※目標金額の1000万円を達成し、現在ネクストゴール1300万円に挑戦中です!追加で10人の子どもたちに、教育機会を提供するためのクーポンを届けることができます。引き続きご支援をよろしくお願いします!
はじめまして今井悠介です。1986年兵庫出身の31歳。これまで長年にわたって東北や関西、熊本など、日本の様々な地域で「子どもたちの教育格差を解消する」ための様々な活動に取り組んできました。
スタディクーポン・イニシアティブ代表 今井悠介(公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン代表理事)
私がこれまでの活動のなかで気づいた日本の大きな問題があります。それは、
"お金が理由で塾に通えない子どもたちがいる"
ということです。
言い換えると、①親の所得格差が子どもの塾代にかけられる費用に直結してしまい(塾代格差)、
結果として ②子どもたちの将来の可能性にも影響を与えてしまう(不平等の連鎖)、
今の日本には子どもたちの間に機会格差を生み出してしまうこのような構造があるのです。
私が出会った中学生の声(※写真はイメージです)
特に、私は高校受験を控えた中学3年生というタイミングが、塾代格差問題を解消するうえで見逃すことができないと考えています。
・ひとり親家庭で収入が少ないために塾に行けない中学生
・高校受験に全力で取り組みたいのに5科目すべてではなく1科目のみの通塾で我慢している中学生
これまで、こうした事情を抱える中学3年生の子どもたちに数多く出会ってきました。
下のグラフを見てください。
中学3年生では「親の収入」が高くなるにつれ「塾代などの学校外教育支出」も多くなる傾向があります。
低所得世帯の場合、毎月数万円の塾代をフルで支払うことは難しいでしょう。逆に、高所得世帯の親には、子どもの可能性を伸ばすためにしっかりと投資するだけの余力があります。
この格差は親だけの責任でしょうか。もちろん子どもの責任ではありません。社会全体の応援で埋めていくべきだし、埋めていくことができる格差だと私は思うのです。
私が出会った中学生の声(※写真はイメージです)
すべての子どもたちに平等な機会を提供すること、意欲ある子が自らの人生を自由に切り開いていけるようにすること。私はこのまだ当たり前になっていない理想を現実にするために、志に共感してくれた仲間とともに、一つの新しいプロジェクトを立ち上げました。
それが、スタディクーポン・イニシアティブです。
NPO法人キズキの安田祐輔代表(右)と一緒にこのイニシアティブを立ち上げました。
みなさま一人一人からの応援の寄付をもとに、学習塾や家庭教師などに利用できる「スタディクーポン」を一人でも多くの中学3年生に届けたいと考えています。
スタディクーポンの仕組みはとてもシンプルです。
①みなさまからいただいた大切な寄付を元手に、
②低所得世帯の子どもたちにスタディクーポンを届けます。
③子どもたちはクーポンを使って、自分が選んだ学習塾などに通うことができます。
利用期間は来年4月1日からの1年間です。寄付をいただいてから半年以内に子どもたちのもとにスタディクーポンが届きます。また、特定の個人に紐づけて交付するので、違う子どもに渡ったり、換金されるといったリスクもありません。
いただいた寄付はすべてクーポン費用を中心とするスタディクーポン・イニシアティブの事業立上資金として利用させていただきます(クーポン費用、利用者の募集選考費、ボランティア面談・研修費、調査研究費等)。
スタディクーポン・3つの特長
①クーポンの使途は教育サービスに限定
クーポンの使いみちは教育サービスに限定されます。
現金と違い、寄付が確実に子どもの教育のために使われます。
②クーポンは幅広い教育機関で利用可能
クーポンは提携の幅広い教育事業者の元で利用可能です。
子どもたちに幅広い選択肢を提供できます。
③ボランティアによる定期的な進路相談
大学生が定期的に子どもたちと面談します。
子どもたちに寄り添い、クーポンの利用をサポートします。
すでに数多くの教育事業者(学習塾や家庭教師など)がこの取り組みに賛同してくださり、幅広い選択肢を提供することが可能になっています。
賛同教育事業者(スタディクーポンを利用できる学習塾や家庭教師・通信教育、教育支援団体など)
