何か困難にぶつかったときのパワーワード、それは…"大した事ない"です。あくまで私の場合ですけれども。事故に遭った事は、悪い事ばかりではない、最近そう思えるのです。あれに比べれば、大抵の事は"大した事ない"。そう思えるようになったからです。不思議な事に、そう思うと、自ずと解決策を模索するようになり、更に不思議な事に、それは必ずと言っていいほど見つかるのです。どうやら、行動するモチベーションに火を着けてくれるようですね。それでも、時々めげそうになる事もあります。そんな時は、病院で意識を取り戻した時の事を思い出すようにしています。身体を動かす事も出来ず、涎を垂らしながら、ただひたすら天井を見ているだけ…、まるで深海の底を漂っている様でした。それに比べれば、今は五体満足に動かす事が出来ます。その気になれば、何でも出来る、そんな気持ちが湧いて来るのです。あとは、心にスイッチを入れるだけでいいのです。ため息をつく前に"大した事ない"。途端に表情筋が上向きに動くのが分かります。目線も上向きになって来ます。そうして、私は今日も心の中で青空を見るのです。やっと動けるようになった時、病院の屋上から見た青空、それを心に焼き付けてあるのです。今日も"大した事ない"と呟きながら、様々な困難に立ち向かってまいります。引き続きのご支援、どうぞ宜しくお願い致します。
オペラ歌手 の付いた活動報告
私は自他共に認める"遅咲き"です。私は、それこそ声が熟すか熟さないかの時に声を失って、そのあと、声を再生していく過程で、今の発声メソッドにたどり着いて、それがやっと安定してきたのが、50歳を過ぎてからでした。ですので、声楽の世界では、相当な遅咲きと言えます。遅く咲いてしまうと、枯れてしまわない様に、維持するのが大変です。また、新鮮さには欠けてしまいますから、その分損しているようにも思えます。でも、それを補って余りある知見を蓄えることが出来ていたり、表現に必要な情緒も、より豊かになっていることがあるのです。更に、遅咲きの分だけ、素材だけはまだリソースが余っています。特に私はブランクがあるので、素材をそれ程酷使していません。61歳現在、声に少しのかすれも出ていないのです。あとは、出来るだけ長く、身体機能を有効に使えるように、日頃のメンテナンスを怠らないようにして行くつもりです。遅咲きにして"今が旬"。たくさんの方に楽しんでいただけますよう、祈っています。皆様のご支援をお待ちしております。どうぞ宜しくお願い致します。
クラウドファンディングも折り返し点にきました。たくさんの方にご支援をいただき、こころより感謝しております。有難うございます!このクラウドファンディングにより、今回のイヴェントのことをたくさんの方に知っていただくこともできました。初めてのことで、わからないことも多かったのですが、思い切って一歩ふみ出してよかったと思っています。今後のことをお話しいたしますね。クラウドファンディング終了後、生配信STUDIO LIVE・第11回リサイタルの前売り券の発売を開始いたします。価格はこのクラウドファンディングと同じですが、特典は付きません。このクラウドファンディングでご支援くださった方が、断然お得です!なお、クラウドファンディング終了後、特別価格での買い足しのみ受け付けますので、安心してご支援をお申し込みになってください。たとえば、生配信STUDIO LIVE+リターンセットのご支援をいただいていて、後からリサイタルの観覧を買い足しなさりたい場合などです。また、リターンのみの買い足しも、クラウドファンディング終了後にお受けいたしますので、お気軽にお申し付けください。さぁ、これから二週間、気を抜かずにまいります!どうか引き続きご支援賜りますよう、宜しくお願い致します!宜しければこちらもご覧ください。
筋トレをすると固くなる?そんな話を聞いたことがありませんか?私も、若いころにはそう信じ込んでいました。でも、事故で失った声を取り戻そうと努力するうち、それが間違いである事に気付いたのです。声というものは、肺から送り出された息が、閉じられた声帯に当たり、振動することで産み出されるものです。その、息を吐く声帯を閉じるこれらは、みんな筋肉の動作によって得られます。筋肉は鍛えなければ、いずれは弱くなり、やがては必要最低限の力すら出せなくなります。つまり、声帯から充分な振動を得られるだけの息の量、或いは、充分な振動が得られるだけの声帯の閉鎖力、それらが得られなくなるかもしれないのです。筋トレと言うのは、擬似的に筋肉に損傷を起こさせて、成長ホルモンを利用して、より太く修復させる事です。成長ホルモンは、年齢とともに少なくなりますが、筋トレによって、維持・増量することが可能です。声楽家が歌うと、この筋トレと同じような損傷が起こります。若いうちは成長ホルモンのおかげで、寝ているうちに修復されます。しかし、使う量がハンパないので、そのうち、通常の成長ホルモンの量では、修復しきれなくなってきます。そこで!成長ホルモンを増やすために、若いうちから、日常的に筋トレをしたほうが、修復が確実になるうえ、発達も見込めるのです。勿論、筋肉をつければ良いというものではなく、呼吸訓練等で、つけた筋肉に機能を持たせなければ意味がありません。私は、今でも原則的に週2〜3回、筋トレをしています。人に、生きた技術を教えるために、現役でいる間は、続けようと思っています。私の、文字通り"鍛えた声"を、たくさんの方に聴いていただきたいと思っています。みなさまのご支援を、お待ちしております。どうぞ宜しくお願い致します。