こんにちは!
今回は、農業事業に欠かせない「農場」について、ご報告したいと思います。
私たちViVIDは6月18日(金)に、セイチェレ村の中心地から徒歩30分の場所に0.8acre(約3,237m2 )の農地を借用する契約を交わしました!
当日はViVIDの活動に積極的に協力してくださるJuniorさんがViVIDを代表して契約を行ってくれました。
農地は、セイチェレ村の孤児院Revelation Children’s Homeで孤児院長をしているNana Yaw Addoさんの氏族のもので、ViVIDとは5年の契約です。
これからは、ViVID Farm(日本万博記念基金事業)として大切に管理されていきます!
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この契約に辿り着くまで、現地で積極的に活動に協力してくれているJuniorさんを始め、メンバー全員で、土地の場所やサイズなどを検討してきました。
農地は土地が手に入りさえすれば良いというものではありません。水源(川)と農地が近ければ灌漑設備が設置しやすい、大きな道路から近い方が収穫物を市場に輸送しやすい、といった条件を考慮する必要がありました。
実は今回の土地契約を結ぶ前に、川からも主要道路からも近い好立地の別の農地を契約する話が進んでいました。しかし、私たちの契約までの準備に時間がかかったせいか、土地のオーナーが不信感を募らせ、契約を取りやめたいと言ったため、破談になってしまいました...。
すぐにJuniorさんが今回の土地契約の話をつけてくれたため、今回はスピーディーに準備を進め、なんとか契約まで漕ぎつけました...!
確実な契約を行うため、私たちは契約書を作成しました。
オーナ―の気が変わり契約を一方的に破棄される事態を避けるため、契約事項を記録に残す必要があったからです。
日本人スタッフで内容を吟味した後、ViVIDの活動に協力してくれる現地住民にも内容について意見をいただき、契約書を完成させることができました。
また、契約当日には、契約の様子を写真に残す、契約を見届ける第三者witnessを呼ぶ、といった配慮も行いました。
これからこの農地でいよいよ作物栽培がスタートしますが、セイチェレ村に成果を還元できるような素敵な農地をみんなで作っていって、村人たちのViVIDへの信頼醸成に繋げていきたいです!
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栽培の際には、単作(1種類の作物を育てる)だけではなく、混作(複数種の作物を混合して育てる)にも挑戦し、複数種の作物を混合して育てることで収穫量の増大に繋がるのかを定量的に検証する予定です。
ここで得られた知見を現地農家への栽培指針の提案に繋げます。さらに、農地では灌漑設備の設置を考えており、雨の少ない乾季でも継続的に作物栽培を可能にし、持続可能な農園運営を目指します。
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画像がJuniorさんが契約当日に撮影してくださった農場の写真です!
プロジェクトが少しずつ前に進んでいることを実感します。
…それにしてもなんだか鬱蒼とした土地ですね...
果たしてこの土地がどう変わっていくのでしょうか...
乞うご期待!