現在も様々な事業者の方とお話をしており、これから賛同してくださる事業者は日々増えていく予定です。
また、子どもたち自身からの「この学習塾に通いたい」という直接的なリクエストにも応じる仕組みがあり、それによってそれぞれの子どものニーズにあった教育環境へのアクセスが提供可能になります。
スタディクーポン・イニシアティブの第1弾プロジェクトは、渋谷区と連携して実施します。「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」という未来像を掲げる渋谷区は、教育格差の解消や子どもの貧困といったテーマにも意欲的に取り組んでいます。
渋谷区の長谷部健区長。渋谷区の低所得世帯の子どもたちにスタディクーポンを届けます。
全国初の行政・NPO・企業・市民協働(コレクティブインパクト)による「教育格差」解消プロジェクト
このイニシアティブは「みんなの力で教育格差をなくそう」という思いに共鳴する様々な団体や企業とのパートナーシップやサポートによって成立しています。これから仲間もどんどん増やしていけたらと考えていますので、関心のある方はぜひご連絡ください。studycoupon@cfc.or.jp
事業運営:公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン、NPO法人キズキ
協働自治体:渋谷区
パートナー:新公益連盟、NPO法人ETIC.
サポーター:スマートニュース株式会社、株式会社CAMPFIRE
10月12日に文部科学省にてスタディクーポン・イニシアティブの発足と、渋谷区との第1弾プロジェクトについて発表しました。
渋谷から全国へ
塾代格差に苦しむ子どもたちは日本中にいます。今回第1弾の取り組みとなる渋谷区とのプロジェクトで得られた学びや仲間とともに、全国の自治体への展開、政策への反映も訴えていきます。すでに、関心を持ってくださっている他地域の方々との話し合いを開始しています。
「みんなの力で教育格差をなくそう」
スタディクーポン・イニシアティブに対して、教育や福祉、企業など様々な領域で活躍されているみなさまから賛同の声や応援メッセージが続々と届いています。
工藤啓さん(認定NPO法人育て上げネット 理事長)
赤石千衣子さん(NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)「子どもやご家庭の都合で選べるというのはすごく大事だし、スタディクーポンによって応援があるんだと言ってもらえるのって嬉しいことだと思います。」
安田菜津紀さん(フォトジャーナリスト)「クーポンをもらうことによって、経済的に支えられる部分以外にも、身近な人以外に自分のことを見てくれている大人がいるということが、子どもたちのモチベーションにつながるのではないかと思っています。」
大西連さん(認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい 代表理事)「学習の機会にはいろんな選択肢があった方が良いし、ひとつが正解ということはないと思っています。勉強したい時に勉強できる環境をつくるのはすごく大事です。」
駒崎弘樹さん(認定NPO法人フローレンス 代表理事)「今回のプロジェクトは「日本を変えるプロジェクト」だと思っています。教育格差で苦しんでいる子ども達を助けることのみならず、世の中に対してひとつの解決策を提示することに繋がるんじゃないかなと思います。」
渡辺由美子さん(NPO法人キッズドア 理事長)「渋谷区の子どもたちがハッピーになるように応援しています!」
森山誉恵さん(認定NPO法人3keys 代表理事)「生まれ育った環境によらず、子どもたちに選択肢が増えたらなと思っています。ぜひ色んな地区・対象に拡大できるよう、応援しています!」
小河光治さん(公益財団法人あすのば 代表理事)「お金がないという子たちが、単に塾に行けるようになるだけじゃなくて、想いが詰まったお金が集まってチャンスに繋がるというのが、とても素晴らしいなと思います。」
吉岡マコさん(NPO法人マドレボニータ 代表理事) 「子どもは社会の宝。子どもたちの成長をみんなで支えることを実現するスタディクーポン、賛同、応援しています!」
堀潤さん(ジャーナリスト・キャスター)
徳谷柿次郎さん、友光だんごさん(Huuuu, Inc.)
