「クラウドファンデングの650万円って、なぜその金額なんですか?」
という素朴な疑問をもっている方も多いと思います。
そこで、遅ればせながらその疑問にお答えしたいと思います。
一言でいうと、今回のバクロスTVの番組制作会社ノーネスへの
支払い金額が、650万円だからです。その中には番組企画費、制作費や
チラシやポスターなどの広告費が含まれています。
1本50万円×13回放送で650万円です。
YouTubeにアップする放送費は無料ですが、バクロスTVの番組制作は
地上波の番組を制作しているスタッフによってほぼ同じ工程を踏んで
制作しているので、これだけ費用がかかるのです。
通常のユーチューバーのように自撮りをアップするのとは、
全く違う工程を踏んでいます。
では、この1本の番組制作で50万円という金額というのは、
いったい高いの?安いの?
ぶっちゃけ 破 格 です!!
一般的なテレビ番組はプロデューサーのギャラだけでも番組一本で
70万円ほどかかり、同様にディレクターにも一本50万円ほどかかります。
もちろん、出演者の出演料や交通費、カメラマンや音声担当などの
撮影スタッフの他にも番組制作にかかわる人はたくさんいて、
例えば構成作家、音効、編集者、デスク、リサーチャー、キャスティングプロデューサー、
アシスタントプロデューサー、アシスタントディレクターなどなど。
これだけのプロの制作スタッフの方々に支払う費用もかかります。
バクロスTVは、勝手に言いたいことを言っている番組ではなく、
地上波放送も見据えて、きちんと情報の裏を取った上で、15分という時間で
視聴者に伝わるよう構成作家に構成してもらった、プロが制作した番組なのです。
予算があまりないので、限界はあるのですが。
また、撮影制作費用に加えて広告、プロモーション費用もかかっています。
我々が普段テレビで見ているレギュラー番組はスポンサーが10億払っても
広告代理店、テレビ局、子会社があり、3か月の番組制作費として
制作会社に降りてくるのは2億~3億円。
だから650万円は本来なら受注できない、ありえない金額なのです。
ですがノーネスは市民メディアの趣旨に賛同してくださり、
市民メディアが払えそうな金額で制作を請け負ってくださったのです。
また、「15分の番組だから時間が短くて安いはず!」と思われる方も
いるかもしれませんね。でも、15秒のCMでも何千万円というお金をかけて
制作されるので、番組の放送時間の長さは制作費用と関係ありません。
むしろ短い時間の中に編集で収める苦労もあります。
しかし、市民メディアに必要なお金は番組制作費だけではありません。
キャンプファイヤーへの手数料、スポンサーになってくれた方への
リターンの品物代(特別編を別に撮影してDVDも作ります)、
発送費用、活動をするためのチラシの印刷代、打合せの場所代…など、
他にも細かい経費がかかります。
郵貯口座への直接の振込も受け付けているので、キャンプファイヤーの
クラウドファンディングと合わせて支払いに充てる予定です。
本当は経費としてスタッフメンバーへの手当も出したいところではありますが…
現状その余裕はなく、一番後回しになっています(涙)
ノーネスの社長でありバクロスTVのプロデューサー兼キャスターの平山氏は、
市民メディアの活動経費を先に差し引いてから、支払可能な額ずつ
制作費を支払ってくれたらよいよ、とおっしゃってくださいます。
私たちはそのご好意に甘えながら、家事、育児、仕事の合間を縫って、
自分たちのペースで支援を募っているところです。
クラウドファンディングの〆切まであと少し。
どうぞ、引き続き少しでも支援の輪を広がるよう、ご協力をいただけると嬉しいです。
私たちは、たとえ少額でも、賛同してくださる方が一人でも増えていただくことが、
この市民メディアの成功への近道になると思っています。
果たして、650万円集まる日はくるのであろうか…
そして、私たちスタッフに手当が出る日はくるのであろうか…!?
≪バクロスTV 第4回「今、種があぶない!」≫
https://www.youtube.com/watch?v=kFC7yQ_guk4
↑早めに公開されました♪是非ご覧ください!
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長崎市民メディアの会
事務局 小寺