▼はじめにご挨拶
はじめまして、アウトドアヨガ祭実行委員会の珠数孝(写真:右)と申します。
アウトドアヨガ祭りは関西のヨガインストラクターとヨガ愛好家が中心となって企画運営している非営利型のヨガイベントです。
東日本大震災のあった2011年にスタートしました。当時は日本中が自然災害に関する多くの議論や見直しがあり、沢山の屋外イベントが中止となりました。アウトドアヨガ祭りでは自然に畏敬の念を忘れず、自然の恩恵に感謝することを大切にするヨガイベントとして開催することにしました。
今年で6年となりますが、全てのプログラムを屋外で実施することにこだわり、雨天でも中止にせずこれまでも継続してきました。
もちろんプログラムの実施は天候に大きく左右されます。
ヨガのイメージである体操的なプログラムは一つもできないこともありました。
しかし、ヨガのもつ本来の意味「繋がり」「調和」を表現することを心がけ、一人でも多くの皆様に”屋外にでるきっかけ”や”屋外で過ごす喜び”となることを目指すことを心がけています。
アウトドアヨガ祭HP
https://www.outdoor-yoga-japan.com/
▼このプロジェクトで実現したいこと
『一切を受け入れ、だれも排除しないコミュニティーとしてのヨガイベントとしてより充実させていきたい』
イベント開始当初は、都会の真ん中で空や風を感じることに感動し、当たり前のこととは知りながらも忘れていた日常の幸せとヨガの気持ち良さを広めたいと思っていました。
年を重ねるにつれ、車いすユーザーや小さなお子様づれの方、あるいは人とコミュニケーションを取るのが苦手な方の来場が増えてきました。
私たちは、こうした皆さまから教わりました。
アウトドアヨガ祭りが”だれにとっても安心で、誰もが尊重され、だれもがリラックスして過ごせる場所”になってきているということを少しづつ実感し始めました。
遠方へのお出かけが叶わない家庭の事情も、
身体的な制限で体を動かすイベントに参加できない事情も、
他人とのコミュニケーションが苦手で自然に微笑めない事情も、
一切を受け止め、だれも排除しないコミュニティーとしてのヨガイベントとしてより充実させていきたいと思っています。
▼プロジェクトをやろうと思った理由
ヨガが好きな方も、まだヨガを知らない方も、アウトドアでの心の広がりや嬉しさ、感動を味わうことの日常の幸せを広げるためにイベントを継続してきたいと思っています。
イベントを運営するための資金の中心は、有料のヨガプログラムと、併設するマーケットゾーンの出展料、そして協賛金です。このうち、一番大きなのは、当日の有料ヨガプログラムの売上です。
しかし、この一番大きなウェイトを占める収入は天候に大きな影響を受けてしまいます。
これから先も、このイベントが多くの方の生活の一助となり、大阪の街と住む方に役に立つイベントとして継続していくためには、安定した資金調達が必要となります。
実行委員をはじめ、当日スタッフもボランティアであり、皆様の喜びを支えることを楽しみにしているのですが、資金の安定にはこのイベント趣旨をご理解いただく一人でも多くの皆さまの支えを頂くことができないかと検討しました。
▼これまでの活動
2011年にスタートしたアウトドアヨガ祭は、今年で7回目を迎えます。
ヨガ参加者数は初年度300名に始まり、500名、1000名、1500名と年々増加してきています。
親子ヨガ、ハンディキャップヨガクラスなど完全無料化しているヨガクラスもあります。
基本は1クラス1000円の有料プログラムを2日間で40クラスを開催しているイベントとなります。
また、当日イベントだけではなく、2017年からは『サポータズ』という登録型の組織を作りました。
自分と他人の喜びを繋げていくことを目指した勉強会を定期開催し、
●車いす介助講習
●バリアフル体験(障がい体験) 視覚、身体
●救命救急講習(AED講習)
などを開催してきました。イベントがあることで、社会への理解がふかまればと活動を継続しています。
▼資金の使い道
皆さまから頂戴いたしました資金は、以下へ活用させていただきます。
1.イベント音響機器費用
2.安全対策(警備費用、場内の誘導サイン)
3.プログラムなどの印刷費用
▼リターンについて
5000円のご支援を頂きました方へは、アウトドアヨガ祭り記念Tシャツを進呈いたします。
▼最後に
今、世界中でヨガが流行しています。国連では『ヨガの日』が制定され、世界中でヨガの恩恵を再確認され始めています。
日本におけるヨガはどうでしょう?
