第5回生きもの写真リトルリーグ(2019)にて、最優秀作品賞を受賞された松本敬さんより、応援メッセージをいただきました。
第5回生きもの写真リトルリーグ関東代表として最優秀作品賞を受賞させていただきました松本敬です。
私はこの春、高校生になり現在も当時と同じ生物部に所属しています。しかしコロナ禍で部活動が制限され自然観察が行えない中、シャッターを押す機会も減ってしまいました。それでも生き物への情熱は消えず、現在は東京の高尾山に住むムササビの研究をしています。
今年の8月4日から5日には神戸で開催されるSSH (スーパーサイエンスハイスクール)の生徒研究発表会(全国大会)に出場することとなり、その準備で忙しい毎日です。研究テーマは「高尾山におけるムササビの分布研究」。山全域に及ぶムササビの生息域を明らかにし、その環境選択を植生や餌資源の観点から検証することで、ムササビやその生息環境の保全に役立てるための基礎データを作ろうというものです。
私は生きもの写真リトルリーグで生き物たちを夢中で追いかけているうちに森の中の「命の循環」に気づきました。現在は研究を通し、それを育む森をいかにすれば保全出来るかへと考察を深めています。学生にとって発表の場や作品を評価いただける場があることは励みになり、さらに自然保護へと関心を広げるきっかけにもなります。「生きもの写真リトルリーグ」が今年も開催されますよう心から応援しています。
生きもの写真リトルリーグがきっかけで、森に住む生き物たちを見つめる機会ができ、森が育む命、そして命の循環を肌で感じるができたとのこと、実に素晴らしい体験だったと思います。
作品からも松本さんの感動が伝わってきます。
松本敬さん、素敵な応援メッセージをありがとうございました。
そして、現在のムササビの研究も頑張ってください。関係者一同、応援しています!