藤田祐司さん(Peatix Japan株式会社 取締役)
※Peatix Japan株式会社から、イベント実施等へのご支援をいただいています。
私たちは、「高校受験の塾代格差問題」を解決するために、低所得世帯の中学3年生に「スタディクーポン」を届けたいと考えています。
皆様から少しでも多くの応援・ご支援をいただけることによって、来年4月からクーポンを届けることができる子どもたちの人数が一人また一人と増えていきます。
このイニシアティブに関心を持っていただけたみなさま、共感していただけたみなさま、本当にありがとうございます。
一人一人応援できる力の大きさには違いがあると思います。でも、皆様からいただいた寄付は確実に子どもたちの学びを支えることにつながります。ぜひ、できる範囲でかまいませんので、ご支援いただけら嬉しいです。
精一杯がんばりますので、ご支援のほど何卒よろしくお願いいたします!
今井悠介(スタディクーポン・イニシアティブ代表)
(※寄付型クラウドファンディングの税制優遇について)
スタディクーポン・イニシアティブ運営事務局の公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンが寄付金の受付及び領収証発行を行います。このプロジェクトの寄付は寄付金控除の対象になります。「寄附金控除」「税額控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンが発行した「領収証」の提出が必要となります。領収証は年に一度、確定申告時期にお送りしています。すぐに領収証が必要な方はご連絡ください。
本件に関するお問合せ先
スタディクーポン・イニシアティブ事務局(公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン内)
Tel: 03-3681-2258(10:00~19:00)
E-mail: studycoupon@cfc.or.jp
最新の活動報告
もっと見る渋谷スタディクーポン事業(2018年度)の最終報告
2020/02/26 19:00こんにちは。スタディクーポン・イニシアティブの今井悠介です。2/13に渋谷区にて「渋谷スタディクーポン事業報告会」を開催しました。この度は、報告会の内容のご紹介と合わせて、渋谷スタディクーポン事業(2018年度)の最終報告をさせていただきます。▼詳細はこちらhttp://studycoupon.hatenablog.com/entry/report200226なお、2018年度の事業の成果も踏まえて、2019年度からは民間の寄付金ではなく、渋谷区の公的資金を用いてスタディクーポン事業が実施されています。クラウドファンディング実施時から掲げていた「政策化」という目標を達成できたのは、ご支援いただいた皆さまのおかげです。本当にありがとうございました。私たちはこれからも全国の教育格差を解決するために、全力を尽くして行きます。今後とも、よろしくお願いいたします。 もっと見る
2/13(木)「渋谷スタディクーポン事業報告会」のご案内
2020/01/17 15:47この度は、2月13日に「渋谷スタディクーポン事業報告会」を開催することになりましたので、お知らせいたします。https://cfc.or.jp/archives/event/2020/01/14/25911/今回の報告会では、今井や安田より2018年度の「渋谷スタディクーポン」の事業報告を行うとともに、外部評価者の岩田千亜紀氏(東洋大学社会学部社会福祉学科助教)より分析結果を発表します。パネルトークでは、スタディクーポン・イニシアティブの立ち上げから2年たった今、全国の自治体への広がりや今後のビジョンについてもお話しします。ご支援をいただいた皆さまには、ぜひお越しいただけますと幸いです。▼報告会の詳細・お申込みはこちらをご覧ください!https://cfc.or.jp/archives/event/2020/01/14/25911/ もっと見る
年末のご挨拶とご報告
2019/12/27 19:00こんにちは、スタディクーポン・イニシアティブの今井と安田です。今年も残るところ、5日となりました。2017年には皆さまからの温かい応援、本当にありがとうございました。本日は、2019年中のプロジェクトの進捗について、ご報告いたします。▼詳細はこちらhttp://studycoupon.hatenablog.com/entry/report191227先日は、今井と安田が長谷部健・渋谷区長に最終の事業報告にまいりました。 支援者の皆さまへの最終報告は、年明けに予定しておりますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。引き続き、全国の教育格差を解決するために、スタッフ一同、全力を尽くしていきます。2020年も、どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
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