私たちアウトドアヨガ祭は、身体的なヨガ(柔軟性や困難に見える姿勢の維持)だけを目指すのではなく、だれもが「 生きやすくなる考え方 」としてのヨガを広めたいと思っています。
しかし、その大切な考え方に触れる前に、いかにヨガが楽しいものであるか、いかに嬉しいものであるかを見ていただく場をつくろうと考えました。
室内で行われているヨガのクラスはもちろん大切なものですしこれからも利用者が増えていくことを願っています。
そのきっかけとして、アウトドアヨガ祭りは「ヨガを見てもらう」場でもあると思っています。
誰も排除しない、されない、平和で、穏やかなヨガイベントを是非応援いただけますようお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見るアウトドアヨガ祭は台風と共に開催され終了しました
2017/10/31 16:50 超大型で強い勢力を保ったまま台風21号「ラン」はアウトドアヨガ祭を駆け抜けました。 アウトドアヨガ祭始まって以来の台風直撃というイベントとなりました。 これまでも 直前まで台風が近寄ってきたり、大雨予報となっていたことがありますが、当日になると何故か雨は上がってしまったり、そのおかげで虹がでてみんなで感動したりと、雨も味方にできてきたイベントでした。 しかし今年は豪雨予報そのままに当日を迎えることになりました。 多くのアウトドアイベントが中止を発表するなか、これまでの経験からくる淡い期待があり、中止判断を下せずにいました。 ヨガクラスの規模を縮小し、阪神高速道路の高架下というエリアに全出展者とヨガエリア、ステージを入れた、まさに「ヨガ村」というレイアウトになりました。 『超大型』の台風でアウトドアで行われるヨガイベントにひょっとしたら「だれも来ないのでは」という不安を抱えたまま、当日の設営が始まりました。 豪雨の早朝に笑顔で集まってくるボランティアスタッフをみて、「雨だって、風だって吹くのは当たり前。その環境でも笑っていられるよう、自らの足腰に気合を入れて、顔は笑い続けよう」と誓いました。 そして、朝8時のヨガクラスには沢山のお客様が来てくださいました。 「一年に一度、このヨガ祭りが楽しみで、今日も来ました」 「この祭りでしかヨガをしないから、ずっと楽しみにしてました」 なんて、お声をもらったもんですから嬉しくてうれしくてたまりませんでした。 そして今年は香港からのご参加。 インターネットで見て、どうしてもヨガ祭に参加したかったそうで、この祭りのために日本へ旅行しにこられたそうです。(ヨガのインストラクターでも、すごいポーズができるわけでもなく、「楽しそうなヨガだから」きて下さったようです) 嬉しくてうれしくて、溜まりませんでした。 もちろんできなかったこともあります。 「ハンディキャップヨガ」 誰にでも開かれたヨガイベントとしての代表的なクラスが「ハンディキャップヨガクラス」でした。今回も、知的障がいを持つ方もクラスの一部をインストラクションの担当になってくださる予定でした。 しかし台風で開催クラスを限定し、かつ安全面を考慮し「ハンディキャップヨガクラス」はキャンセルとすることにしました。 とても辛い決断でした。 もっと、できたことがあるんじゃないかと考えさせられました。 しかし、その他のクラスには、障がい手帳を持参しヨガを体験下さるかたも数名みられました。 そして2日目。 台風が直撃。近辺では既に警報がでていたり、避難勧告も。 大阪市内だけ、ここだけはまだ警報がでない。 中止にするかどうか、決めきれない。 準備は始まる。 お客様も来た。(あの横殴りの豪雨の中、傘をさして) ソトは豪雨 でもこの笑顔。 最後には、中之島公園の一部が冠水の危険があるとのことで、午前中をもってイベントを中止することになりました。 イベント撤収を12時に開始。12時過ぎに警報が発令。 14時には撤収完了。 だれも事故なく、怪我がなく、終えることができました。 今年のアウトドアヨガ祭は、みんなが一つのエリアを共有することで、自分たちの本来やろうとしてきたことに気づかされたイベントでした。 何千人を集めることが目的ではなく、 一人でも「ヨガを通して喜びと優しさに包まれて欲しい」という純粋な願いに正直になれた2日間でした。 クラウドファウンディングでご協賛くださったこのお心は、ソトとヒトを繋げ安全にイベント運営をするうえで必要な費用に活用させていただきました。 また、来年へ向けて、動き始めます。 今後ともよろしくお願いいたします。 もっと見る
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