皆様、ご無沙汰しております。SNSでは近況をたまに載せておりましたが、投稿にだいぶ間が空いてしまい、申し訳ございません。
お待たせいたしました。リターン品、今週末には全て揃い、ようやく皆様のお手元へお届け出来そうです!
順次、発送していきますので、もうしばらくお待ちください。
さて、モンクですが、その後も2週に1度の抗がん剤投与は続いており、残すところあと3回になりました!体調はすこぶる順調で、血液検査の結果も全て正常値、日々、快食快便、体重も5.1kgまで戻り、家の中を飛び回っております。お腹の毛も生えてきて、全部抜けたヒゲも、新しく生えてきました!妹ドルフィーとも仲睦まじく(モンクが元気過ぎて、ドルフィーが逃げて隠れる事もしばしば)、秋になり、毎晩ベッドで私の腕枕で寝ております。
今思えば、夏のあの暑かった時期、ずっと廊下か、玄関の三和土で寝ていたモンク、私にもドルフィーにも寄り付かず、余程苦しかったんだと思います。今、毎日穏やかな表情で寝るモンクの顔を見ては、命の神秘を思い、本当に良かった、頑張ったと撫でてあげます。
さて、話は変わりますが、今回支援していただいた皆様の中には、ペットと共に生活している方々が多いかと思います。今回、モンクの治療にあたり、お医者さん選びの重要さを痛感しました。
4月に入った頃、モンクが急にご飯を食べなくなりました。食べても、以前の半分、体重も減って来て、明らかに様子がおかしい。すぐに、以前にワクチン注射や耳ダニの治療をしてもらった近所の病院へ行きました。
「尿検査するので、オシッコを採って来て下さい」
家に戻り、モンクのオシッコするタイミングでコップを差し出し、無事成功。次の日、尿検査の結果報告。ペラペラのスーパーのレシート状の結果報告、3項目。
「問題ありませんね」
「内臓に問題あれば、絶対吐きますから、大丈夫」
「歯か耳がおかしくて、食べないのかもしれませんね。痛み止めを3日分出しておきますから、それでも駄目だったら考えましょう」
当然、痛み止めなどが効く訳もなく、次の日1日悩み考えました。
セカンド・オピニオンが必要だ。
決定打になる出来事がありました。この医院、会計をする時、受付の女性がいつも
「ありがとうございました」
と言うのです。最初は、まあ、間違える事もあるよなと気にしなかったのですが、毎回それが続く。しかも最後は、その場に先生もいて、それを聞いていた。
「ありがとうございます、ではなくて、お大事に、ですよ」
私なら、そうたしなめる。この受付の女性は、その想像力は無かったのかもしれないが、先生、それはやっぱりおかしい。病院へ行って、ありがとうございました、と言われた記憶は無い。
それで、決めました。
辞めよう、この病院は。
そして次の日、口コミで評判が良い、少し離れたクリニックへ行きました。先生は、元気のないモンクを見て、触診し、すぐにレントゲンを撮りました。そこには、腸の形さえも見えない程、全体に腫瘍に覆われた内臓が写っていました。
「この状態では、外科手術はもう行えないので、投薬治療しかありません。高度治療の病院を紹介します。ただし、高額で、最初の検診まで1ヶ月待ちもあり得ます」
この時、私は呆然自失、考えていた限りの最悪の結果に、目の前は真っ暗。
「やれる事は何でもするので、先生、お願いします」
としか、言えなかった。
流れとしては、そこから私が高度医療の病院に電話をして、診察の予約を取る手筈だった。すると先生が、即座に電話を手にし、病院に電話をしてくれた。そして、その場で1週間後の診察の予約を取ってくれた。
「こんなに早く予約が取れるのは奇跡です」
モンクの病状が一刻も猶予が無い状態であった事もあると思います。
ただ、今回モンクは本当に奇跡の連続で、恵まれていたと思います。
その後の治療の経過は、その都度報告してきましたが、紹介された高度医療の病院での入院治療を経て(ここの先生も本当に親身になってくれた)、その後の抗がん剤治療、そして今思えば生死を分けた、腸の切除バイパス手術は、この若い先生のクリニックで行いました。
先生、スタッフの女性、皆、動物が猫が大好き、それが伝わる。愛があるんですよね。それが全てです。
最初に先生が言いました。手でお腹を触れば異物感がすぐわかります。私でさえ、わかりました。それが、前の医者は、内臓は問題ないと言い切ったのです。今思えば触診さえしなかったかもしれない(検温はモンクが嫌がるからと諦めていました)。あの日、医者を変える決断をして本当に良かったと、今思います。
長文になってしまい申し訳ございません。
動物を愛する皆さんはよくわかっていると思いますが、良いお医者さんを選び、出会う事が、自分のペットにとっていかに大切か、今回のモンクの闘病で実感しました。
セカンド・オピニオン大切です!