こんにちは。認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)の辻本です。
プロジェクトをご支援いただきありがとうございます!
前回に続き、今日はプロジェクトの「仕事を始めるためのサポート」ための活動についてご紹介します!
これまで、若者たちがまず「自立のための心構え・お金の使い方」を学び、その後就職や自営のための実践的な仕事のスキルを学ぶことをご紹介しました。考え方とスキルの両方を手に入れた若者たちに次に行うのが、仕事を始めるためのサポートです。
▼健診、証明書の取得
就職するためには、「健康診断書」や警察が発行する「無犯罪証明書」などの書類の提出が必要です。
このため、プロジェクトではプロジェクトの参加者が健康診断を受けられるよう支援しています。また必要とする若者が「無犯罪証明書」を取得できるよう同行し、費用も負担しています。
このほかに、路上で暮らす若者の中には、生まれた時に「出生証明書」を取得していない人もいますので、必要なら「出生証明書」の取得支援も行います。
▼就活・起業指導
就職に向けた実践的な指導として、履歴書作成や模擬面接などのトレーニングを行っています。
また、若者が自分でビジネスを起こすときのために、起業トレーニングも行っています。商品を開発する技術については前回ご紹介した「生計技術トレーニング」でカバーするため、起業トレーニングではマーケティング戦略やビジネス計画の立案などを学びます。
▼始業資金の支援
いざ起業しようとしたとき、元手となる資金がないことがあります。そこで、プロジェクトでは5,000ペソ(約1万円)程度の少額を「小規模ビジネス開発・開始支援金」として提供(月利1%で貸付)し、若者たちがビジネスを始められるよう支援しています。
他に、「自立のための心構え・お金の使い方」でご紹介した金銭管理教育での学びを通じて貯金を増やし、それを元金とする若者もいます。
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少しずつプロジェクトの全容が伝わってきたでしょうか。
次回は、プロジェクト期間を通じて行う「ひとりひとりの悩みや課題への対処」についてお伝えしたいと思います。
クラウドファンディング・キャンペーンは残り3週間となりました。引き続き、応援をよろしくお願いします!