半沢:本日は三人目のスタッフ・アンちゃんの紹介をします。アンちゃんはベラルーシ共和国出身で日本に来て約20年になります。東京から茨城、結婚をして出産。5年前から気仙沼の旦那さんのご実家に入りました。現在6歳のママをしています。アンちゃん、自己紹介と働こうと思ったきっかけを教えてください。
アンナ:私はベラルーシ共和国出身で日本の文化に興味があり日本へ来ました。そして今気仙沼にいて子育てをしながら働いています。最初は「絵本カフェ架け橋」のスタッフ募集で働こうと思いました。家だけじゃなくいろいろな人と出会ってみたかったからです。
半沢:気仙沼に来たばっかりの時はどうだった?
アンナ:大変だった。全然何もわからないで気仙沼に来て、だってまずは日本人じゃない。日本語分かるけどあんまり読めない。困ってたけど、どこからみんな情報もらえか分からなくて情報不足なのが不安だった。その場行けば教えてもらえると思うけど、チラシ見てもよくわからなかった。私には同級生もない、子どもがいる親戚もいない、誰もいない友達もいない。だからどこでママ友になるとか誰かのこどもと一緒に遊ぶとかもなかったの。幼稚園の未就園児の集まり行くまで公園で遊んだりとかあんまりどこにも行かなかった。
半沢:気仙沼に来た時子どもは一歳かぁ…一番子育てについて悩んだりする時期だよね。大変だったね…
アンナ:旦那さんお仕事で朝からいない、どっか外で公園で遊んだりしても挨拶で終わり。電話交換とかできないから。市のイベントとか行っただけど友達は難しかったし、連絡先も交換一人もしてない。市からもらえる冊子ももらったけど私にはわからない。勇気を出して行ったときに同じ年で来ているママ友さんうらやましいと思った。
半沢:そっか…そんな中でよく絵本カフェに来てくれたね…ありがとう!!
アンナ:絵本カフェに、入る前は全然架け橋の事を知らなかった。自分の生き甲斐、自分のやりたいことを見つけたいと思った。
半沢:それがきっかけだったんだね。
アンナ:何でもいいから言ってみて実現する!イベントやりたいとか!!自分の考えを言える!楽しい!!!
半沢:家カフェ『HATA』はアンちゃんの夢のお店だったもんね。アンちゃんの作った料理は本当においしくて、来てくれたお客さんが笑顔になったり、ベラルーシに興味を持ってくれたり嬉しいね。今こうして開店出来てどうかな?
アンナ:HATAは私にとって、もう1つの家族。
半沢:それは嬉しい!!家族がいっぱいなのは心強いよね。お店のボルシチやチキンに使っているビーツとかスパイスはアンちゃんが育てたり、ブレンドしたりこだわっているからすごい評判がいいよね!
アンナ:ベラルーシの家庭料理の味をぜひ皆さんに食べてほしいです。
半沢:そうだよね!!ぜひ皆さんお越しください!!アンちゃんは日本語がとっても上手で元気いっぱいで何事にも前向きでバイタリティーたっぷり!本当一緒に働けて幸せだよ。
アンナ:日本語がまだ覚えることが沢山、敬語だったり、色々難しいけど頑張る。気仙沼で出来る事はなにか、ダンス、料理、子どもと遊んだり、それを生かせるHATAなのでよろしくお願いします。
家カフェ『HATA』の名前はアンちゃんが付けました。一つ屋根の下の『家』、そしてベラルーシ語で家は『HATA』。気仙沼のお祝い事とと言えば大漁旗!いろいろな思いが詰まっています。日本では数少ないベラルーシ料理のお店。愛情たっぷり込めて作っています。次のスタッフ紹介はみゆきちゃんです。