子どもたちに配布するタブレットの購入はスタートしました!
日本であれば、簡単に購入ができる電子機器ですが、フィリピンではなかなか日本のようにはいきません。
今回も、9個のタブレットを買うのに2日かかりました、、、
まず、フィリピンには日本のような大型家電量販店がありません。そのため、写真のような小さなお店で購入するのですが、各店舗には在庫が数台ずつしかありません。
そのため、お店の人がほかの支店に問い合わせをして、数を揃えます。今回購入したお店でも、
「うちには4台しかないけど、他のお店からすぐ取り寄せるから待ってて」
と言われ、待つこと2時間、、、、待てど暮らせど来ないため、何度も確認しましたが
「On the way」の一点張りです。
フィリピンで「On the way(今向かっているところ)」という言葉をよく耳にしますが、ほとんど信用できません、、、
そこからまた待つこと1時間。ようやっと届いたと思ったら、2台しか届いていません。店員さんに尋ねると、
「他は、また別のお店から取り寄せるから、明日になるかもしれない」
、、、、、、
だったら、初めから「明日」と言ってくれれば、3時間も待つ必要はなかったのに、、、と言っても、きょとん?とされるだけです。
諦めて、「じゃあ、明日取りに来るから、台数分のテンパーグラス(画面保護用強化ガラス)も準備しておいてね!」とお願いして、店を後にしました。
フィリピン通の方であれば、次の日何が起こるか、だいたい予測ができると思います。
気を取り直して、翌日電話で届いたことを確認したうえで、お店に向かいました。
幸いタブレットは9台そろっていましたが、予想通りテンパーグラスは準備されておらず、そこから店員さんが他のお店を探し回ってかき集めるのに、1時間以上かかりました。
さらにフィリピンでは、電化製品を購入する際には、一つ一つ箱から出して起動確認を行ってから引き渡されます。テンパーグラスを探している間に、なぜほかの店員さんが起動確認をしてくれないのだろうか?と疑問に思いつつ、郷に入れば郷に従えです。
そして、支払いの場面でも、フィリピンでよくある問題「おつりがない事件」です。
おつりを探しに、他の店に行った店員さんが、10分以上帰ってこず、やっとすべての支払いが終わったのは、見てに到着してから2時間以上たった時でした。
フィリピンを悪くいうわけではなく、こういった日常の一コマから、日本って本当にすごいなあと感じています。
さらに、待つことを苦にせず、楽しそうに店員さんとおしゃべりをしながら何時間も待っているフィリピン人スタッフからも、心の余裕を感じます。
もう少し、効率的に進んでくれたらいいなあという願いはありますが、効率だけを追求して、小さなミスや、ちょっとの遅れで目くじらを立てることにも違和感を感じます。
結果的に、皆様から頂いたご支援で、タブレットを購入することができ、子どもたちがより良い学習環境で勉強ができるようになります。
2日もかかった!と文句を言うよりも、結果的に9台のタブレットを購入することができたことに感謝することで、人生がもっと豊かになるような気がしました!
子どもたちへの配布の様子が、ビデオレターに収録して、後程ご支援者様に公開させていただきます。少々お待ちください。