ついにこの日がやってきました。諫早市の民家でドッグトレーニングをされているSさんが葛城さんの犬達に会いにきてくださったのです。じっくりと犬達の様子を観察し、記録をとり、飼い主としての葛城さんに寄り添った会話をされ、葛城さんもすっかり心を開かれた様子でした。一つチームが気づいたのは、犬達が以前より吠えなくなっていることです。これは、葛城さん以外の人間に徐々に慣れてきていると受け取ってもいいのかもしれません。そもそも、葛城さんに慣れている、ということは、人間に慣れる可能性があるという風にも考えることができます。Sさんも、「何匹か人慣れできそうな子達がいる」とおっしゃっていました。「焦らずゆっくり人慣れさせていきましょう。」と。Sさんは今後もお時間のある時にできる限りお手伝いをしていただけるということでした。お忙しい中、はるばる犬達に会いにきてくださってどうもありがとうございました!また次回をおまちしております。 * * * * *ご支援の輪は勢いを増しております。以前ドッグフードをくださったY様からなんと最新式の壁掛け扇風機3台と、トッピング用の山のような缶詰をいただきました。さらにY様のお友達のN様からもありがたいドッグフードが届きました。皆様、本当にどうもありがとうございました! * * * * *犬達の今後について取り組まなければいけない課題が日々、増えてきています。目指す頂は高く、到達するにはかなり険しい道のりです。本当に可能なのか?とチームで悩むこともあります。クラファン以前、私たちは犬の保護活動に関わったことはなく、ただ、友人である葛城さんの苦境を救うためにクラファンを立ち上げました。つまり、まったくの保護活動初心者でした。犬達を救いたいという思いは強くあれど、犬に関する知識が浅かったため、危なっかしく見える部分もあるかと思います。犬を深く知り、深く愛するご支援者の皆様から、ご心配の声や、お叱りの声をたくさんいただいております。大変にありがたいです。迷いが生じた時に、次に進むべき道を示していただき、本当にどうもありがとうございます。歩みは遅くとも少しずつでも確実に前進していきますので、どうか引き続きのご声援をどうぞよろしくお願いいたします。2021年9月5日Team Katsuragi
シェルター の付いた活動報告
9月に始まる去勢避妊手術のために、このところ葛城さんは山に行くたびに犬を捕まえるようにしています。山の犬は全くの野生犬と化していますので、葛城さんを味方と認識こそすれ、近づいてはきません。最近では葛城さんの手から餌を食べるまでになったものの、それ以上は近寄らせません。ですので1回につき1匹連れて帰るのがやっとのようです。それでも山から連れて帰った子たちは合計3匹になりました。3匹のうち1匹に重度の皮膚病が見つかったため、病院で3泊し、今日退院しました。なぜこのタイミングで山の犬を家に連れてくるのかというと、去勢手術後、家で安静にさせるために、まずは家という別環境に慣れてほしいからだそうです。ところで山にはヒッピーという雌犬がいるのですが、この雌犬がかなりエッジが効いたキャラクターのようです。近寄らせない。触らせない。心を許さない。彼女に避妊手術を行わない限りは「これ以上犬を増やさない」という目的を果たすのが難しいのだということにチームは気づいてしまいました。最初から全てうまく行くはずがないことはわかっていましたが、やはり、乗り越えるべき山がいろいろありますね。ご支援者の皆さま、何かいいアイデアがあればご助言くださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。 * * * * * * * * * * * *一方、日曜日にはまたもや嬉しい出来事がありました。佐世保在住のFさんがご夫婦で葛城家の犬たちを訪ねに来てくださったのです。葛城さん以外の人間が家に来るというのは、犬たちにとっては大事件です。てんやわんやの大騒ぎ!家中の犬たちが一斉にほえたている中で、葛城さんはまずは犬たちを紹介して、一同は老犬クライ(16歳)の所に向かいました。旦那さんはクライを長い間撫でてくださったのだとか。犬たちの未来のために大きな一歩をくださったFさんご夫婦に心より感謝いたします。葛城さん以外の人間を警戒する犬たちから、人間に慣れている犬へ。そしていつか、特別な1匹として家族に迎えられる犬へ———道のりは遠いかもしれませんが、諦めずに少しずつでもそのゴールに近づけていけたら。2020年8月31日TeamKatsuragiドッグフードのご支援⇧ Fさん、どうもありがとうございました!