ブッダが生まれたのは「4月8日花祭り」と日本で知られていますが、スリランカやタイ、ネパールなど上座仏教では、「5月の満月に生まれた」と伝えられています。悟りを開いたのも5月の満月、亡くなったもの5月の満月とされ、上座仏教の私たちにとって5月の満月は特別なんです。スリランカでは、「ウェザック祭り」として国を挙げて仏教を称えます。今月の満月は、5月16日。スリランカでは通常の満月休みに1日プラスされ、今年は15日、16日が休日となり、ウェザックを祝います。
ウェザックでは、(スリランカ独自の形と言われている)提灯を軒下に飾り、夜、火を灯します。街灯が少ない(ほとんどない、全くない)この辺りでは、「こんなところにも家があるのね」「大きな提灯、お父さん、頑張ったわね~」などと話しながら村を巡ります(本当はお寺へ行きます)。最近は電飾が多くなり、コロンボなどの都心は、さながら日本のクリスマスのイルミネーションのようです。
ユニカル幼稚園では、今晩18:30に集まり、各家庭で作ってきた提灯を園庭に 飾ります。コロナ以後、初めての親子一緒のイベントです。私も、先生たちも張り切っています。
■今晩のドレスコードは?
お寺関係の行事は、日本では「黒」を着ますが、さて、スリランカでは何色をき着るでしょうか? 私も、久しぶりにこの色のサリーにアイロンをかけました。正解は、次の活動報告で。
■コロナは終息?!
スリランカでは、オミクロン株が広がることもなく、3月からはマスク着用だけでほぼ通常になってきています。昨日の新規感染者は23人!(私も驚いてしまいます)。スリランカへの入国も、ワクチン接種の証明書を提出するだけで、空港でのPCR検査もなく、行動制限もありません。スリランカへの渡航も、そろそろご検討くださいませ。
■一難去って、また一難!
スリランカの経済破綻、政治破綻が最悪です。物価は3倍に高騰、反政府デモで死傷者がでたり、バスが燃やされたり。それで緊急事態宣言や外出禁止令が出されたりと、日常生活が送れないレベルです。大統領以外は辞職し、やや落ち着いた感はありますが、肝心の大統領が居座っているので、ウェザック後にまた燻りそうな気配です。