工事完了報告の2回目は、一階のご紹介です。
入り口の土間スペース
松千代館の一番特徴的な場所となり、風情を色濃く残すため、畳部分と照明以外は清掃をした程度でほぼそのままを残しています。
畳部分の床は補修し畳を張り替え、照明を蛍光灯のライトから、ライティングレールに変更し、展示の際にスポットライトとして使用できる仕様に変更しました。
大きな棚は展示スペースとして活用しますが、利用者の方の使用感をフィードバック頂きながら方法は柔軟に検討したいと考えています。
こちらも構造は変更せず、床下の修繕と畳の張り替えを行いました。
奥の【和室②】は、絨毯を撤去し畳の間としたことで、空間に繋がりができました。
また、突き当たりの台所を大きく改修したため、以前よりも光が差し込み明るい印象になりました。
次は、倉庫だった土間スペースです。
この場所は修繕はなく、様々な用途で使いやすいよう壁面の色を白にしました。
学生さんのDIYにより仕上げていただきました。 【和室③】は、当初はご使用いただけるスペースとして整備をする予定でしましたが、当面は納戸として使用することとなったため、修繕はせず元の状態のままとなっています。
今後、活用方法が変更となった際に改修したいと考えています。
最後に、台所です。
ここは、天井や出窓が朽ちて落ちそうになっており、痛みがひどく大きな改修が必要であったため、増築した箇所を撤去しキッチンを新設しました。ここの内装も学生さんの手によるDIYです。
また、半外に残っていた昔のかまどや水場も使用が難しい状態だったため撤去をしています。
これにより庭のスペースが広くなったので、そこも少しずつ整備して使っていけたらと考えています。
長くなりましたが、以上が一階のご紹介となります。
写真だけでは、伝えきれないニュアンスもありますが、
今後は活用の報告でも雰囲気も伝えていけたらと思っております。
どうぞよろしくお願いします。
松千代館再生の会
鈴木