2021/09/13 22:44

いつも沢山のご支援と温かいご声援を頂き有り難う御座います。

達成率322%!
お気に入り登録115名!
新規ご支援頂いた皆様有り難う御座います!!
お気に入り初めましての皆様(有)縫夢ingのページにようこそ!
沢山あるクラウドファンディングの中から見ていただき有難う御座います。
ネクストゴールまでもう一歩。ご支援宜しくお願い致します!! 

まだまだ2週間以上あるのに、
「もうあと2週間かぁ」と寂しく感じている自分がいます。
沢山の皆さんのメッセージが嬉しくて、あと2週間もすると聞こえなくなるのか?
と思うと、もうその寂しさの方が先に立ってしまっています。
それだけこのクラウドファンディングで得た言葉には間違いなく勇気を頂きました。
あ。逆に言うと、欲張りますがもっと下さい!(笑)
できれば、このクラウドファンディングが終わってもよきご鞭撻を頂ける方々でいてほしいと本気で願っています。
今後とも宜しくお願い致します。

(有)縫夢ingの宝物

今日のお題は常々一度お見せ出来ないのですがお見せしたい物があり、
弊社の宝物であり、門外不出の物です。
これがあったおかげで、YOKIKOTOが立ち上がったと言っても過言ではありません。

とても重要な宝物。それは図面です。

何が一つ欠けてもできないのですが、高くても買い替える事が出来るものがある中で、
この図面が無くなってしまったら買う事はできません。
もちろん私達が生きている間は寸法があれば同じものはできるでしょう。
逆に言えば私達がいなくなったら、作るには困難でしかないと思います。
でもこの図面があるからこそ進化ができるのです。
長い年月のうちにお得意様の要望を微妙に書き換え、書き加え、下手をすると10回近く書き換えた物もあります。
正直最後には何が正解なのか迷う事もあるのですが(苦笑)
ですから、和装の図面って当たり前に普通にあるでしょ?それに当てはめたら…
では通用しない。と言っても過言ではありません。
お陰様で、一年を通じていくと、コロナ前は同じ時期に同じ仕事が入ってくるようになっていました。
同じ浴衣でもお得意先によっては寸法や仕立てが当然ながら違います。
中には、「普通の寸法で普通の仕立てにしてくれたらいいよ」と言われる方もおられるのですが、弊社にとって普通ってありません。
沢山のお付き合いがあり、沢山の仕様があり、沢山の好みがありますから普通って…何?となるのです。
これを把握しないと納めてもクレームになってしまいます。
その好みが書き込まれたものが図面だったりします。

クレームと言えば、
今はとても厚意にして下さるお得意先様。
出会った当初は好みがわからず何が駄目なのかわからず、関西のお得意様まで通って、あげくには言い争いまで…(苦笑)
でも、パワハラではなかったなと思えます。
お互い良い物を作ろうと真っ向勝負でしたし、その結果が今の良い関係になったのかなと思います。

パワハラと言えば、
もうここでは語れません。
また、お会いできる日があれば笑い話としてお話いたします(笑)

脱線してしまいました。すみません。
その図面も、ここで話をしたいと家内に相談したら、絶対出したくない図面もあるから慎重に書いてほしい。と言われました。
やはり、以前の図面は完成度が低い物もあり、恥だ。とも。
見せれないのですからそこまで言わなくてもいい物なのですが、やはりそこは縫製工場としてのこだわりがあるのです。
つまり、今の図面と見比べると明らかに見劣るものがあります。

例えば。今回出しているおうち浴衣。
これは、基本的にガーゼネマキや旅館浴衣に近い物です。
図面もそこそこ数あります。
このままこの図面を使えばいいんです。実際世の中の旅館浴衣はそうなっているので。
様々な事情があり、これはこれで進化してきた物です。
でもそれじゃ良い物にならない。
そのままだと胸元も裾もはだけやすいものなんです。
図面から新たに書き換えて仕様も旅館浴衣よりお涼み浴衣に近く…なんて私の中にある案を書き起こしたものになります。
だから羽織るだけで落ち着きよく、はだけにくい物になるんですよね。
そのくらい出来上がりを左右する物なんです。

この図面。どんな会社の方にもお渡ししない物です。
会社に取りに行くとまで言われた事がありますが、今から焼きます。来られてもありません。と言ったこともあります。
そのくらい厳重に大事にしている図面。
写真にある冊子に図面を入れていますが、 これが40冊近くになりました。
長い間に培ってきた大事な大事な弊社の財産です。
中には個人様の物もあります。
いつお話をいただいても同じものができるように。大事にさせて頂いています。

縫製工場だから縫製だけ。ではないんです。
針でもハサミでもなく、まず鉛筆と計算機を持つのが縫製の最初というのも想像がしにくい部分かもしれませんね。

くれぐれも、お宝のお話なのでご内密に。

沢山和装を愉しんでいただける日がきましたら、
弊社がすぐ後ろでバックアップさせていただけたらと思います。

残り17日!(ぎりぎりの更新ですみません)頑張ります!!
シェアのご協力とご支持・ご声援を宜しくお願い致します。

追記:本日の話。
   とある、ふるさと納税に協力して浴衣の縫製を担当させて頂いているのですが、 
   その市役所の担当まで1本の電話があったそうです。
   「こないだそちらのふるさと納税で買った浴衣、めちゃくちゃいい仕立てしてるな」
   とお褒めの言葉を頂いたそうです。
   どうしても、お言葉を頂くとなると何かやってしまったかなと思うのですが、
   お褒めの言葉と聞き一安心。心がほっこりさせていただきました。
   していることが間違いじゃないのかなと。一歩前進できた有難いお言葉でした。