「バッグの中身の視点から」
書類をお渡したり、頂いたり。バッグに書類を出し入れする時は、A4クリアファイルだったり封筒とセットになっている事が多いと思います。更に、そのA4クリアファイルを封筒に入れる場合は角A4封筒に、冊子や枚数の多い印刷物や厚みのある物を封入する際は角2封筒に入れるそうです。
ちなみにそれぞれのサイズは、、、
・A4サイズの用紙⇒29.7×21cm
・A4クリアファイル(日本の文具メーカー)のサイズ⇒30.7×22.0cm
・角A4封筒のサイズ⇒22.8×31.2cm
・角2封筒⇒24.0×33.2cm
A4用紙を1枚でも、出し入れする場合はA4クリアファイルか角A4封筒に入れられていると思います。最低でもバッグの横幅は32cmは必要です。ただし、実際は冊子や枚数がある書類がけっこう多いと思います。そうなってくると角2封筒に入ってくるわけで、バッグの横幅は最低でも34cmになります。そして、最近増えてきたのがタブレットやパソコンの持ち出しです。私は15インチ以上のノートPCも持っているのですが、大きくて重たいので持ち運び用には使っておらず、もっぱら据置きとして使っています。重さの問題もあるので、モバイル用途としても使えるギリギリの上限が14インチサイズになると思います。ちなみに14インチパソコンの横幅が約32~33.5cmが多いようです。そうなると角2封筒と同じくらいの横幅が必要になってきます。現実的な書類やパソコンの取り回し、それにケースやカバー装着の可能性も考えると、ある程度の余裕が必要なので横幅は36cm以上にしようと考えました。
「座って膝の上にバッグを置いた時の視点から」
頻繁に座る幅が狭い椅子の代表と言えば電車やバスの座席ではないでしょうか。実はこういう公共の乗り物の一人分の座席幅って基準があるそうです。実は、43cmが多いらしいのです。「設計のための人体寸法データ集」(通商産業省生命工学工業技術研究所)によると、95%の男性の臀部の長さは37.7センチ以内に収まって、95%の女性の臀部の長さは39.9センチに収まる。つまり、シート幅は43センチあれば十分ということらしいです。現実は、混み合っている車内だと一人分で余裕を持っての43cm幅は難しそうですが、必要以上にバッグが大きいとやっぱり狭い公共の乗り物の中で、人に当たったり取り回しが良くなかったりします。そういったことから40cm以下にすることにしました。
ということで、横幅は36~40cmになったのですが、横幅を長くするとバランスを取る為に縦幅を変更しなければならなくなります。そうすると、たった数cmでバッグが一回り大きくなってしまいます。バッグの存在感が大きくなると毎日使うのにバランスが悪くなってしまうのと、大きくなったぶん重くなってしまうので、必要十分なサイズを満たし、それでいて取り回しの良い慨寸36cmに決定しました!色々な方にとって使い回ししやすく仕上げましたので、是非使って頂きたいです!!