9.11への準備は着実に進んでおります。
さて、本日は司会の方が決まりましたのでお知らせさせてください。
小林詩織(こばやししおり)さん
プロフィール
立教大学を卒業後、立教大学大学院に進学。文学研究科史学専攻にて、帝政ローマ期の法廷弁論のパピルスを解読した。現在、都内私立中学・高等学校に社会科専任として勤務する傍ら、イラストレーターばしこ。としても活動中。世界30カ国の旅行絵日記を描き、そこに生きるヒトやモノをテーマに、各国や国内の地域の魅力を発信している。
【ホームページ】
https://bashiko3.jimdofree.com
詩織さんから
メッセージもいただきました。
震災は、私が大学卒業時に起こりました。何度か足を運んだ各地の記憶が、今でも鮮明に蘇ってきます。例えば気仙沼大島では震災当時、プールに溜めた水を飲みながら避難先の体育館で生活することを強いられました。そんな状況下で、子供たちは静かにトランプをして、大人に迷惑をかけることなく明日がくることをただひたすら待ち、自分たちで懸命に日常を作りだしていたそうです。また陸前高田の老舗商店の社長は、「経営とは、皆で生きること」であるから、どんなに赤字を抱えても、廃業に追い込まそうになっても、誰一人解雇することなく会社を存続させたといいます。周りは「アホな社長」と呼びますが、「最高の褒め言葉だ」と返します。災害大国の日本、いつどこで私たちは大切なものや愛する人を失うか分かりません。私がもし3.11が起こった当時に、先ほどの子供たちや社長さんだったら、同じ行動をとれたかと言われるととても自信がありません。だからこそ、生きることをやめなかった東北の方達、中でも自分が主語となるのではなく、誰かと共に、誰かの為に生きようとしていた方達のことを覚えていようと思うのです。そしてその気持ちを、このようなイベントを通して風化させることなく思い出し、伝えることが、私にできる小さなバトンだと思うのです。
もちろん募金やボランティアも大切な一助ですが、このような一人ひとりにできる小さなことを積み重ねていくことは、やがて大きな波紋となって広がっていくのだと、そう信じていきたいと思っています。
引き続き9.11公演に迎えて色々報告させていただきます。
※会場での観覧を希望された方で、オンラインに切り替えたい方は、必ず、担当近藤まで連絡をよろしくお願いします。
オンラインへの変更受付/担当近藤
<Mail>anohikaraumaretamono@gmail.com
<TEL>070-6522-9256
引き続きご支援よろしくお願いします。