近江八幡市内にあるヴオーリズ建築巡りは、20件の紹介で終了しました。ヴォーリズ建築は韓国・台湾を含めて全国に1500件程ありましたが、現存するのは約150件程と言われています。その中でヴォーリズさんと滿喜子夫人が約60年間を過ごされた近江八幡市内にこれだけの建物が遺されており、嬉しく思います。 今回からは各建物のディテールを順次紹介致します。第一回はツッカーハウスの階段と病室の照明器具です。
NO20:旧近江八幡警察署 伝統的建造物群保存地区の近江商人屋敷群の角地にある建物で、現在は市立資料館 として使われています。 建物の内部改修時にヴォーリズが関わった様ですが、その時期は不明です。
NO18:日本基督教団近江金田教会 昭和25年(1950年築) 近江八幡駅前近くにあるプロテスタント教会・登録有形文化財指定 赤い屋根瓦と白のスタッコ仕上げ壁がヴォーリズ建築の特徴の一つ 築年からするとヴォーリズが直接関わったのではなく、ヴォーリズ建築事務所作品
NO17:旧忠田邸 昭和12年(1937年築) 八幡神社境内にある、バウムクーヘンで有名たねやグループの《クラブハリエ》 日牟禮カフェの特別室となっている。シャレた喫茶ルームと花々が咲く庭園を 眺めて紅茶を味わえる。
NO16:旧伊庭家住宅 安土にある大正2年(1912年築)住友中興の祖と仰がれる伊庭貞剛が息子 伊庭慎吉の為にヴォーリズに設計を依頼した住宅で、ハーフティンバー方式 が特徴となっている。屋根瓦は東京駅舎にも使われいる天然スレート瓦葺き。 京都アニメーションの作品《中2病でも恋がしたい!》にも登場した。誤記訂正:NO15の村岡邸(旧村瀬邸)は(旧岩瀬邸)の間違いです。