの授業”
・増え続ける性感染症
▼ぜひNHKのHPコメント欄から
サイトを訪れる「中高生へのメッセージ」などご投稿いただけると嬉しいです。
https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/form/?code=0029_102
関連ブログ:
■ケニアHIV予防教育巡回「エイズを通して、何を伝えるか。」
ご協力くださった中学3年生の皆さん&養護教諭の先生、ありがとうございました。