9月に始まる去勢避妊手術のために、このところ葛城さんは山に行くたびに犬を捕まえるようにしています。山の犬は全くの野生犬と化していますので、葛城さんを味方と認識こそすれ、近づいてはきません。最近では葛城さんの手から餌を食べるまでになったものの、それ以上は近寄らせません。ですので1回につき1匹連れて帰るのがやっとのようです。それでも山から連れて帰った子たちは合計3匹になりました。3匹のうち1匹に重度の皮膚病が見つかったため、病院で3泊し、今日退院しました。なぜこのタイミングで山の犬を家に連れてくるのかというと、去勢手術後、家で安静にさせるために、まずは家という別環境に慣れてほしいからだそうです。ところで山にはヒッピーという雌犬がいるのですが、この雌犬がかなりエッジが効いたキャラクターのようです。近寄らせない。触らせない。心を許さない。彼女に避妊手術を行わない限りは「これ以上犬を増やさない」という目的を果たすのが難しいのだということにチームは気づいてしまいました。最初から全てうまく行くはずがないことはわかっていましたが、やはり、乗り越えるべき山がいろいろありますね。ご支援者の皆さま、何かいいアイデアがあればご助言くださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。 * * * * * * * * * * * *一方、日曜日にはまたもや嬉しい出来事がありました。佐世保在住のFさんがご夫婦で葛城家の犬たちを訪ねに来てくださったのです。葛城さん以外の人間が家に来るというのは、犬たちにとっては大事件です。てんやわんやの大騒ぎ!家中の犬たちが一斉にほえたている中で、葛城さんはまずは犬たちを紹介して、一同は老犬クライ(16歳)の所に向かいました。旦那さんはクライを長い間撫でてくださったのだとか。犬たちの未来のために大きな一歩をくださったFさんご夫婦に心より感謝いたします。葛城さん以外の人間を警戒する犬たちから、人間に慣れている犬へ。そしていつか、特別な1匹として家族に迎えられる犬へ———道のりは遠いかもしれませんが、諦めずに少しずつでもそのゴールに近づけていけたら。2020年8月31日TeamKatsuragiドッグフードのご支援⇧ Fさん、どうもありがとうございました!