●はじめに
こんばんは!プロジェクトリーダーの中村です。のこり30時間をきりました。支援者数も150名を超え、支援額も160万円を超える金額となっています。目標金額にはまだまだではありますが、皆さまの応援・ご支援のおかげで、大きな結果につながっています。本当にありがとうございます。もうあと1日です!引き続き、最後の最後まで応援よろしくお願いします!
●八女すだれを知ってもらうために
広報担当になった3~4年前、まだまだ八女すだれという名前が認知させていませんでした。福岡県の伝統工芸品であり、八女地域の特産品であるのに、地域の人にもなかなか浸透していなかったように思います。まずは知ってもらうきっかけづくりとして「八女すだれのある風景キャンペーン」というものを企画しました。八女福島の白壁の町並みに八女すだれを夏季限定で無償レンタルするというものです。
白壁の町並みにあるお店や施設に八女すだれを掛けて、すだれのある風景を拡げていきました。すだれの景色は拡げられたものの、いまいち手応えが感じられず、キャンペーンは数年後に終わりを迎えました。何か残念な気持ちをずっと胸の中に抱えて過ごしていました。
●八女すだれを知ってもらうきっかけとなったヤメコン
八女すだれを知ってもらう大きなきっかけとなったのはヤメコンという地域おこしのイベントでした。ヤメコンは地域でやりたいことを発表するプレゼンターの案に対して、参加者が実現につながるアイデアを一緒に考えるというイベントです。ひょんなことから、プレゼンターになる機会をいただきました。そこで、思い出したのが「八女すだれのある風景キャンペーン」でした。ここでプレゼンしたのは「すだれを新たなコミュニケーションツールとして使えるレンタルの仕掛けを考えてほしい!」というものでした。
それから参加者の方々から、八女すだれを使用したアイデアを100案以上出していただきました。参加者の方からも直々にレンタルの依頼があり、色んな場面で八女すだれを使っていただきました。簡単にご紹介します。
●「不登校は不幸じゃない」佐賀県基山町
こちらのイベントは、不登校で悩む当事者の方を対象にしたイベントで、主催者の方は、参加者が安心できる空間にしてほしい!との依頼でした。そこで、すだれの透け感を活かした空間づくりを提案させていただきました。
「外からは中が見えず、中からを外の景色が見える」空間です。プライバシーに配慮しつつ、中に入ればリラックスできる開放的な空間をつくったのです。主催者の方は大変喜んでいただきました!八女すだれの聖域を守るという概念をうまく表現する使用例が生まれました。
●すだれでキャンプ「大人の修学旅行」
川の中に竹で柱を組んですだれテントをつくりました。大人が子どものようにはしゃぎながら、真夏にピッタリの涼み処をつくり、すだれの清涼感を、楽しみました。
●天空の茶屋敷 いやしの森
奥八女のゲストハウス天空の茶屋敷で和ろうそくとのコラボイベントを行い、伝統工芸の魅力といやしの空間を演出しました。
●すだれ越しに内面を探り合う「すだれ越し婚活」
八女すだれを世の中に浸透させるきっかけとなったのがすだれ越し婚活でした。薄暗がりの中、姿かたちがぼんやりとしか見えない空間で、すだれ越しに男女が向かい合い、声と雰囲気だけでお互いの内面を探り合う婚活イベントです。これがユニークな婚活イベントだということでメディアでも大きく取り上げられました。
過去4回開催したすだれ越し婚活では、毎回1組以上のカップルが成立する縁結びのイベントとして巷では話題となっています。このカップルの中には実際に結婚に至った方もいるんです!八女すだれには縁結びの力あるのかもしれません。
●八女すだれがつないだご縁
このように八女すだれを通じたイベントを行ったおかげで、八女福島で活動される方々の出会いが多く生まれました。学生インターン「八女のいいとこまもり隊」のメンバーと、このプロジェクトができるのも、そんなご縁があったからです。店舗ができてからも、そんなご縁を拡げていく空間にします!新たな出会いが生まれ、新たな展開を生み出す空間にしていきますので、最後の最後まで応援・ご支援をよろしくお願いします。
プロジェクトリーダー 中村 昌史