中村舎は2021年6月にコワーキングスペースとして始まっています。
しかし、実際に人が利用してもらえる環境に整えるには、十分とはいえませんでした。
家の家財はほぼそのまま、80年くらい経った畳は朽ち果て、家財の処分や畳の処分も自分たちでしなければいけません。
しかし、中村舎を応援してくれる方や地域の方のご協力で徐々にですが、「家」として使える環境になってきました。
地元の畳屋さんからは昔の畳を譲ってもらい、畳の入れ替えはみんなで作業し、入れ替えました。自分たちの手で整理するのは手間がかかりますが、昔の囲炉裏やシロアリの状態も確認できたので、悪いことばかりでもありません。
使えない状態、または見た目に印象がよくないもの、今風のプラスチックの家具や照明も処分し、できる限り、昔ながらの生活に近いものに整えようとしています。
庭も周りも手入れがされておらず、雑草で覆われていましたが、地元のおじちゃんが草刈りできれいにし、ミニユンボで大きな石を撤去もしてくれました。
裏庭も徐々に畑として使えるようにみんなで耕しました。
中村舎は多くの人の手で支えられ、維持されています。
文章:城裕介